総司の担当するクラスは隣だったらしい。
慌てて駆けていったその先を確かめると、自分はその向こうのクラスの前にたちはだかった。
そのまま躊躇せずに教室へ押し入る。
そして、ざわつく人々の顔をさっと見ると、にこりと笑ってみせた。
慣れたものである。
「今日からお世話になります、神谷セイと言います」
それだけ言うと、先生の方へ向いた。
あまりにもはきはきとしすぎる少女の行動に目を丸くしている担任に席を確かめると、そこに座った。
隣から、
「先生アイスついてますよ〜!!!」
といった笑い声と、まぬけな声を出す、あの人の声が聞こえると、セイはゆっくり、目を閉じた。
—————————————をーーーーーーーーーーーーーーー
———————————————————————見てーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
——————ほらあのーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
———————————————————————————何——ーーえます?ーーーーーーーーーーーーーーーー
——————————————海ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
----続く----
海にいきたいですーーーーーー…