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2004/1/10
〜2004/1/25

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2004/1/10 聞いて欲しい。 私の言葉を…。 「姫枝(きえ)」 私を呼んだのは世界にたった一人の人。 「上山さん。」 「いい加減、萩(しゅう)って呼んでくれよな〜。」 おとぼけ。で返したのは上山萩。私より2歳年上の人。 今私は彼の家にいる。 二人きりで。 「いいじゃないですか。」 「あ〜。だめだよ。敬語もダメ。」 「気にしないでください。」 「それは、無理。」 そう言って私を後ろから抱きしめる。 「やっ!」 私は彼の腕の中から逃げようとする。 しかし 「離すわけ無いだろ?」 ということで、更にきつく抱きしめられる。 恋人でもない。 兄弟でもない。 教師と生徒でもない。 親子でもない。 ただの、知り合い。 近所に住んでる、幼馴染。 なのに、 こんなにあなたにおぼれてる。 「やめて!」 ダメだよ。 ダメ。 おぼれちゃダメ。 恋しちゃダメ。 だって、私、2コも下なんだもん。 「姫枝」 ドキッ ち、違う。 これは、なんでもないんだよ。 姫枝。 そう!なれてないから。 そうよ。 そうなの。 だから、お願い。姫枝。 「何?」 無機質な声が出た。 嬉しかった。 でもつらかった。 認めるしかないものが、 ココにあるから 気づいちゃったから。 でも、ダメなんだよ。 「姫枝は、オレが嫌いか?」 「うん。」 「・・・。オレは姫枝が好きだよ。」 ドキッ! 違うよ。 違うの! その好きは、 私のとは違うの。 「だから」 え?だから?だからって、、なんで続くの? 「キスしたい。」 「なっ?!」 気づいたときにはすでに時遅し。 唇に当たる感触。 う・・そでしょ? うそでしょ?離して!いやっ! そう言いたいけど、長いキス。 普通のキスじゃないの。 長いキス。 深いキス。 甘いキス。 彼の舌が私の口をこじ開ける。 逃げる私の舌に彼の舌が絡まる。 唾液が交じり合う そして、力が抜ける。 「ふ・・・ん・・んっ!」 苦しい。 だけど、その激しいキスに おぼれる私。 すると彼はやっと唇を離して、そして、 「ん・やっ」 首筋に赤い花を落とす。 「いつまでも、オレをほっといたお前が悪い。 しかも、家に二人きりで我慢できるわけ無いし。」 絶対違うと思ってた。 この人は違うって。 だけど・・ 「私なんかで、性欲処理しないでよ。。」 そんな私の言葉を聴いて、 彼は顔をあげる。 視界がぼやけてるけど、かなりビックリしてる。。 「はぁ?!」 「っ・・・。」 もうとまんない。 涙は次から次へとあふれる。 性欲処理、私でしないでよ。 愛してる。 愛してるの! だから、 私はあなたを愛してるから、 やめて。 「ったく。道理で様子がおかしいと思ってたら・・・。姫枝!」 「な・・んですか?」 「馬鹿言うんじゃない。いつオレが性欲処理をしようとした?」 「今。」 そんな私の返答を聞いてあきれる上山さん。 そして、 ちゅっ。 かるいキスを繰り返しする。 ? ? ? ? もうわからない。 「お、おれは〜。」 ?? 「オレは、」 「?」 「姫枝が、好きだよ。」 「はぁ?!」 「だから、好き。。。  君を、愛してる。」 「・・・。へんなものでも食べました?」 「あほ!」 「?」 「あ〜も〜。」 上山さんは、私の耳元に唇を寄せて、 ささやいた。 —姫枝を、愛してる。— 「ぁ」 「?感じた?」 「ばっ!」 「で、返事は?」 「・・。知らない。」 「オレの好きは、ずっとずっと前から愛してる。なんだけど?」 含み笑いをする。 嫌い。 でも、 愛してる。 「・・・ば〜か。」 「?」 姫枝は、両手で彼の頬に触れ、 唇を合わせる。 「!」 そして離した。 にっこりと笑い、 愛してます。 と、つぶやく。 「・・・。サンキュ。」 「どぅいたしまして。」 「ニヤリ」 「?」 「敬語使ったよな?」 「ちょ。上山さん!」 「萩。」 「萩。わかった、から、ねぇ?」 そして最後に私達はもう一度、キスをした。。 2004/1/11 「だいっきらい!」 「ちょ、志乃!」 私、間宮志乃は、彼氏である森野達(さとる)にそう言い放って逃げた。 事の怒りは今から10分前。 デートに行くことになっていたから 待ち合わせ場所に行くと、 学校一きれいな森野蒼(あお)さんと 二人で仲良く話をしている。。。 ・・・。 ねぇ達?私は遊びだったの? 告白をしてくれたのは達からだった。 「なー志乃」 「ん?」 「オレさ〜、、この英文の意味わからないんだけど。」 「どれどれ?」 覗き込むと、そこには、 Satoru love Shino. という英文。 「さとる、あいしてる。しの。だから、  さとるはしのを愛してる。ってことなんじゃん?」 ズガッ 何か変な音がして、達を見て見ると、こけている。。 「?」 「はー。あのな、志乃。」 「ん?」 「オレは、志乃が好きだ。」 そのあと、私がOKしたのは書かなくてもいいだろう。 てなわけで、 お互いに好き会っているって信じてた。 でも。 もう愛してくれないのね。 そう思って、待ち合わせ場所に出て行く。 妙に寂しそうな私に、達は 「遅刻だぞ。結構前から蒼といた。」 と、言った。 「ばか」 という声が聞こえたといえば聞こえた。 でも私は だいっきらい!そう言って逃げた。 家に帰ると達がいるかもしれないから、 私は川のそばに来た。 「志乃!」 やっとゆっくりできると思ったが、達が追いついてしまったのだ。 「ごめん。俺、無神経だった。」 「別にいいよ。もう。」 「蒼って、オレの妹なんだ。」 「は?」 「双子。二卵性の。  いろいろと面倒だから隠してる。  前は誤解されることもあったけど、  今は志乃がいるから、大丈夫。」 ・・・。疲れた。妙に・・・。 「志乃」 そう言って 彼は私に キスをおとす。。 私のFirst kissだった 真っ赤になる私を見て、行こう。とにっこりと言ってくれた。 「デートに行こう。」 って。 そうだね。 さぁ、 愛をまとって デートに行こう、 2004/1/12 「ずっと、言えなかったけど、誰よりも、大好きだよ」 「え」 私、摩周秋(ましゅう みのる)は、とうとう、想い人である、 二宮佳(にのみや よし)に、告白した。 二宮は私と同い年の幼馴染。最近は会って無いけどね。 初めて会ったのが、小学校2年だったから、 〜〜。かなりの時間がたってる。 だって私今20才だし? そう。20才なんだ。 成人式に出て、そこで、二宮にあった。 「お前、まず、  摩周 秋?」 「?うん。」 「次。秋、お前なんでここにいるんだ?」 あ。そっか。 説明忘れてたね。 「帰ってきたんだよ?」 「どっから?勝手にいなくなっといて説明なしか?お前。」 「・・・。言いたかったけど、言いたくなかったから。」 私は小学校6年に、この町を出た。 そんで、今年戻ってきた。 「で?教えてくれるわけ?いなくなった理由。」 「うん。」 もう、言えるから。 「私ね、病気だったの。  小さい頃から。  運動とか出来てたけど、かなり無理してた。  で、小学校6年の春に発作を起こして、  治すために、ちょっと海外に。。」 「・・・っ馬鹿!」 「ふぇ?」 馬鹿って大きな声で言った後、二宮は、私を抱きしめる。 急に。 唐突に。 「二宮?!」 「いなくなっちまって!どうしていいか、わかんないじゃねえかよ!  ・・なにげにオレ、初恋だったんだぞ!」 え? 「は、つこい?」 「あー。」 「誰が?」 ズルッ 「ばか!お前だよ!お前!」 「は?」 「つまり、返事、オレも、好きだってこと。  今も。昔も。ずっと。」 「・・・うそだぁ。」 「本当だ。も〜見せたくないんだぞ?」 そう断って私に手帳を見せてくれた。 そこには、 「わたし?」 私の小学校6年の時の写真。 二人で撮りたい!って言って、撮らしてもらって、 現像して、 渡して、 次の日に、さよなら。 「あのときの写真・・・。」 「ありがと!大好き!」 「ん。オレも。」 「秋?」 「ん?」 —おかえり。— 2004/1/13 「陽(あきら)」 「日向(ひなた)どうした?」 「・・。なんでも、ない。」 私は陽に話しかけるのをやめた。 でも、話を途中でやめられたら、気になる。。よね。 「どうしたんだよ?お前。」 「ん〜。。。」 寂しいなぁって思ったら、 無意識に陽の名前が出た。 なんていえるわけ無いし。 「なんでもないの!」 「?  そういえばさ、最近遊んで無いよな?」 「え?まぁね。」 昔はよく遊んだけどね、最近はね。 でも、そういうもんでしょ? それが普通でしょう? 「なんか、寂しいな。」 「・・・。」 「・・・え」 驚いた顔の陽。 だって私の目からは涙が零れ落ちたから。 ニュアンス違うし、 言った言葉の重さも違うの。 だけど、同じ言葉を言ってくれた事が、 私にとっては嬉しかった。 「なんでもなぃ。ごめん。」 「・・・。彼氏いるもんな。  オレ、まずいこと言っちまったな。」 「彼氏、いないよ。」 でも、陽がずっと誤解してたことは、知ってた。 でも、言わなくていいと思った。 「そうなのか?」 案の定驚いた声。 誰から聞いたんだろう? 「誰から聞いたの?私に彼氏がいるって。」 「川島。」 「麹(こうじ)から?」 麹は私に告白してくれたけど、ふっちゃった人。 それも告げると、陽は顔に手を当てた。 「ん?どしたの?」 「あてつけだ〜。って思って。」 わけがわからない私に彼は答えてくれた。 「日向が好きだって言ったんだ。そしたら、あいつ、  もう彼氏いるぜ?って。  自分がふられて、素直に言うわけないな。」 「今、私もしかして、告白された?」 「え?」 「ほら。ぼけっとしないで回想回想。↑」 「えっと、日向が好きだって言ったんだ。  そした・・・・・・・・。ら。」 そして顔を赤く染める。 「ねー。陽ー?」 「〜〜〜っ。あ〜そうだよ。日向が好きだ!」 「ねぇ、陽。」 「ちくしょーなんだよ?!」 「嬉しいよ?」 「え?」 「嬉しい。嬉しいよv  だ〜いすき!!」 私の言葉に顔を染めたあなた、 ねぇあなた、 あなたが誰より、好きだよ。 2004/1/14 「寒い〜。」 「んなもんわかってるよ!」 私の名前は李姫(りき)。 隣にいるのは友達の雄輝(ゆうき)。 二人で歩いて帰宅中〜。 学校からネ。 寒い寒い連発してたら、雄輝は「んなもんわかってる」って返した。 ま、この寒さがわからなかったらおかしいけど〜〜、 「女の子は大切にするんだよ?  例えばその首に巻いてるマフラーを貸してくれたり、  その手袋貸してくれたりさ〜。」 「だいたい李姫。お前なんでマフラーも手袋もないんだよ?」 「だって〜。荷物になるじゃん。」 「・・・。アホ!」 「む〜。彼氏がいたら、マフラー貸してくれたりするんだよ〜。  きっと。」 「絶対貸さないと思うけど?」 「ひっど〜。」 「オレなら絶対に貸さないし。」 「雄輝!」 「でも」 でも? 「一緒にマフラー巻いて、手つないで帰ると思う。」 「え?」 「ようするに、長いマフラー二人で巻いて、  手をつないで帰ると思う。」 「それでいい!」 「あのなー。それじゃオレがお前の彼氏みたいじゃん」 「?違うの?」 「は?」 私は好きだったりするんだけどなぁ。。 って心の中だけ。言えるのは。 「しょうがねぇな。」 「ふぇ?」 雄輝はマフラーを外して私にかけてくれた。 それで終ると思ったけど、やっぱり やっぱりマフラーは二人で巻いた。 んで、左手の手袋外して、私にくれた。 左手に手袋はめおわると、右手をぎゅって握ってくれた。 「雄輝?」 「明日から、マフラーと手袋。忘れんなよ?」 「んーーやだ。」 だって、忘れたら、こうして帰ってくれるんでしょ? 「ったく・・・お前にはオレしかいないな〜。」 「何が?」 「彼氏になってくれる、良い人。」 「え。雄輝が?」 「もちろん♪」 そういうと、雄輝は誰もいないその道で、 私を抱きしめて、人間コートになってくれた。 心も、身体も、ぽっかぽか。。。 てことじゃないでしょ、 「ゆ、雄輝?」 「ずっと、好きだ。お前のこと。  彼氏になってやるから、俺にしとけ。」 そう平然と言う雄輝の心臓はドキドキ言ってて、 すっごい嬉しくなった。 「しょぅがないなぁ。  うん。私も好きだしね。」 「まじで?」 「ホント。」 そして私達はやっぱり 長いマフラーを二人で巻いて、 手をつないで、帰宅しました。 2004/1/15 「明日さ、デートしよ?」 突然言われた。 しかも、彼女とかだったら結構納得行くんだけど、 オレにそう言ったのは、クラスメートの女子。 かわいくて、 男達に人気がある。 そんな子が、オレと二人きりの時に、そう言ってきた。 今朝・・・ 「武(たける)」 「ん?どうした?真咲(まさき)」 オレを呼びとめたのは、真咲。オレの幼馴染。 「ちょっとね、話したい事、あるんだ〜。  今日の放課後、屋上で。わかった?」 「?おー。」 とりあえず放課後・・・ 屋上へ続く扉を開けると、めちゃめちゃ寒い風が吹いてきた。 ふと見ると、2人の少女がいた。 「真咲と・・・。」 「あ・きたきた。武〜〜。」 オレは半信半疑ながら、真咲の所に行く。 「真咲と、やっぱり。  確かウチのクラスにいた。  んと、、香澄さん。ごめん。上の名前思い出せない。」 「別に、大丈夫。」 そういうと、かわいらしく微笑んだ。 「でもなんで、香澄さんと、真咲が?」 「用があるの、私じゃなくて、香澄。 「香澄?ってことはお前ら知り合いか?」 「うん。同じ部活なんだよ。ねー。」 「うんっ。」 真咲と同じってことは、華道か・・・。 てことじゃなくて、 「オレに用事って?」 「えっ?!えっと、、」 「あと、頑張りなよ?香澄。」 「え?!ま、真咲ちゃん!!」 待って。という顔をした香澄さんを置いて、 嬉しそうに真咲は去って行った。 「あいつはああいう奴だよ。香澄さん。  で、用事、あったんだろ?」 「ん・・・・・・・・・・・・・・・えっと、明日・・・」 というわけである。。 香澄という名前は彼女のためにあるのでは?というくらい、 守ってやりたい。って子。 そんな子に、デートの申し込みをされるオレは、一体だれだ? あ。そっか。 「誰かに伝えればいいんだな?誰だ?」 「ぷっ。」 オレの答えに噴出す香澄さん。 「あははっ。やっぱり武くんは、面白い人だね。」 「え?」 「私が、伝えたかったのは、、武くん。だよ?」 「え?オレ?」 「うん。  なんかもう言っちゃえって思うから、言っちゃうけど、  私ずっと、武くん好きだったんだよ?」 「えぇ?!」 「一生懸命だし、明るいし、面白いし、うん。」 そういうと、彼女は顔をいっそう赤く染める。 本気? マジで? いいのか?俺。 幸せってやつじゃないのか? なぁオレ!! でも、、見た事、ないんだよな。。 「あー。いいよ。デート。  だけど、オレ、今まで香澄さんのこと、  そう言う目で見たことないから、  最初は、友達でも、大丈夫か?」 「うんっ!ぜんぜんOK!!」 「でも、なんかすぐに惚れそう。」 「え・」 また顔を赤くする彼女。 そして自分の顔も赤くなっているだろうなと思いながら、 彼女にいずれなるだろう香澄さんと 今度の休みのデートの事を、決め始めた。。 2004/1/16 「また、やっちゃった。なんでだろう。」 手首を見つめて、私は思う。 「はぁ・・・」 「どうした?ため息なんてついて。」 「え!川崎くん?」 「よお。夏越(なごし)」 私は、夏越結花(ゆか)今話しかけたのが、川崎怜(さとし)くん。 小さい頃から一緒のクラス。今は、違うけど。 ちなみにココは学校の廊下。 何してたって? 外見てた。 「で、なにがまたやっちゃんたんだ?」 「んとねぇ。言いにくい事。」 「え?」 「手首、浅〜〜く、カッターでちょっと。ね。」 「はぁ?!」 そう。リスカっていうのかな?これは。 わかんないや。。 てなことは良いとして、 うん。 あとは、腕にもあるよ。 最近、切った腕が、痛いし、かゆい〜。。。 「ちょっと来い!!」 「え?ちょ!」 とりあえず、引っ張られて、、誰もいないところへ。 今昼休み始まったばっかりだから、平気かな。次の授業。 「ほら。腕。まくれ。・・・・・・切ったトコ」 「ほい。」 まくる。二の腕だから、結構まくんないと、、 「っ、手首。」 「はい。」 見せる 私の事、嫌いになる? それでも、しょうがない。 だって、嫌われることをした覚えがある。 「ばか!!」 「ふぇ。」 そういうと、彼は私をじーっとみてたけど、 いたたまれなくなったのか、わからないけど、 私を抱きしめる。 「ばか!ばか!ばか!なんで、なんでやるんだよ!」 「わかんない。」 いまだに答え、出てない。 初めて、もう3ヶ月は、たつのに。。。 「・・・ごめん。」 「え?」 「ごめん。」 「え?え?え?」 なんで、川崎君が、謝るの?ねぇ、なんで? 「な・・・んであやまるの?」 「おれ、何も、言えなくて、、ごめんっ!」 あやまらないで。 だいじょうぶだから。 あなたはなにも、わるくないから。 「ね、たすけて、くれる?」 「え?」 「わたしを、たすけてくれる?ね。たすけてくれる?」 「・・・」 「なにも、してくれなくても、いいの。  そばにいてくれたり、  うなづいてくれたり、  それでいいから。」 「もちろん。」 生きてるって、わかってる。 でも、 なんでだろう? なぜわたしは、 きるんだろう?? 2004/1/17 「っ・・っ・・」 やめて。 やめて。 やめて。 もうやめて。 嫌な思い出、どうして出てくるの? やめて。 やめて。 やめて。 もうやめて。 どうしてこんなに切ないの? 泣きたくなるの? ねぇ。 やめて。 「やめてぇ!!」 頭の中で、何かが、 うごめいてる。 黒いもの。 そして私は、 それが、つらいの。。 やめて 「こ・・んな時、彼氏。とか、いたら、  抱きしめて、くれたら、  楽に、なれるのに。。。」 泣けない。 泣きたいのに。 泣けないよ・・・っっ。 もやもやしたもの、 私をつつんで、 私を追い詰めて、 おっことす。 もう・・・ だめ。 いつも、こんなんじゃないけど、、 もう、 生きてく、 自信が ない。 でも、がんばらなきゃ・・・ 愛してくれる人が、 ココには、いるから。 2004/1/18 「嘘・・だよね。」 「本当だ。」 オレのコトバに、彼女は、 顔を赤くした。 オレは平勇太。(たいら ゆうた) 目の前にいるのは、岬友子。(みさき ゆうこ) そして、岬が、顔を、赤くした理由は・・というと、、 20分くらいまえ・・・ 「ごめんなさい。私、そういうの、興味ないから。」 そう言って岬が隣のクラスの大智(だいち)をふるのを、 オレは見てしまった。 興味がないわりには、いつもクラスの他の奴と、 きゃーきゃー言ってるなぁってオレは思った。 ソレと同時に、 オレの気持ちも、そう言うふうにふるんだって思ったら、 悲しくなった。 「あ。見てたの?もしかして。」 「え・・・。岬・・・・・。あー。。ごめん。」 考えに夢中になってたせいで、 岬がこっちに戻ってくるなんて、わからなかった。 「たちわるいよー。なんか。」 「うるさいな。にしても、興味ないんだな。レンアイ」 「そこまで聞いてたのー?」 そう言うと彼女は苦笑して笑った。 「興味は、あるよ。  ただ、あの人と付き会いたく無くて、  思い浮かんだ理由が、それだけだったの。  ひどいこと、しちゃった。。」 オレはそのコトバにホッとした。 女の子は、男よりも、レンアイに関して?3歳年上だっていうから、 それにのっかってないのかな。って、思った。 ありえるけど。。。 「そか。」 「うん。ね、平くんは?すきな子に、告白したりしないの?」 「あー。しない。たぶん。」 「そっか・・いるんだ。好きな子。」 「いるよ。」 (目の前に。) 「ふぅん。  じゃあさ、もし、私が、好きだよって言ったら、ふるの?」 ・・・ おいおい。そういう質問冗談でもするなよな。。 でもなぁ。 このままひきずっててもなぁ。 ・・・ よし。 こくっちまえ。 「ありがとう。って、言うと思うけど?」 「え」 「?」 「ちょっとまって。  私が好きだよっていったら?」 「ありがとうっていうよ。  だってオレが好きな子は、岬だし。」 「嘘・・だよね?」 「本当だ。」 ま、こういうわけで、、 「オレ、好かれてるって思って無いから、  別に、ふられても、多分、なんとかなるし。」 「だから、岬の気持ちだけ、聞かしてくれ。」 「・・・。好き。好きだよ。」 「え?」 「好き。ひどいよ。  平くんは、1回しか言ってくれて無いのに、  なんで私が3回も言うの?」 「興味ないんじゃぁ・」 「もー。だから、それは、いいわけって言ってるでしょ?  平くんが好きだからって言って、ばらされてもいやだもん。」 「・・・。本当か?」 「・・うん。」 「よかった」 そのあとオレは、好きだ。って3回言った。 「むぅ・・・。なんで3回も、そんな恥ずかしい事いうの?」 「だって、オレ1回で、岬3回だろ?3回言えば、俺の方が、多いし。」 「大好き。大好き。大好きだよ。」 「オレも好き。大好き。好きだから、そばにいたい。」 そのあと、好きって言った数を競いあった恋人が、 いたとか、いなかったとか?? 2004/1/19 (2004/1/16の続き) いつか・・ いつか・・・きっと・・・・ 「ねぇ、怜くん。私ね、泣けないんだ。」 「え?」 「きっちゃうのって、、つらいから。だと思うの。  だけどね、つらかったら、なけばいいでしょ?」 「あー。」 「でもね、泣けないんだ。泣けないの。」 つらいんだと思う。 だけど、泣けなくて、 泣き虫なのに、そのことで、泣けないの。。 「ずっと、このことで、泣けなかったらどうしよ・・。」 「大丈夫。」 「え?」 「結花は、きっと、泣けるよ。  きっと、泣ける。  いつってわからんが、きっと、泣けるから。」 「うん・・・っ」 大丈夫。ただ、それだけ言ってくれた。 ただそれだけ。 だけど、 そのコトバは、私の心に大きく響いた。 「ねぇ、」 「あ?」 「いつか、なけると、思うのね。  そしたら、、側にいてね。  怜くんには、側にいて欲しいから。」 「もち。」 いつか泣けたらいいと思う。 それ以外の事では泣けるけど、 そのことでは、泣けないの。 だけどね、 いつかきっと泣けるって、私は、、信じたい。 2004/1/20 「ね、」 「あ?」 「・・・。私が見えるの?!」 「は?」 急にオレの前に現れた少女は いきなり意味の判らないことを口走った。 「あ。ごめんなさい。私、戻羅(れいら)って言います。」 「変わった名前だな。」 「もちろん。だって卑弥呼様が生きていらっしゃった時の名前ですし。」 「え?」 少女は簡単に自分の事を説明してくれた。 名前は戻羅。 オレと同い年ぐらいの時に、生け贄として死んだらしい。 巫女として。 「そんな年でか?」 「もちろん。昔はそんなに寿命長くなかったしね。 でも、そのほうがよかったのかもって、今は思うわ。」 そして、戻羅はずっと霊としてこの世をさまよってきて、 いろんなものを見たらしい。 「いろんなものって?」 「わかんないかな?原爆とか、戦争とか、泥沼だったわ。  あと〜〜、日本が朝鮮や中国にしたこととか、  人間って思えなかった。  あとは高度経済成長。すっごいわよ。みんなお金持ちで。  今はボロボロだけどね。  ってあんまりこういうことは言っちゃいけないわね。」 そう言って笑う。 「で?」 「うん。19年前にやっとこさ、人間に生まれ変わったらしいんだけど〜」 い、いやな予感がする。。 「カンいいねぇ。うんそう。  その子が事故っちゃって、、魂だけ出ちゃったのよ〜。」 まじっすか・・ 「で、魂だけ出ると、私が記憶を持つの。  つまり〜今その子は眠ってる。  起こして欲しいんだ。」 「どうしてだ?寝かしておけば、あんたずっと記憶もてるじゃん?」 「だめね。うん。  魂と肉体はひとつ。」 「つまり、ほったらかしにしてると、  死んじまうってことだな。」 「そうね。」 「で、なぜにオレ?」 「わかるけど、言っちゃいけないんだ。  ごめんねぇ。とりあえず、私と一緒に入院先に来てね。」 とりあえずオレは、戻羅に従う事にした。 従わなかったら、目覚めが悪くなりそうだし。 「あれ?」 病室の前に来たオレは、ビックリする。 この名前まさか・ 「邑莉(ゆうり)・・っ?!」 そう。オレの前に現れた少女。 事故に会い、瀕死の状態を保っている少女は、邑莉。 オレの、幼馴染の1個上の人だ。 「よくわかりました〜。そのとおりっ。」 「笑い事じゃねぇ!どうやら邑莉を起こせるんだ!」 —せっかちだなぁ。  でもあっててよかった。  時々邑莉が暖かい感情を抱かせる人の魂に似てるから、  声かけて見たんだけど、  ビンゴ。  ねぇ邑莉。  起きたらちゃんと、言うんだよ。  んで、もう二度と、私を起こさないでね、  もう、人の醜い部分を見るのは嫌だから。— —最後に、暖かい感情を感じさせてくれて、ありがと。  大好きだったよ。  邑莉。— オレは邑莉の目から涙がこぼれおちるのを見た。 —あなたも、優しい人。  そして、この人と同じヨウに、鋭い人ね。  ありがと。さよならだよ。— 「キスすれば、大丈夫。」 「き、キスってどこに?」 「もちろん口。」 おいおいおいおいおいおいおいおいおいおい〜〜〜〜〜 「でっでっでっでもっ!!」 「邑莉なら大丈夫。寝てるんだし。」 「でも〜。」 「はやくしないと、死んじゃうんだよ。」 「っ。」 私は二人の目の届かないところに移動した。 あなた達は、この世界には、もう珍しくなってしまった 暖かい心の持ち主だから、、 だから、私も住めたの。 オレは邑莉に口づける。 すると・・ 「駿(とし)・・」 「邑莉!!」 オレは邑莉を抱きしめて、 好きですって、言った。 どうしても、言いたかった。 邑莉は、ただ、ありがとうって言ってくれた。 そして、戻羅がいなくなった事を知る。 永遠に眠りについた事を・・・。 でも、俺達は、なんとなくだけど、 戻羅は、神様だって・・・ 思ってた。 そして今は、空の上から、俺達を見守ってくれてるって、 思ったんだ。 ・・・ オレは、そう、信じたい。 2004/1/21 「な〜。」 「はい?」 「好きだぞ?」 は? 急に何をいいだすんだ〜。こいつは。 こいつはって言っても、私のダイスキな、王子様。 ようするに、彼氏です。 はい。愛してます。 大スキです。 でも、私はたった一言だけが、いえないでいたんです。 「で、言いたい事はナンなんですか?健太さん。」 「わかってるだろ?お前。」 「お前なんて失礼です!」 「千夏。」 「はい。」 「好きって、言って欲しいんだけど?オレ。」 「・・・。」 「あと、いい加減敬語やめろ。」 はい。そうなんです。 敬語に慣れすぎて、 ま、まぁ、今の会話を聞いて判ると思うのですが、 告白、されちゃいました。 嬉しかったです。大スキなので。 でも、それから敬語は直せないし、 スキともいえないのです。 「千夏。」 「はい?」 「オレの事、嫌いか?」 誘導尋問には乗りません。 「いいえ。嫌いじゃないです。  てか、まだ、いえません。」 「なんで?」 「・・・恥ずかしいんですよ。私はっ。」 そう言うと、一瞬後、私の目の前、服!服! 「ちょ!健太さん?!」 「かわいい〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。」 「え・え・え・・」 そう言うと、健太さんは、私を離して・・・・ ・・・ 「っ」 「け、健太さん〜。恥ずかしいですよ〜。」 「だってかわいいんだからしょうがないだろ〜が。」 うっすら顔が赤いのが、嬉しいのです。 はい。 「健太!」 「ふぇ?」 「大スキだよ!世界で、一番!一人だけ!!」 嬉しかったので、ご褒美ですv 私の言葉を聴いて、 私にキスした時よりも、真っ赤になったのは 愛しい愛しい、先輩であり、 愛しい愛しい、彼氏である人でしたv 2004/1/22 「彼方(かなた)!好きな人がほしい!」 「・・・はっ?なにいってんだよ?可枝!」 「な、何言ってんだよって、いいじゃん。彼氏ほしいんだもん!!」 そんなことを言い出したのは、幼馴染の可枝。 ちなみに、おれは、こいつが、、 まぁ、その・・スキなんだけどな。。 って、そんなオレの気持ちに気づかないのは、 100歩譲ってOKとして、、、 何が彼氏がほしいだよ。 「んで?オレに何してほしいんだ?」 「別に何もしてほしくないけど?」 「は?どういうことだよ。」 「ん〜?私ねぇ、カンがいいんだよ。  んで、彼方に言うと、すぐ彼氏が出来る気がしたんだっ!」 「誰の入れ知恵だ?」 —ちっ!ばれたか。健だよ〜だ。— 「な、なんでわかるのぉ?」 「わかるから。お前、カンとかっていうタイプじゃないだろ?  どうせ、健あたりからだろう?」 「ドキ。」 「自分で言うな。自分で。」 「で?」 「んあ?」 「彼氏ほしい!!彼氏ちょうだい!!」 健はなぁ、オレの気持ち知ってるからな〜。 でも、オレはまずいだろ。多分。 「どんなやつが好みなんだ??」 「身長170cmイジョウ」 「オレは173だな。」 「靴のサイズ27cmイジョウ」 「いちを、27,5〜28.」 「髪は黒。」 「黒だな。」 「格好いいひと。優しい人」 「これは、オレにはわからないな。」 「サッカー部」 「偶然だな。オレもサッカー部。って、、可枝?」 「え?」 「なんでオレを見ながら考え込むんだ?」 「え・・・・・・。」 そうして顔をゆでだこにする可枝。 「期待、してもいいってやつか?」 そうオレが言うと、コクンとうなづく可枝。 「オレは、可枝が、スキだから。」 「私も・・っ!!」 健くんが、言ってくれたんだ。 お前なら大丈夫。 彼方に告白してこいって。。 大丈夫だったよ。ありがと!! 2004/1/23 「君が好きだ」 「・・・?!」 突然の告白。 今まで部活の2コ上の先輩で 学校の中の人気ナンバー5に入る。 ちなみに5人全員がサッカー部。 先輩も。 1年前、マネージャーとしてサッカー部に入るコトを決めた私。 「サッカー部のマネージャー、やりたいんですけど・・・」 「サッカー好きか?」 「はいっ!」 「どう思う?」 そう言って、学校内人気ナンバー1の部長の翔先輩が ナンバー2の副部長暁(さとし)先輩に聞いて、 周りには ナンバー3の副部長結(ゆう)先輩も ナンバー4の会計馬唆都(まさと)先輩も そして、この人、ナンバー5の羽椰十(はやと)先輩もいた。 そしたら羽椰十先輩が、 この子なら大丈夫だよ。入れて。 そう言ってくれて、翔先輩が、入部を許可してくれた。 後々聞くと、ミーハーな人が入ってこられると困るので、 5人で見定めをしていたらしい。。。 おっそろしゃ〜。 それは、良いとして、どうしよ。。 私の中では、5人のうちで、一番好きなんだけどなぁ〜〜。 「槭?」 槭(かえで)。ちなみにそれが私の名前。 「って、あ、ごめんなさい。羽椰十先輩。」 「ん、大丈夫。だけど、、その、、返事・・・」 どうしよう。 嫌いじゃないよ。 むしろスキ。 だけど、 いろいろ、、 「っ時間、もらえませんか?」 「うん。いいよ。リミット決めても良い?」 「はい。」 「卒業する日。オレがね。」 「一週間後ですね。」 「そーいうこと。じゃあな。」 「・・・はい。」 どうしよ・・。 問題は3つ。 1・自分の気持ちが、はっきりわからない。 2・先輩の告白をOKしても、OKしなくても、   いじめられるのに、変わりは無い。 3・OKしても、あまり逢えない。 って、こんなこと考えるってことは、やっぱり、、 スキ。なんだろうなぁ。。。 でもなぁ、、 わからん。 よし。 翔先輩に相談しに行こう。 またあざ増えるけど、気にしない事にしましょう。うん。 「翔先輩、ちょっと、良いですか?」 「?あー。いいよ。」 「よかった。」 「?って・槭!」 え? ふと上を見ると、うえに水? 「きゃっ!」 おもいっきりかぶりました。。 きゃ〜。また?また? 「冷たっ」 「大丈夫か?」 「はい。大丈夫です。とりあえず、お願いします。」 「あ。あー。部室、行くぞ?」 「はい。」 部室。 「とりあえず、タオル貸してやるから、拭け。」 「はーい。」 私は先輩のタオルでふいた。 でも、服がびしょびしょ。 「ん〜。風邪ひくよな。」 「でしょうねぇ。。」 「よし。あいつ・羽椰十呼ぶから、待ってろ?」 「あっだめ!」 「え?」 「その、、実は・・・」 そして、私は多分、羽椰十先輩が好きなんだと思う。 そのこととかを話す。 でも、よくわからないことも。 「やっと言ったか。そうか。」 「え?やっと?」 「あー。槭が入った時、一番疑り深いのに、さっさとOKしてたろ?」 「?そうなんですか?」 「あー。だからさ、きっとそうだろうなぁって思ってた。  ま。あいつみてれば、わかる。槭が好きだって  でも、わからないことがある。」 「え?」 「おまえだよ。  マネージャーになってから、みょうに長袖が多いよな?お前。」 「そうですか?」 「あー。」 「きゃっ!先輩のえっち!!」 「こら翔!てめぇ何をした!!」 「え・・・って・・・羽椰十先輩!?」 「あ・・・」 ようするに、入るに入れなかったらしいんだけど、 やばいよ〜。めくられて、腕の傷が〜〜。 「よし。しめにいってくるからな。槭。おまえ待ってろ。」 「え」 とりあえず、翔先輩は残りの3人を連れて、どっかにいってしまった。 私は。というと、、 お約束どおり、 羽椰十先輩と二人きり・・。 「ごめんな。。オレのせいだな。」 「そんなこと、ないですよ・」 「違う。俺のせいだ・・・・ごめん。」 そういうと先輩は、私を抱きしめる。 そしてただ、 ごめん とだけ言っていた。 もう。 「もう、だめですね。」 「え?」 「私、先輩のコトが、好きですよ。」 「え・・」 「大スキです。  気づかないフリしてただけみたい。。」 「槭・・・・・・・・・・・・・・あ。」 羽椰十先輩は、自分のロッカーをあさって、 タオルと Tシャツ(黒色)をとりだした。 「悪い。お前水かぶったんだよな。忘れてた。」 「あ。そか。・・くしゅんっ!・・・・ありがとうございます。」 そう言うと、私はなれた手付で、先輩に見えないように、 服を脱いで、かりた服を着る。 「器用だよな。」 「そんなんでもないですよ。でも、緊張するので、 次からは、じーって見ないでくださいね。」 「ごめん。了解。」 それから先輩は卒業していった。 でもね、 必ず決まった日は、私に逢いに来てくれる。 私も、逢いに行く。 そして、 私をいじめていたコ達は、、 私を見下すどころか、 私の顔を見ると、怖がって、逃げていった。 翔先輩達が何をやったのか、いまだになぞである。 2004/1/24 「みゃーー」 「??なにやってんだ。お前。」 私、美華(みけ)っていいます。 隣にいるのは、彼氏の火稚(ほち)くん。 「あのね、あそこに猫がいるの。」 「ねこ?」 火稚くんが覗き込んだので、私は猫のいるところを指差す。 「あ。ほんとだ。そういえば、名前猫っぽいよな。」 「ん。お母さんが猫好きでね。火稚くんだってそうじゃない。」 「え?」 私は笑いながら言う。 「ほちとぽちって似てるでしょ?  ポチって犬の名前みたい。あははっ」 「こらっ!美華!!」 「あはは〜。」 「みゃーー」 あ。すごい。めずらしい。てかこの世の中で起きないだろう。 それは、 美華のところに猫が寄ってきたのだ。 「きゃーかわいいっ」 美華は猫を膝の上に載せて抱きしめる。 ピキ どこかで、音が聞こえたのもしらないで。 「美華!」 「ん〜?」 「行くぞ。」 「ぇ。ああーーー」 火稚くんは私の膝に乗っかっていた猫を抱いて膝から降ろした・・・。 すると猫はどこかに行ってしまった。 「ひどいよ〜〜。火稚くん!」 「美華」 ドキ。。 そ、そんな真剣に呼ばないでよ。 調子狂う。 「帰るぞ。」 「・・はい。」 帰り道、いつもは恥ずかしがってやらせてくれないのに、 腕くんでいいって言ってくれた。 ある晴れた冬の日。 彼氏がヤキモチをやいた。 幸せを感じた。 今日この頃。 Day...へ (プラウザバックでもOK。) 2004/1/25~2004/2/8へ