税理士試験は8月の第一週の火曜日から三日間。
受ける科目によって水曜だったり、木曜だったり。
桜子が受ける科目は火曜日だったので、前の週の火曜か水曜に沖縄に入りました。
基本的に試験までは宿の部屋で勉強していたのですが、一日だけは沖縄・コザでバーをやっている友達のところに飲みに行きます。
何人かと行くこともあれば、一人で行くことも。
桜子はお酒が飲めないので、車で行っても全然大丈夫だし、一年に一度友達に会うのを楽しみにしていました。
宿の予約を取るときもそうだけど、バーに飲みに行くときも、メールで連絡を入れていました。
タイトルは、いつも同じ。
"警報!ちゃんぽん台風、沖縄直撃(笑)"
『ちゃんぽん』というのは、桜子の別HN(詳しくは、こちらに)。
なので、ネットを通して知り合った友達には『ちゃんぽん』と呼ばれています。
ところが、この『ちゃんぽん台風』っていう言い方に対して、クレームが。
なぜかというと・・・・。
桜子が沖縄に行くときは、必ずと言っていいほど、台風が来るからです。
『ちゃんぽん台風が、台風をつれてくる』
そんな言われ方って・・・。
確かに、初めての沖縄では、台風直撃を体験しました。
二度目の沖縄も台風が直撃するかも!って予報でした。
運良く進路が逸れたので、たいしたことはありませんでしたが。
三度目は、羽田から台風を越えて沖縄に行き、帰りも台風を越えて羽田に戻りました。
この時は、台風の進路はずっと海の上だったので、沖縄本島にはそれほど影響がなかったけど、飛行機がすごく揺れましたね。
そうなんです、桜子が沖縄に行くときは台風がおまけについてくるんですよ。
沖縄は何度も台風の被害にあっているので、台風が好きって言うウチナーは少ないと思います。
客商売の友達にとっては、天気は売り上げを左右するので、困りますよね・・・(-_-;)
なので、台風を背負ってくる桜子は迷惑な存在?!
なのかもです。
おかしいなぁ・・・桜子はちょー晴れ女なんですけどね^^;
ちゃんぽん台風と本物の台風、勝敗はゼロ勝一敗二分。
沖縄では『デイゴの花の数が多いと台風も多い』という言い伝えがあります。
デイゴはTHE BOOMの島唄に出てくる沖縄の花です。
♪でいごの花が咲き 風を呼び 嵐が来た でいごが咲き乱れ 風を呼び 嵐が来た♪
(作詞 宮沢和史)
デイゴは災厄を告げる花と言われているので、島唄ではアメリカ軍が上陸するという災いを告げているという意味があるそうです。
花の数を台風の数に見立てているのも、そういうところからだと思いますが、4月〜5月に咲く花を見て、台風を予想するんでしょうね。
なので、毎回沖縄に行く前に、その年のデイゴの咲き具合を聞くのですが・・・。
初めて沖縄に行ったときは、デイゴの花は少なかったと言っていました。
実際、その年は台風の数も少なく、大きな台風もなかったのですが・・・。
桜子が滞在中に遭遇した台風は、その年で一番大きかったようです。
少ないのに当たるって、どんな確率よ??
くじ運はないのに、こんなときだけ当たるなんて・・・。
二度と沖縄には行きたくないって思いました、あの時は(笑)
それでも懲りずに行っちゃうんですけど(^-^;
どんなに酷い目にあったかは、また別の機会に。
あれから、夏に行くことはなくなりました。
税理士試験の受験を休んでいるせいもあるけど、なんだか観光客だらけの沖縄がつまらなく思えて。
海に入るわけでもないし、マリンスポーツもしないので、少しシーズンをずらしたほうが、桜子らしいかなって思います。
一度9月の連休に行ったときはとてもよい天気でした。
この年もデイゴの花数は少なかったようです。
だけど・・・沖縄で雨になる確率は、意外と高いみたい。
スコールだったり、しとしと雨だったり、嵐だったり。
どれも、素敵でしたよ♪
あ、でも、台風直撃は、二度とゴメンです・・・はい。
夏に沖縄に行かなくてなって、友達たちはきっと喜んでいるでしょう(笑)
きっと彼らには、"警報!ちゃんぽん台風、沖縄直撃(笑)"というタイトルのメールは、悪魔からのメールでしょうから(-_-#)