1月24日 土曜日 ニイハオ中国人


 久々に英語と中国語のダブルヘッダーだったが、どちらもブランクがあってかなり脳みそにこたえた。違う国の言葉のみで過ごした土曜日の朝。

 今日の英語の教師は、片腕のオーストラリア人で、ちょっとシャイな好青年だった。教室に入ってくるなり差し出される左手の握手は、右腕のない彼の名刺代わりなのだろう。日本に4年間住んでいるといっていたが、彼の日本観は話してみるとあまり奥深くはなかった。英語の授業を終えて、中国語の学校へ移動する。中国語の講義は、テレビ電話を使った、いわゆる「駅前留学」というやつで、関西にいる中国人とテレビモニターを通じて行うものだ。授業の時間になると、講師が画面に「ぽんっ」と登場するのだけど、この瞬間にその後40分の講義のモチベーションを左右する。かわいい中国人の女の子が現れた日には、俄然張り切ったりするわけだ。しかしながら一時間目は、愛想のない中国人男性だった。こちらがわからないところも汲み取らない、気の効かない講師で、なかなかストレスフルだった。がっかりした後、神は我に微笑んだか、二時間目に現れた中国人女性は、若く、やさしく、賢く、美しかった。NOVAの中国語講師は、男性と女性でかなりのレベル差がある。女性はたいてい丁寧に、やさしく、賢く教えてくれる。男性はというと、字は下手だし、コミュニケーションは一方的だし、あまり良い人に出会ったことがない。「ぽんっ」と登場する講師で、40分の学習の質が大きく変わってしまうNOVA。今日は1勝1敗だった。

 その後、週明けのプレゼンテーション準備のため、会社に出た。休日出勤は気が滅入る。さっさと切り上げた後は、結婚式場に見積を取りに行く。だいたいの予算スケールが見えてきた。結婚式ってお金かかるんだねぇ…。僕の担当者は、見積書は間違いだらけだし、プランのことはイマイチ把握しきれていないし、かなりドジなおじさんだけど、一生懸命やってくれているし、悪人ではないので気に入っている。彼の名前は今井という。明日はブライダルフェアがあるっていうので、どうぞおいで下さいと今井は僕に言った。この日は、こんな感じで、必要なことに追われて終わった。親友の山下氏を部屋に呼んで、結婚の報告をした。彼といつも通り、熱い男と男の話をした。山下氏は、麻雀に秘められた人生の真理みたいなことを僕に教えてくれた。僕にはよく分からなかったが、山下氏は麻雀を通じて目指す道があるのだそうだ。興味深い話だった。

麻雀に秘められた真理を説く山下氏。

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