崩れる
「崩れる」 (小説すばる 1994年11月号)
自堕落な夫と身勝手な息子を持ちながら家庭を支える女。しかしある日彼女の中でなにかが崩れ始める。
「怯える」 (小説すばる 1995年4月号)
結婚をして家庭を持った男が、昔つきあっていた女から付きまとわれる。その女に昔もこのように翻弄されつづけ、とても綺麗に別れたとはいえなかった。やがてその女は妻にも・・・・・・
「憑かれる」 (小説すばる 1995年8月号)
周りの知人たちがみな結婚してゆく。そんななか昔の知人からも結婚の報せが届き、簡単なパーティーを開くからぜひ出席してくれないかと請われる。しかし彼女はその知人にうしろめたい過去を持っていた。
「追われる」 (小説すばる 1995年11月号)
結婚相談所で男性との模擬デートのインストラクターをしている女性の話。模擬デートのはずが相手の男性はだんだんと本気になり始め・・・・・・
「壊れる」 (小説宝石 1995年11月号)
とある不倫をしている男の妻が自動車の接触事故を起こした。相手に非があるものの、その相手というのは男の上司に当たるものであった。そしてその事故はうやむやにされる。ある日、その上司が不倫をしていることを知り男は・・・・・・
「誘われる」 (小説すばる 1996年3月号)
新居で生活を始めるもののうまく公園デビューをはたせず、困る母親は同じように悩んでいた女性と知り合う。しかしいつしかその情勢の行動に悩まされるようになり・・・・・・
「腐れる」 (小説NON 1996年10月号)
なぜか臭いにやたらと敏感になり始めた主婦。とある日から隣の臭いが気になり、妙な妄想を抱き始める・・・・・・
「見られる」 (小説すばる 1996年12月号)
婚約まじかの女性があるいたずら電話に悩ませる。その電話の主は彼女の行動のすべてをずばりいい当ててくる。すぐそばで見ているかのように!
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