夕焼けを忘れない



悲しみは日常的な空間に凍てつく速度で走ってきます


そんなにも闇は深くしなくていい あなたの手すら掴めなくなる

言葉って怖いんですね、一言でこんなに傷つくものなんですね。


小指にはぷつりと切れた糸があり 固い結び目ほどけないまま

どうしても、求めることを覚えた日 小指の先で感じていたよ

たった今、開いた君のくちびるに「君が好きだ」とアテレコをした

印象は最悪だよね?ぬくもりの隣を歩きたかっただけです


待ち受けはあの日二人で涙目で撮ったぶれてる夕焼けの写メ






*以上、8首*

夕焼けを忘れない@琉紗

2004.8.21




久々すぎて詠んだ時期がバラバラでまとまりがありません。
最近はなかなか歌が作れなくなりました。
だけど、昔の作品を振り返ると、ポンポン作っていた昔の歌よりも、
じんわりと生まれてくる今の歌の方が好きです。
やっぱり私はこれからも歌を詠んでいきます。

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