深町正が中学時代から書き溜めた詩と小説を載せてます

134 「弱音」


「弱音」

普段強がりばかり言ってるけれど
 ほんとうの俺は情けないぐらい弱い奴さ
酒を飲んで
 弱音ばかり吐いている自分がたまらなく嫌で
 それでどうしようもなくて 膝を抱える
顔を上げないと
 明日は見えないことぐらいわかっている
立ち上がらないと
 歩き出せないことぐらいわかっている
だけど今は泣きたい
自分に腹立たしいだけさ
自分がはがゆいだけさ

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