3月14日 日曜日 インテリアの街、目黒にて。


 インテリアの街、目黒にいってみた。どういうわけだか、目黒には家具屋さんとかインテリアショップとかがたくさんあって、そういうのが好きな人にとっては、いわばメッカともいうべき土地なのである。小さな店がたくさん並んでいるので、こまめに覗くには店を入ったり出たりしなければいけない。自転車で行った僕は、いちいち鍵をかけるのが面倒なくらいたくさんの店があった。広い部屋に引っ越した僕の、可及的すみやかに手配すべくは、できるけ大きな本棚と、テレビ台にできるようなしゃれた棚であったが、あいにく目黒では安価でいい感じのそれらは見つからなかった。いいものはあるのだけど相場がちょっと高め。そもそも家具ってのは高いものだからね。僕なんかは無印良品やフランフランで我慢しなさいということだろう。結局のところ、目黒通りでめぼしく目に付いたのは中華饅専門店とハム専門店であった。こういうところでひっそりと店を出している食べ物やさんって、ちょっとしずる。実際、ここの中華饅は350円ほどしたけれど、ものすごくうまかった。

 家具も見つからなかったことだし、通りがかりついでに目黒に住んでいる会社の同期の松本氏に電話をすると、自宅にいるようだったので、お宅へお邪魔をして、昼からウイスキーを飲みながらお話をした。一時間くらいすると松本氏は「足に合わなくってさ」っていいながら、かっちょいい茶色の靴を出してきた。バーゲンで買ったものの、サイズが合わなくて往生しているらしかった。僕が履いてみるとぴったりだったので、松本氏はその靴を僕にくれた。茶色い靴が欲しかった僕は、喜んでそれをもらって自転車で家の方へ向かった。今日も自転車で移動をしているのだけど、自転車で移動すると、遠いと思っていたところが案外近くって、嬉しくなる。徒歩と電車で30分くらいかかっていたところが、案外15分くらいでついたりするのである。今日も、自転車で訪れた目黒で、ぶらぶらとウインドーショッピングと友人宅訪問で平和に一日は過ぎたのだった。

そもそもレインボーブリッジを渡ってお台場に行こうとしたら、自転車じゃ渡れないっていわれたもんで目黒に行ったんだよね。

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