いちげん編
「びやあ たぱりん ゆうぺいばあ」 ”ビール一本持ってきて下さい”
常連編「なう ま」 ”あとで いいよ”
番外編「えいんたあ かな つあめえ」 ”ちょっと、トイレね”
1 なうった たぱりん
いちげん編
「びやあ たぱりん ゆうぺいばあ」 ”ビール一本持ってきて下さい”
まずは 飲み屋に於ける発展段階とその表現方法
レベルワン ”ビール一本下さい、、”
レベルツー ”もう一本下さい、、”
レベルスリー ”もう一本、、持ってこおおおおい”
レベルフォー ”矢でも、鉄砲でも、、持ってこおおおおい”
とりあえず ビールの注文方法とトイレへの行き方です。
、
ビルマの飲み屋でビールを注文するときの言い方を紹介しよう。
ここでは レベルツーまでを取り扱います。
その前にレベルゼロがあります。
まず、一番簡単なやりかたは〜〜黙ってビールを指さす。
そのあとで 右手人差し指を一本、、、すると尚可。
全世界で通用します。
余談であるが、こういって簡単そうに見えますが
指を突き刺すか、突き上げるか、下に向けるか、、
どの指を使うか、、情勢把握が必要なのですぞ。
因みに タイのバンコックでタクシーを呼び止めるのに
私のタイ友人は指を地面に向けて指して呼んでいた。
これでは、面白くない人の為に以下。
レベルワン
「びやあ たぱりん ゆうぺいばあ」 ”ビール一本持ってきて下さい”
ビールの数え方は 「ぱりん」
数の一つは 「た 」
ビールは 「びやあ」
語順は日本語と同じだから 「びやあ た ぱりん」 でいい。
中国語は いいびん ぴいちゅう 一瓶麦酒
英語は わん びやあ
スペイン語は うの せるべっさー
ビルマ語 は びやあ たぱりん
日本語は ビール一本
以上、ちゃんと現地で実証済み。
私は何処ででも 何だって頼めます。
指させばいいのですから。
でも、折角の外国ですからフルセンテンスで頼みましょう。
”運ぶ” は 「ゆうぺい」、、動詞というより複合語みたい?
命令文では 「ゆうぺい」だけ で”持ってこい”
「〜ばあ」 を付けると丁寧になる。
よって
「びやあ たぱりん ゆうぺいばあ」 ”ビール一本持ってきて下さい”
レベルツーになって
もう一本、、 の ”もう” は 「なうっ」。
「なうっ た」 で”もう一つ”の意。
「なうっ た たぱりん ゆう ぺい ばあ」 ”もう一本持ってきて下さい”
別にビールに限らずに トマトでも さてい(焼き鳥です)でも
もう一つ、、と言うときは 「なうっ た」
この なうった は ”もう一度”にも使える。
”また、貴方とお会いしましょう。”
「なうった、とい めえ」
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2 なうっま(あっ 後でいいよ、、)
常連編「なう ま」 ”あとで いいよ”
飲み屋ビルマ語ばかりで恐縮なれど、、先の なうった の なうっ
と 同じ言葉かどうかはわからないけれども
飲み屋で何か注文をする、、
亭主は忙しく、、バタバタ。
気の利いた常連だと「あっ 後でいいよ」とか
「手が空いたらね」などという。
この感覚の ビルマ語が「なうっま」。
直訳すると もう一つ後ろ なのだそうだ。
もうさんいわく こう言って後はビールを黙って飲んでいると
かっこいい のだそうだ。
飲み屋表現番外 「かな」は”ちょっと”、、
番外編「えいんたあ かな つあめえ」 ”ちょっと、トイレね”
飲み屋さんでトイレに行きたくなった時の用法
”トイレにちょっと行って来ます”
「えいんたあ(ごお) かな つわめえ」
「えいんたあ」:”トイレ”
「(ごお)」 :”〜へ、方向”
「かな」 :”ちょっと”
「つあ」 :”行く”
「〜めえ」 : 近接未来
これが「かなかな」となると
”しばしば、、しょっちゅう”のニュアンスになる。
日本語でも 時に、、時々、、しばし、、しばしば、、同じ感覚か、
ビルマ語の副詞は畳語が多い。
一般には 意味を強調するだけだが 幾つかの語彙は意味が逆転
してしまう。
副詞用法は別項にて取り扱う。
「みゃんみゃん」 は”早く”
「ねえねえ」 は”少し” などなど。
とりあえず、「かな つあめえ」の御紹介まで。
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みんがらばあ
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