夏色セブンティーン

 

(セブンティーン〜それはなんて甘美なる響き!!)

 

太陽のギラギラと暑い光線に針をひそませ

華やかなひまわりの影でTシャツの汗をしぼり

かけてゆく かけてゆく

 

青々とした芝生の香りや夏の終わりを予感させる風に逆らって

入道雲の上を綱渡り

見てないフリしてホントは指のすきまから地面をのぞいてる

だけど砕け散る直前の青と白の波が呼んでいるから

かけてゆく かけてゆく

 

それはいわば最後の砦

ウソとホントで武装したいわし雲が

エンゲージリングちらつかせて攻めてくるまで

かけてゆく かけてゆく

 

(セブンティーン〜それはなんて素晴らしい響きなのだ!!)

 

<970825>

 


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