ブラウン神父の童心

The Innocence of Father Brown   1911

「青い十字架」 (The Blue Cross)
 名探偵ヴァランタンは怪盗フランボウを追っていた。ヴァランタンはフランボウがどんな扮装で身を隠しているのかと目を光らせていると、奇妙な神父の姿を見ることに。その後、ヴァランタンはその奇妙な神父ともう一人の神父が妙な騒ぎを起こしたという話を聞き、彼らの跡をつけて行く。すると・・・・・・

「秘密の庭」 (The Secret Garden)
 探偵ヴァランタンの家で開かれたパーティーにて殺人事件が起こる。それも首の切断された! いったいこの死体は誰なのか? どのようにしてこの庭に? 結末には驚愕の事実が!!

「奇妙な足音」 (The Queer Feet)
 あるホテルの小部屋で聞いた奇妙な足音から、ブラウン神父はある推理を! 神父によって暴かれた犯罪とは!?

「飛ぶ星」 (The Flying Stars)
 クリスマスのさなか、突然始められた喜劇。そして喜劇の最中、盗まれた宝石。この喜劇には最初から最後まである意志が加わっていたのだった!!

「見えない男」(The Invisible Man)
 殺人が起きたものの入り口にいた者は誰も見てはいないという。“見えない男”という存在によってなされた殺人なのか? ブラウン神父が暴くその正体とは!?

「イズレイル・ガウの誉れ」 (The Honour of Israel Gow)
 主人が亡くなった城にて奇妙な遺品の品々が発見されるのだが・・・・・・。そこには主人が亡くなった跡も城に居座る忠実(?)な召使いガウの存在が見え隠れする。

「狂った形」 (The Wrong Shape)
 フランボウとブラウン神父の旅の途上、奇妙な家に立ち寄ることに。そこで一人の女性を巡る密室殺人が起こる。

「サラディン公の罪」 (The Sins of Prince Saradine)
 フランボウとブラウン神父のボートによるたびの途上、サラディン公爵家に立ち寄る。そこで突然起こった、決闘劇の顛末とは・・・・・・

「神の鉄槌」 (The Hammer of God)
 心神深い牧師の弟と厄介者の兄。その兄が死んだ。その不心神さが物語るかのように、天から降ってきたかのような槌によって!!

「アポロの眼」 (The Eye of Apollo)
 新興宗教の司祭が演説をするなか、エレベータで起こる事件。そこにはある作為が仕組まれていたのであった!

「折れた剣」 (The Sign of the Broken Sword)
“賢い人間ならどこに小石を隠すかな?”

「三つの兇器」 (The Three Tools of Death)
 三つの兇器によって殺されたかのような不可解な死体。死体を取り巻く人々の思惑もまた違ったものに・・・・・・。いったいこの不可解な状況は??



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