ドルマゲスが闇の遺跡に入ったとの情報を入手し、俄然勢いづく一行。
しかし、闇の生物以外があの遺跡に入るにはそのままでは入れない。
魔法の鏡による結界解除が必要なため、その鏡を手に入れるためサザンビークに向かうことになる。
なんとかサザンビーク王に会うことが出来たのだが、フリードを見た途端に王の様子が一変
「そ、そなたは!!」
玉座から駆け下り、フリードの肩を掴む
「あ、いや失礼した・・・まさか、そんなことがあろうはずがない・・・すまぬな、忘れてくれ」
意味深な王の行動の後、交換条件とも言うべき王子のお守りも果たし、見事鏡を手にする。
闇の遺跡に向かう前夜、焚き火の周りでふとゼシカが問いかける
「ねぇ、フリードって昔兵士だったんでしょう?どんなだったの?」
ヤンガスも興味深そうに訊く
「兄貴、強かったんでゲしょう?教えてくだせえでゲス。そういや昔の話あんまり聞いたことなかったでゲスよ」
フリードが戸惑いながら答える
「な、何だお前等急に・・・昔のことは良いだろう。さぁ明日も早いんだ、俺は寝るぞ!」
立ち上がってその場を離れるフリード。
「ちぇ、つまんなーい・・・あー、王様なら知ってるでしょ?」
ゼシカはターゲットをトロデ王に向けた。
「む、そうじゃのう・・・特別口止めはされておらんしのぅ・・・ちと長くなるが、聞かせてやろうかのぅ」
ゆっくりとトロデ王が過去を振り返り始めた。