修道院に引き返した一行は、指輪を見せ中に入る。
奥で会話が聞こえる
「相変わらずだな、いくらお前でもこれ以上のことは許されんぞ」
「はいはい、了解してますよお兄様、俺の顔に泥を塗るな・・・と仰りたいんで?」
「くっ・・・貴様!俺を兄と呼ぶな!いいか、しばらく貴様は謹慎だ」
マルチェロとククールである・・・兄弟?それにしては訳ありのようだ。
後に独りになったククールを発見する。
「ちょっとあんた!こんなもの返すわよ!!」
いきなりくってかかるゼシカ
「おや、お嬢さん達ちょうど良かった。ちょいと頼まれてくれないか?」
「なっ・・・」
「この修道院の院長様が部屋にこもったっきり出てこないんだよ、なんだか怪しいピエロも入ったままだし・・・でも俺は謹慎の身で身動きできない。あんたらちょいと見てきてくれないか?」
「なんであんたの言うことなんか・・・って、今なんて言った?怪しいピエロ?」
一行の顔色が変わる。
見逃さないククール
「ほほう、訳ありのようだな・・・ま、事情は良いさ。わかるだろ?あの禍々しい気が」
確かに何やらドス黒く感じるオーラのようなものが院長のいる部屋から漂ってくる。
ククールから教えられた急修道院跡地からモンスターを倒しながら目的地到着する。
そこにはすやすやと眠る院長がいただけである。
呆然とする一行は、マルチェロに賊と間違われ投獄されてしまう。
知らん振りをしていたはずのククールが牢屋の前に現れる
「すまなかったな、さ、こっちから逃げられるぜ」
どうやら余程信頼がないのか、これが一番手っ取り早かったらしい。
修道院を抜け出すと火の手が上がる。
「あれは・・・院長が危ない!院長っ!」
今までになく血相変えて飛び出すククール。
橋にかかる火にたじろぐ騎士団を尻目にドアを蹴破り飛び込む一行とククール。
そこには、今まで追いかけていたピエロの姿があった!