よけいなお世話という気もするけど・・・・   二人はいつ恋に落ちたか? 

                     
 とてつもなくおバカな独断と有り余る妄想と、
意識しまくったよこよこしましまな視線で「検証」してます。
・・・・検証〔ウソ〕

                    
                            
 アメリアはいつゼルガディスを恋したのか?
 そんなの微妙な話に決まってますが、まぁ気の向くまま考えてしまいました。
 アメリアの方が明確に気持を表現してくれるのでわかりやすいし、時間的に見てゼルガディスの恋のトリガーを引いたのもアメリアだと思うので、アメリアから。アニメから見てます。判定材料はアメリアの言葉や態度、基準は小野が思うところの一般論、「すでに恋をしている」TRYアメリアとの比較、そして小野の妄想ゼルアメモードでございます。
 「いつ恋に落ちたか」を問うならTRYは無視していいと思うんですよ。上に書いちゃいましたけど、コロネ山にしろ愛の力発言にしろ、TRYでのアメリアの態度は、自覚の有無に関わらず立派に「恋をしている」状態だと判断していいと思うんで。
 では、無印とNEXTの「どちらの」「いつからか」という問題になるんですが・・・・
 小野はNEXTからだと思います。やはり5話の「ぽっ」から。
 その前にまずNEXT1〜4話をみてみましょう。
 1話。
 ゾアナの助っ人として現れたゼルガディスとの再会に、姫曰く、
「なんて燃えるシチュエーション!!」
 で、燃えると言うのは、「好きな人と敵味方に別れること」とかではなくて「かつての仲間と敵味方に別れること」だと本人が言ってます。自分自身の感情に関しては「おこさま」と言われるほど正直に態度に出すタイプのアメリアですから、この辺りから推測するに、1話ではまだアメリアはゼルガディスを純粋に仲間だと捉えてると言っていいんじゃないかと。ただ、アメリアは「正義」や「セイルーンの公人」と言ったものを背負うと彼女個人の感情をそれらが完全に凌駕する傾向があるので(ex. NEXTフィルさんの死)微妙と言えば微妙。でも「燃える・・・」発言は、一瞬ヒーロー「ヲタク」の世界に浸った時のものなんで、彼女の素の時の発言だと考えていいのではと。で、時間系列でその前にあたる無印シリーズなんかもリストから消去される。
 ところで、塔の上でアメリアの独り言(笑)を聞いていたゼルガディス、座り込んで何考えてたんでしょう。小野は、その後の展開を思えば、仲間のために(自分から)捕まってしまったアメリアの声を聞きながら、無印の頃の物語を思い出していたのかなとか思いました。で、彼が見ていた方向にはサイラーグ、あるいは彼の故郷があったのではないかな、と。この瞬間脳裏に浮かんでいたのは、仲良し四人組のことよりはむしろ、レゾのことではなかったかと思ったりしてます。なんとなく。
 2話。
 小野eyeでは5話へのひそかな伏線。
 でもまだアメリアにとってゼルガディスはただの仲間。
「けっこーかっこいいのに!」
 とアメリアが叫んでますが、このかっこいいはあくまで一般論だと小野は思うです。年くってる人ならともかく、恋に恋するようなおそらく本当の意味での初恋もまだと思われるうら若き少女が、その恋の相手に面と向かって「かっこいい」なんて言う場合、こういうあからさまに率直な態度はとれないんじゃないかと思うんですよ。実際、以降のゼルガディスに対する表情を見ていると、アメリアは恋心を奥ゆかしくかつ豊かに態度で表現するタイプのようですから、このときすでに恋愛感情のようなもの芽生えていたとすれば、「頬を染めて」「うつむく」「恥じらう」と言った態度がはっきり見られてしかるべきじゃないかと。でもって「けっこう」なんて第三者的な表現はしない・・・・と思う。恋をしているなら「かっこいい」という要素も当然恋心の中に含まれているはずだから、言い回しで自分の気持をごまかすことはしないアメリアなら、もっとはっきりした主観的な言い方になると思うんです。それにいくら子供っぽいとはいえアメリアは優しい子なので、もし彼が少しでも彼女個人にとって大切な人になっていたのであれば、直前の彼のセリフに含まれた重みを受け止められたはずじゃないかな、なんて。どれほどアメリア自身がそう思っていたとしても、「まだそんなこと気にしてる」というゼルガディスの意思を根本から否定するかのよーな(アメリアはそんなつもりではないにしろ)あっさりした言い方(笑)は、少なくとも本人の前ではしないんじゃないかなと思うんですよね。これはどうみてもやっぱり友達同士もしくは完璧夫婦のレベルの会話。
 だからこの時点ではまだ仲間、ではなかろうか、と。
 とはいえ、「かっこいい」ってアメリアはすごくすんなり口にしてるじゃないですか。ということは、アメリアは一応以前から「ゼルガディスさんはかっこいい人だ」という認識は持ってたんですよ。でもフォローのつもりで言ったその言葉に当人はいたく傷ついた様子。
 アメリアはとてもいい子だから・・・・。
 リナが実はおちょくってたこと、それに乗せられちゃった自分の言い方のこと、あの後しばらく気にしてたんじゃないかと思うんですよね。
 ゼルガディスはかっこいい、と言う既知の情報に加え、
「ゼルガディスさんはそんなに人間の体に戻りたいのね」
「ゼルガディスさんを傷つけちゃったみたい」
「ゼルガディスさん、(髪の毛のこととか含めて)大丈夫かしら・・・・」
 とかいうゼルガディスを意識する気持が、まあ一定の期間だけでもリフレインしていて・・・(妄想)
 それが5話の「ぽっ」に・・・(妄想大爆発)
 3話。
 鍋つつきあう若い男女。これもなかなかな気がしますが、普通に食ってます、この二人。
 その後ゼルガディスとアメリアは二人っきりで行動してますけれど、別にこれと言った変化はなし。デイミアのおとろしい剣幕にアメリアが一瞬ゼルガディスの袖をとる、と言うことくらいですか。この袖をちょっとつまむ感じ、なんとなく「妹ちっく」だと思うんですけれど・・・・気のせいですかね。これを読まれた「妹」の方、いらっしゃいましたら、よろしかったら御意見?などください(笑)
 TRYのアメリアなら、袖掴んじゃった後で「す・・・・すみません」とかなんとか言ったり、頬を染めちゃったりするかなあ、とか思いました。でもこれはあくまで想像。
 ゼルアメで行動というのに進展があんましない勿体無い回でした(笑)ヒーローアメリアは可愛かったです。言い回しとマントの使い方が堂にいっててカッコ良し。
(でも小野の妄想では、この頃も、アメリアの中でゼルガディスはかっこいいと言う既知の情報に加え、
「ゼルガディスさんはそんなに人間の体に戻りたいのね」
「ゼルガディスさんを傷つけちゃったみたい」
 とかいう気持が・・・・・(以下略))

            
      
                

                  

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