足と背中は、砂と塩でべたべただった。
それから、あまりにも暑い。
波に足を踏み入れると、心地よいやわらかな水の感触が体にいきわたるようだった。
そのまま波にもまれていく。
砂がはらはらと海に返っていくのが見えた。
気持ちがよかった。
きっと、またここから上がれば塩水でべたべたするのだろうけど。
「誰かいませんかーーーーーー」
そう叫んだ。
やまびこさえ返ってこない。
…ここは海だから、仕方ないのだろうけれど
「あのーーーーーー」
びっくりした。
ばっと振り替えると、大きな影に覆われる。
「ああ良かった」
そう言ってほっと胸をなでおろすそのひと。
それが、出逢いだった。
----続く----
訳わからない展開でほんとすいません(笑)