時計は、止めて




意味もなく時間だけが過ぎてゆく そこで私は浮かれていたの


あの人に「運命だ」って言えることひとつもないってことに気がつく

歩き出す一歩の距離が二人して一緒だったらよかったのにね

ポッカリと穴があいた気がするの君に「バイバイ」言う日の夜は


今日くらい一緒にいてよ明日にはナイフで刺しても許せるからさ

「本当の強さ」ってなに?“本当の”って言うのが一番気になって


明日からひとりで生きていこうかな。だけど時計は止まったままで

シグナルが赤のまんまで不安だけ整理できずに渋滞してる





*以上、8首*

時計は、止めて@琉紗

2003.9.27




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