あの日、
初めて知った
人の暖かさ。

あいつはそれを
私に教えてくれた。


君の暖かさ〜Ⅰ〜


あいつは極度の方向音痴で
狙ってると思うほど何度も私の前に現れた。
そして何度も私に同じ道を聞いて、
そして、いつも走って帰ってしまった。

ある日、不意にこう思った。

(そういえばあいつの名前知らない…)

別に興味があるわけじゃない。
ただ、何度も会っているのに
名前も知らないなんて変だと感じただけ。
ただそれだけのこと。
そう自分に言い聞かせた。


また裏切られるのなんて

もう嫌なんだ…。


Back. or Next.


**あとがき**
あー…、世々巴がこういう感じでいいのか不安です。
まだまだ続きますが、お付き合い頂けると嬉しいです♪

*コメント*
柚季さんからの投稿です。
前回の話の続きの世々巴ちゃん視点です。
一気に三話も書けるなんて…羨ましいです。
この後、二人がどうやって友達になっていくのか気になります。
では、本当にありがとうございました。

2004/07/11