粥菜坊のホームページは、http://www.kayunabou.com/index.html へ移管致しました。今後このサイトでは、中国広州&広東料理をより多くの方々に知っていただくための『広東料理館ホームページ』として運用していきます。



広東料理のおもしろさ

広東料理の特徴
食材と調理方法
あっぱれな広州人の食べっぷり
男性も料理を楽しみましょう
広州のレストラン
子豚丸焼きは丸ごと食べられる?

広東料理の特徴
中国は地域が広く、各地の料理の作り方や味には、大きな違いがあり、俗に南は甘く、北は塩辛い、東は辛く、西は酸っぱいといわれています。そういえば、広東料理には砂糖を比較的多く使います。でも、それでいて甘みをあまり感じさせず、実はそれが隠し味になっていたりします。料理の体系として、広東料理、四川料理、山東料理、揚州料理といった中国4大料理がありますが、日本から香港に旅行された多くの方々が、香港での食べ物はどれも美味しかったというように広東料理は多くの日本人に好まれています。ちなみに、香港は広州から電車で2,3時間の場所に有り、使用言語は同じ広東語です。広東料理は、「食は広州にあり」といわれており、世界中どこでも人気高い料理で、日本の多くの中国料理の名前の呼び方は、広東語の発音から来ており、例えば、シューマイ、ワンタンはよい例です。

   

食材と調理方法
広東料理で使う食材はいろいろあります。きっと広州の市場に行ってみれば、驚くほどの豊富な食材が目に入ってくることでしょう。その追求姿勢は、飽きるところがないといって過言でありません。4つ足のものは、机以外なら全部料理して食べてしまう、背中が空を向いているものも何でも食べてしまうと言われているくらいです。市場には、相当な種類の野菜が積み重ねられ、魚はまだパクパクしながらもそのままの姿で板の上に並べられ、鶏なんかは生きたまま売っているお店もあったります。このように、海、空、池、湖、畑といった多種多様な自然からの食材を使いこなし、さらにそれらをあらゆる調理法で料理していくのです。炒(炒める)、爆(ごく強火で炒める)、煎(油で焼きつける)、炸(揚げる)、烹(煮たきする。炒め、揚げのあと調味料や酒など加え、さっと炒め煮する)、蒸(蒸す)、燉(器に材料とスープを入れ、器ごと長い時間蒸す)、あんかけ、煮(水煮、スープ煮)、滷(香料入りの調味汁で煮しめる)、蒸し焼き、焼(焼く、煮る)などなど、挙げていてきりがないほどです。また、調味料もかなりの種類があるので、その一部を招明市場のページで紹介する予定です。

    

あっぱれな広州人の食べっぷり
作るだけでなく、食べる方も広東人はあっぱれです。骨のついた肉、鶏肉や豚肉、牛肉までも、骨まで噛み砕いて、美味しいだの不味いだの、新鮮だの古いだの品評します。骨のエキスも美味しいので、これを吸いつくさないともったいないのです。広州の鶏は本当においしく、きっと、そんな人間ばかりだから、育てる側も、えさの成分に手を抜くことができないのかもしれませんね。しゃぶりつくすのは、肉の骨だけではありません。魚も、頭の骨がきれいに残るぐらいまで、しゃぶてしまいます。実は、日本の人たちも頭の部分が一番美味しいと思っている人は多いのではないでしょうか。でも、頭にくらいつくのは気が引けますものね。でも、広東人は美味しさを追い求めて、なりふり構わずしゃぶりついてしまうのです。
男性も料理を楽しみましょう
中国社会では、男性も女性に負けないぐらい料理をします。また、お客さんが来た時には、男性が料理を作ってもてなすということも、よく見られる光景です。素敵だと思いませんか?料理は、理科の実験のようなもので、とても楽しいものです。料理を女性に主権をわたしておくのは、もったいない話しではないですか?中国では、そのように男性の料理人口は高いので、もし料理人口という統計をとったなら、中国はかなり高い水準でしょう。その中でも、広州は一番かもしれません。広州は、その辺りの誰でも料理が出来る、厚い料理人層があるのです。日本の男性の皆さんも、もっともっと料理作りを楽しみましょう。
広州のレストラン
広州で食べ歩きをしても、ある意味おもしろくありません。なぜなら、ほとんどは中華料理で、日本のように、世界各地の料理が身近に揃っているわけではないからです。でも、中華ばかりと侮るなかれ。さすがに、中国各地の中華が揃っているし、広東料理の品数もばかに出来ません。広州のレストランも、かなり奥が深いものがあります。そのおもしろさは、”広州のレストランってこんな感じ”のぺージでいくつか説明させてもらいました。
子豚の丸焼きは丸ごと食べられる?
広東料理で有名の料理は、白切鶏、子豚の丸焼き、酢豚、蒸鮮魚、焼鵝、叉焼(チャーシュー)、薬膳料理、ス-プ等数多くあります。 「食は広州にあり」の広州とは、もともと’広州酒家’というレストランを指していました。そこの子豚の丸焼きは古くから有名で、日本のテレビ番組でも紹介されいるのを見たことがあります。祝宴の席では、最初に出される一品で、”鴻運当頭”といって幸運をもたらす意味があるからです。ただ、この豚を丸ごとかぶりつけると思っている人も中にはいるかもしれませんが、食べるのは焼いてカリカリした周りの皮の部分だけですので過度な期待はよせないように。
    

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