今回購入したうち「チーム・バチスタの栄光」は第4回『このミステリーがすごい!』大賞の大賞受賞作である。昨年末に出た『このミス』を読んだかぎりでは審査員の評価が高かったので密かに期待している一冊。もう4回になるのだから、そろそろ一般的にブレイクする作品が出てもらいたいところであるがどうだろうか? 去年の受賞作をちゃんと憶えている人って少ないのでは??
H・R:「容疑者xの検診」、フゥーーー
ugnol:「献身」だろ。直木賞受賞作だぞ!
H・R:「放火後」、フゥーーー
ugnol:「放課後」だって。燃やしてどうする
H・R:「肩重い」、フゥーーー
ugnol:肩こりじゃないんだから。「片想い」!
H・R:「白衣」、フゥーーー
ugnol:「悪意」か? 一文字違うだけだが、元がぜんぜんわからんぞ
H・R:「吐飢汚」、フゥーーー
ugnol:「トキオ」・・・って、嫌な漢字ばかりならべるなよ!
H・R:「腸・殺人事件」、フゥーーー
ugnol:“超”だろ! “腸”はなんか嫌!!
H・R:「ホテルはリバーサイド」、フゥーーー
ugnol:そういえば「レイクサイド」は映画になったんだっけ?
H・R:「むかし僕が揉んだ家」、フゥーーー
ugnol:“死んだ”だって。何を揉んでるんだよ!
H・R:「シリアルワールド・ラブストーリー」、フゥーーー
ugnol:“シリアル(直列)”じゃなく“パラレル(並列)”
H・R:「宿便」、フゥーーー
ugnol:便秘に悩まされてるのかよ。正しくは「宿命」
H・R:「魔Q」、フゥーーー
ugnol:“シャランQ”や“ウルトラQ”じゃないんだから。「魔球」
H・R:「卑しい人びと」、フゥーーー
ugnol:「怪しい人びと」だろ。なんか嫌な作品になっちゃったじゃないか
H・R:「天空のラピュタ」、フゥーーー
ugnol:いや、蜂だって「天空の蜂」。全然違う作品じゃないか
H・R:「ウニをもうひとつだけ」、フゥーーー
ugnol:回転寿司じゃないんだから。「嘘をもうひとつだけ」だって
H・R:「酷評小説」、フゥーーー
ugnol:「黒笑小説」だろ。なんかすごく嫌な感じの小説になってるって
H・R:「凡人計画」、フゥーーー
ugnol:いや、“鳥人”だって。計画して普通の人になるなよ
H・R:「11111文字の殺人」、フゥーーー
ugnol:何文字だよ! 多すぎるよ!! “11文字”で充分だよ
H・R:「殺人現場は雲の下」、フゥーーー
ugnol:たいていはそうだろ。“雲の上”だから珍しいんだって
H・R:「ヒ・ミ・ツ」、フゥーーー
ugnol:普通に「秘密」って言ってくれ
H・R: 直木賞受賞記念、フゥーーー
ugnol:本人が見たら、絶対祝っているようには思ってくれないだろうな
H・R: 見てるわけない、フゥーーー
ugnol:まぁ、確かに・・・・・・
2006年1月17日 東野氏、直木賞を受賞
ようやく東野氏が直木賞を受賞した。もちろん受賞作は去年の話題作「容疑者xの献身」。
まぁ、賞自体はどうでもいいことなのだが、長年東野氏の本を読み、応援してきた一読者としては感慨深いことである。今まで、何度もノミネートされながらも、なかなか賞に選ばれず、東野ファンとしては歯がゆい思いをしていたのだが、今日この場で一気に憑き物が落ちたような気分である。
何はともあれ東野圭吾さん、おめでとうございます!
しかし、今回の「容疑者x」功績はものすごいといえよう。去年のランキングで三冠をとり、今日の直木賞、そしてこのままいけば本格ミステリ大賞をも受賞してもおかしくない。これは史上初ともいえる五冠達成も夢ではない!?
2006年1月16日 Amazon で本を
去年から今まで手を出す事のなかったIntenetの通販をやるようになった。主にはDVDやCDを買っていたのだが、今年になって本も買ってみようかと思いたち、いろいろと調べてみたら欲しいものが見つかったので即購入。
今回Amazon で買った本
「もうひとりのぼくの殺人」 クレイグ・ライス(原書房)
「永久の別れのために」 エドマンド・クリスピン(原書房)
「占星師アフサンの遠見鏡」 ロバート・J・ソウヤー(ハヤカワ書房)
ライスの本を集めているので、調べてみたら持っていなかった「もうひとりのぼくの殺人」が買えるのを発見。これはもしやと思い、同じ原書房のヴィンテージミステリーで持っていなかったクリスピンの本も売っているのを見つける。そして、他にも探している本はないかと一通り見た結果、ソウヤーの本も買うことにした。
と、こんな感じで買ってみた。
こういった通信販売は楽に捜せるという面では非常に良い。ただ通販の場合、必ずしも美本だとは限らないので、そのへんは不満が残るところ。とはいえ、今回購入した作品はどれも古いものであるから、少々痛んでいるのはしょうがないことであろう。まぁ、今後全部が全部通販で本を買うという事はないだろうが、なるべくうまく利用して行きたいとは思っている。
2006年1月14日 劫火 “ごうか”と読みます
本日の購入本
「劫 火 (下)」 西村健(講談社ノベルス)
H・R:「勃・・・」、ムグゥ、ムガ・・・・・・
ugnol:やめろー、下品なネタはやめろーー。それは“劫火”だ! “ごうか”!!
H・R: 久々登場、フゥーーー
ugnol:それほど久しぶりってわけでもないだろう
H・R: いやぁー、のっけからヒートアップしてしまいましたよ
ugnol:ここは青少年のための健全なサイトなんだからな。気をつけてくれよ
H・R: 青少年どころか、誰も見てない!? フゥーーー
ugnol:大きなおせわだ
H・R: それにしても「劫火」下巻、ようやく見つかりましたね
ugnol:上巻は山積みになってたりするんだけど、下巻のほうがね・・・・・・
H・R: きっと上巻が売れなかったんで、下巻には規制がかかったんじゃないですか?
ugnol:何を失礼なことを・・・・・・って言うか値段がちょっと高すぎるとは思う
H・R:「劫火」どころか「鎮火」、フゥーーー
ugnol:だから失礼だって!
2006年1月13日 今年もゴダード
本日の購入本
「最期の喝采」 ロバート・ゴダード(講談社文庫)
今日の購入本はゴダードだけ。講談社ノベルスの「劫 火 (下)」が手に入らなくて探し中。明日にでも他の本屋へ出向いてみよう。
そういえば、よくよく考えてみるとここ何年かゴダードは毎年本を出しているように思える。内容については昔から比べれば落ちていると感じられるが、それでも毎年必ず作品を書き上げてくるのは見事である。このように書き続けていれば、きっといつかは処女作「千尋の闇」を超えるような小説が出てくるのではないだろうか。それはもしかしたら本書であるかも知れなく・・・・・・
2006年1月12日 結局ホームズ
本日の購入本
「レタス・フライ」 森博嗣(講談社ノベルス)
「戻り川心中」 連城三紀彦(光文社文庫)
「江戸川乱歩全集第28巻 探偵小説四十年 上」 (光文社文庫)
「聖なる泥棒 修道士カドフェル19」 エリス・ピーターズ(光文社文庫)
「シャーロック・ホームズの冒険<新訳>」 コナン・ドイル(光文社文庫)
今日も色々と買ってしまった。ようやく江戸川乱歩全集も佳境に入り、あと1冊で全巻がそろう事となる。そして修道士カドフェル・シリーズも残すところ1冊の長編と1冊の短編集となるので、5月には全巻刊行ということになるだろう。
本来ならばこれでシリーズものも一段落と言いたいところだったのだが! 結局買ってしまった。<新訳版>シャーロック・ホームズ全集の第一巻。このシリーズは3ヶ月ごとの刊行となるようである。全9冊となり完成を迎えるのは2008年1月とのこと。出るのはゆっくり目のようであるから、なるべく積読にしないように読んで行きたいと思っている・・・・・・いや、とりあえず思ってはいると。
2006年1月10日 中井拓志、新刊!
本日の購入本
「獣の夢」 中井拓志(角川ホラー文庫)
中井氏は1997年「レフトハンド」という作品にて第4回日本ホラー小説大賞長編賞を受賞。デビューからもう10年が経つが、出版された作品はこれが四作目。おせじにも早いとはいえないスペースではあるが、私は何故かこの作家の作品を追い続けている。特に、何か強烈と言うほどでもないのだが(デビュー作の「レフトハンド」はそれなりに強烈)、なんとなくつい読まされてしまうという感覚である。作風はいまのところバラバラで固定されたものはないと思える。だからこそ、新作が新鮮に見え、つい本を手にとって読んでしまうのかもしれない。
何はともあれ、今回もさっそく読んでみようと思っている。とても楽しそうな内容とは言えないだろうが・・・・・・
2006年1月8日 まだまだひっぱる
H・R:「モッコ水晶の謎」、フゥーーー
ugnol:「モロッコ水晶だろ」って、また出てきたのか?
H・R: 何言ってるんですか、最近私が出ていなくて大ブーイングじゃないですか
ugnol: 大ブーイングも何も、何の感想もよせられてないぞ
H・R: そんな寂しいこといわないで、一緒にやっていきましょうよ
って、そういえば最近また無駄に本を買ったようですね
ugnol: 別に無駄って事はないだろ
H・R: この分じゃあ、今年も本は増える一方ですね
ugnol: いや、そんなこともないさ。今年は“修道士カドフェル”や“キャプテンフューチャー”など完結を迎えるものも多々あるからね
H・R: といいつつも、光文社文庫からの高木彬光の新装版を集め始めてるじゃないですか
ugnol: うっ!
H・R: そして今月からは、同じく光文社文庫のシャーロック・ホームズを集めようとしているんじゃないですか
ugnol: うっ、うっ!!
H・R: さらには今年も論創海外ミステリがたまていく一方・・・・・・
ugnol: うわーーー、やめろーーー!!!
H・R: 昨年からの大雪を超える、本の大雪崩、フゥーーー
2006年1月7日 ついに今年初の新刊本
本日の購入本
「悪魔のヴァイオリン」 ジュール・グラッセ(ハヤカワミステリ1780)
新刊本は来週からになるだろうと思っていたら、早川書房が最初に来た! この作品はフランスの作家でジュール・グラッセという新進作家のもの。書かれたのは2004年で“パリ警視庁賞受賞”とのこと。この“パリ警視庁賞受賞”というのはフランスでは新人作家の登龍門となる賞であるそうだ。
この作品ではメルシエ警視という人物が主人公となる警察小説らしい。なにやらあの有名なメグレ警部に酷似しているとのことだから、意識しながら読んでみると面白いかもしれない。
ポール・アルテに続くフランスからの期待作家となるか!?
2006年1月6日 今日は普通に
本日の購入本
「こちら、郵政省特別配達課!」 小川一水(朝日ソノラマノベルス)
「エムズワース卿の受難録」 P・G・ウッドハウス(文藝春秋)
今年初の新刊! と思っていたら、昨年末に出た本であった。最近、「第六大陸」など小川氏の本にはまっているので、購入。この本は、もともと出版されていた二冊の本を合わせて一冊にまとめたものとの事。ちょうど“郵政民営化”が取りざたされた関係もあっての復刊ではないかと考えている。とりあえず読んでみることにしよう。
「エムズワース卿」のほうは、まだ「ジーヴズの事件簿」を読んでいないので、そちらを読み終えてからでもよかったのだが書店に積まれているとどうしても買いたくなってしまう。このような買い方をしていると、また“H・R”が出てきてなんだかんだと言われそうなのだが・・・・・・。今年はもっと自重した本の買い方をしたほうがいいかな。
2006年1月5日 宴はまだまだ続く
H・R: 密室で殺害される初夢、フゥーーー
ugnol: ・・・・・・前回限りじゃなかったの?
H・R: 何言ってるんですか、今年は出ずっぱりですよ
ugnol: ひっぱるようなキャラでもないと思うんだけど
H・R: 今週みたいに、新刊が出ないときには最適の穴埋めじゃないですか
ugnol: 自分で言うか普通・・・・・・それにそのキャラクター、今年いっぱいもつの?
H・R: 持たなかったら、どんどんはやりのものへ変えていくことも可能ですよー
ugnol: ようするに行き当たりばったりでやって行こうっていうわけね
H・R: 臨機応変、フゥーーー
2006年1月3日 新年あけまして・・・・・・
ugnol: えぇー、新年あけまして・・・・・・
H・R: あけおめ、フゥーーー
ugnol: ・・・・・・誰?
H・R: どうもー、H・R ことハード・リーダーでーす
ugnol: いや、ハード・リーダーですっていわれても
H・R: ugnol の中の人です
ugnol: いや、そんなのと一緒くたにしてもらいたくないんだけど
H・R: そんなことより、ugnolさん。2006年の抱負を一言
ugnol: えぇ、このまま話進めちゃうの? そうだなぁ、買う本を少なくして、積読の山を小さくしていきたいかな
H・R: 豊富なんですから、達成できそうな目標を言ってくださいよ
ugnol: 何を失礼な!
H・R: ここ何年も毎年同じ事言いながら積読本がたまっていくいっぽうじゃないですか
ugnol: まぁ、そうなんだけど・・・・・・今年こそは
H・R: 絶対無理! フゥーーー
ugnol: えー、妙な新年を迎えてしまいましたが、とにかく今年もよろしく