MOON2 帰り道MOON2

ずっと友達でいようねって
笑いながら指きりした
十五歳の二人

この道はずっと変わらないのに
二人どこか違ってしまった

大人になるのはたやすいこと

早く大人になりたいねと
夢を描いた少女の頃

気付かなかった小さな真実

学校帰りのこの白い道は
あの娘の家まで続いてる

勇気を出して
気軽な声で
『 久しぶりね 』
と訪ねてみたい

あの頃の夢
覚えているかしら
それとも照れて
吹きだしちゃうかな

でも今日じゃないと出来ないこと
明日じゃきっと遅すぎることあるから・・・

銀杏並木の蒼い葉陰で
何時間でも飽きずに話した

この道はずっと変わらないのに
二人 もう話すこともない

大人になって覚えたことは
言葉を飲み込む作り笑いと
夢を食べてた少女の頃を
取り戻せない
小さな嘘だけ

学校帰りのこの白い道は
あの娘の家まで続いてる

分かれ道では
明日も会えるのに
別れがたくて
せつなかったね

あの頃の夢覚えてるかしら

それとも忘れて
暮らしてるかしら

でも二人は今でも友達だって
信じてるのは
私だけじゃないはず・・・

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