040228　明太子のある生活

　結構忙しいのでキャンセルしようとしていた英会話教室をキャンセルし忘れた。しょうがなく行ったら、1ヶ月くらい前のレッスンで授業を受けたジェイムスが今日の担当。彼はアメリカで、僕でも知っているような一流大学を卒業後、ビジネスコンサルタントとして働いていたという超やり手ビジネスマンだったが、学生から社会人になるまで忙しい日々ばかりを送ってきたので、一度仕事を辞めて違うことをしようと、日本に渡ってきて、現在は英会話教師として生計を立てているそうだ。そんなプロフィールを知らない話はじめから、彼のコミュニケーション能力というか、頭の良さ、感じの良さ、そういうものを感じていて、大変好感を持っていたので、ちょっと消極的に足を運んだ英会話レッスンもモチベーションがあがった。結局2時間のレッスン中、テキストを使った講義は5分ほどで、そのほかはラーメン屋の話とか、余暇の話とか、僕の英語力でまかなえるレベルの会話をしつづけた。連絡先を聞けたので、今後も連絡をとって一緒に遊びに行けたらいいなぁなんて考えている。

　講義が終わり、家には婚約者が待っているので、帰宅前に連絡をとったら、ご飯が炊けて、みそ汁もあるとのこと。帰りしな、自転車で銀座から築地へ行って、明太子を買って帰った。博多出身の僕としては、実家に住んでいたときに常備されていた明太子が、東京では手ごろな価格で手に入らないのが悩みの種であった。明太子は、卵を包んでいる皮が破けていると価値が落ちる。福岡では、そういう皮が破けているものが廉価版として、スーパーに並んでいるもんだが東京ではそうはいかない。自転車を手に入れたことだし、帰り道の築地によってみると、手ごろな価格でいい明太子を見つけることが出来た。僕は家に戻って、じゃがいもの味噌汁と、明太子で質素に昼食を済ませた。学生時代は明太子と白い御飯があれば食っていけた。その頃を思い出した。

　夕方からは表参道へウエディングドレスを探しに出かけた。今日も決定には至らなかった。一生に一度の買い物なので、存分に悩みぬいていただきたい。最近、婚約者とちょっとした喧嘩をして、僕が悪かったのでお気に入りのイタリア料理屋「テイスト!シャイー」で御飯を食べさせて、婚約者の機嫌をとった。だいぶ機嫌は直ったようである。よかった。