「教授、何を言ってるんですか?和美はこんなに真剣に悩んでるんですよ」語気を荒立たせて隆次は言った。
「隆次、そんなに興奮するなよ。教授はその可能性も踏まえて問題を解こうとしてるんだよ」和美の方を見つつ悟は隆次を諭す。
和美は、椅子にうつむいたまま座っている。
紅茶を少し口に運んだ後、教授は先ほどとは違い落ち着いた口調で話す。
「夢の中にはいろんな精神的要因が関わっているのはみんなの知るところだ。和美さんの夢の話を聞いていて、今までの例と照らし合わせるとそれっぽいんだよ」
「というと、どういった部分なんですか?詳しく聞かせて下さい」悟が聞く。
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