振り返る、振りをする
「殺陣」の字を“さつじん”と読んだ私達運命以外のなにものでもない
見つめ合うまばたきをしたそのときに君はすでに後姿で
振り向いてくれない背中を見つめると瞬時に私はひとりぼっち
永遠に続くと思っていたんだよ安心してて、見つめ損ねた
得るものは、傷だけですか?正直に答えて誰とも目は合わせずに
立ちくらむ。二人の距離は倒れれば、近づくものと信じてます
「抱きしめて」なんて言わない10秒でいいから視線私と絡めて
たまに、ホラ、声に熱がこもるでしょ。それ、たまらなく好きなんだよ
それ逆に傷つけてるよいつまでも気付かない振りしていることが
霧雨の、手持ち無沙汰な君の前求めてくれるの待っていました
今までの私をちょいと振り返る 「見てみて、君に尽くしてばっか」
一線を引かれたままの私達。警戒音は解除できずに
*以上、12首*
振り返る、振りをする@琉紗
2003.11.22
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