101号室の女


「101号室の女」 (小説宝石1994年10月号)
 ラブホテルを経営する仲の悪い母と息子。ある日、彼らの前に現れた謎の女が部屋を借りた。部屋の番号は101。謎の女の秘密と親子の憎悪が交錯したときに起きた事件とは・・・・・・!!

「眠れ、わが子よ」 (小説現代1993年5月号)
 小野田光弘は脱サラして専業作家になったはいいが、ろくに仕事はとれず妻が働き生計をたてることに・・・・・・。よって光弘が幼い娘の面倒をみることになり、毎日ベビーカーを押して公園を散歩する。ある日、光弘は公園でベビーカーを押すやもめの男と出会う。男の不潔な格好と子供のぞんざいな扱い方に光弘は不安を覚え・・・・・・

「網走まで・・・」 (ミステリマガジン1989年10月号)
 ゆかりの元に二人の男からの手紙が交互に届き始める。一通は旅先の夫からの手紙で、もう一通は2年半前から刑に服していた元の愛人が出所し、そちらに向かうとの手紙であった。ゆかりに手紙を出しながらちゃくちゃくとゆかりの元に近づいてくる二人。そしてやがてその二人が!!

「石廊崎心中(石廊崎の殺人者:改題)」 (別冊小説宝石宝石1991年爽秋特別号)
 加納由紀子は新聞の伝言版のコーナーの中に自分の写真を見つける。カメラを拾いましたという文章がそこにはそえられていた。そのカメラは以前、夫と旅行に行ったさいに他のカップルのものとすりかわってしまったのではないかと由紀子は推測し、連絡をとることに。電話をするとその相手のカップルの妻のほうが自殺を遂げていたことを知らされる。その後、由紀子の身辺で不思議なことが起き始め・・・・・・。フィルムには何が隠されているのか?

「恐妻家」 (小説宝石1996年7月号)
 愛人に子供ができ妻との離婚を責められるが、男は恐妻家で妻に別れ話を切りだすなどとは・・・・・・。そんな男がバーで同様の境遇の男と出会う。そして男は交換殺人を提案される。男はあわてて断りその場を退散するが、後日、男の妻が・・・・・・。そして彼に契約と称した電話が!

「わが子が泣いている」 (小説新潮1993年6月号)
 親子三人暮らしの家で、妻と子供が二人でいるときに銀行強盗が押し入ってくる。妻は銀行強盗に夫にお金を持ってこさせるから命だけはと懇願する。さて、話しの結末は!!

「殺人計画」 (別冊小説宝石1989年爽秋特別号)
 ある翻訳家が、じわじわと妻に殺されようとしている。翻訳家は一計を案じ、編集者へ原稿に混じらせて暗号で自分の危機を知らせようとするのだが・・・・・・

「追 跡」 (別冊小説現代1994年夏号)
 両親の反対を押し切り駆け落ちしてハネムーンに出た二人。借金を取り立てに行った兄貴が刺され、仇を討とうとするヤクザ。そんな彼らが特急の一つの車両に乗り込む。そしてそこで!?

「わが生涯最大の事件」 (ミステリマガジン1995年11月臨時増刊号)
 定年退職した巡査が20年前に起こり、迷宮入りとなった女子高生連続殺人事件を思い返し、再びその事件を調べなおし真相へと迫って行く様を描く。



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