ずっと友達でいようねって
笑いながら指きりした
十五歳の二人
この道はずっと変わらないのに
二人どこか違ってしまった
大人になるのはたやすいこと
早く大人になりたいねと
夢を描いた少女の頃
気付かなかった小さな真実
学校帰りのこの白い道は
あの娘の家まで続いてる
勇気を出して
気軽な声で
『 久しぶりね 』
と訪ねてみたい
あの頃の夢
覚えているかしら
それとも照れて
吹きだしちゃうかな
でも今日じゃないと出来ないこと
明日じゃきっと遅すぎることあるから・・・
銀杏並木の蒼い葉陰で
何時間でも飽きずに話した
この道はずっと変わらないのに
二人 もう話すこともない
大人になって覚えたことは
言葉を飲み込む作り笑いと
夢を食べてた少女の頃を
取り戻せない
小さな嘘だけ
学校帰りのこの白い道は
あの娘の家まで続いてる
分かれ道では
明日も会えるのに
別れがたくて
せつなかったね
あの頃の夢覚えてるかしら
それとも忘れて
暮らしてるかしら
でも二人は今でも友達だって
信じてるのは
私だけじゃないはず・・・