レオパルドを追って館に突入すると、まさに法皇を襲おうとするレオパルドと対面する。
「此処まで追ってきたか・・・しつこい奴らだ・・・まぁ良い・・・貴様等から・・・死ね!」
レオパルドとの決戦が始まった。
今回もククールのサポート、ゼシカの攻撃魔法と共にフリード、ヤンガスがレオパルドに挑む。
「貴様だけは許さねぇ・・・フリード!サポートは任せろ!それから俺にも一発殴らせろ!」
「アタシだって体中の血が沸騰寸前なんだからっ!全開でいくわよっ!」
「兄貴!一気にカタつけるでゲス!」
「ああ、手加減無用だ!行くぞ皆!!」
ククールがスクルトをかけた後、これでもかと矢を射掛ける。
ゼシカは魔法力を開放し、矢継ぎ早に強力魔法を連発する。
ヤンガスが渾身の力で斧を振り回す。
(今なら・・・今ならいけるかも知れん)
フリードが詠唱に入る
「天の雷よ その力を持ちて我に従え 大気を裂き 全てを無に帰すその閃光にて 我が敵を打ち滅ぼせ 来たれ猛き雷光!」
「とどめだ!喰らえ!ギガデイン!!」
凄まじい閃光と共に幾筋もの雷がレオパルドに向かう。
「あれが・・・ギガデイン・・・すごい・・・」
ゼシカが目を奪われている。
「ギャウゥゥゥゥゥゥン!」
レオパルドがついに倒れる。
「やったでゲス!」
レオパルドを倒したその時、法皇の間の扉が開き騎士団が雪崩れ込む。
「貴様らか、法皇を亡き者にせんと潜入した賊徒ども!」
マルチェロが入ってくる。
「連れて行け!」
全力を使い果たしたフリードたちは抵抗もむなしく連行されて行った。
残されたマルチェロは不適に笑う・・・
「あんな輩でも役に立つことがあったな・・・ん?なんだこの杖は」
杖を拾い上げ持ち去るマルチェロに黒い影が纏わりつく。
「我が新たな傀儡と化せ・・・我の復活にその身を捧げよ・・・最後の一人、あの法皇も我が手を下すまでも無く病にて後数日の命・・・さすれば我が復活の日も近い・・・」
「くっ・・・そうか・・・この杖が各地で起こっている殺戮の・・・だが・・・俺を甘く見るなっ!」
自分の持っていた短剣で杖を持つ手を切りつけるマルチェロ
「何だと!人間の身で我が呪縛に抗おうと言うのか・・・」
「ハァハァ・・・その力、我が野望に使わせてもらう・・・そうか、法皇は後数日の命か・・・思ったより早く事が運べそうだ・・・フフフ」