キッド・ピストルズの慢心


「キッド・ピストルズの慢心」−キッド最初の事件−   (1995年4月 メフィスト)
(職業占いの唄にのって)
 キッドの身の回りの人々が次々と不信な死に方をしていった。しかも彼らの職業は、鋳かけ屋、仕立て屋、兵隊に水夫、金持ち、貧乏人、乞食に・・・・・・泥棒、とマザーグースの唄にあるように・・・・・・。死んだ全員がとある新興宗教にかかわっていたようなのであるが・・・・・・事件を探る中、魔の手はキッドの身内にまで・・・・・・


「靴の中の死体」−クリスマスの密室−  (1994年1月 野生時代)
(靴に住む、老婆の唄にのって)
 靴屋の富豪の老婆が靴の形をした家の中で殺されていた。しかしその家へむかう雪道についた足跡は老婆が部屋に入るときのものただ一つであった! キッド・ピストルズが密室殺人事件に挑む!


「さらわれた幽霊」  (1994年8月 野生時代)
(ボー・ピープが羊を探す、唄にのって)
 二十年前、息子を誘拐によって失った女は、降霊術師の力を借りて、息子の霊と更新することをよりどころとしていた。そんななか、彼女の元に再び息子を誘拐したとの脅迫状が!! 今度さらわれたのは、息子の霊なのか!?


「執事の血」  (1994年11月 メフィスト)
(巨人の唄にのって、イギリス人の血が匂う・・・・・・)
 キッド一行は英国における模範的な最後の執事をヘッド・ハンティングにいこうとする男にである。雨の中立ち往生していたキッド一行は彼に同行し、その執事のいる貴族の宅へと向かう。しかしそこで一行が見たのは、だらしのないアルコールにおぼれた執事の姿であった!


「ピンク・ベラドンナの改心」−ボンデージ殺人事件−  (1995年8月 メフィスト)
(ジャックとジルの唄にのって)
 ピンクの友人の娼婦が客をとっている最中にその客によって惨殺された。その非道さにピンクは怒り、復讐を決意する。SMの世界がからむ殺人。その向こう側に見えるものはいったい!?



内容・感想へ戻る