TSFB (Typing Software For Beginners)

超初心者向け タイピングソフト TSFB

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本ページの構成

上記の通り「タイピング練習ソフト」です。
「使ってみれば分かる」程度の機能しかありませんが、念のためざっと説明しておきます。


概要

元々、超初心者向けのタイピング練習ソフトとして「かな入力」のキー配列を習得するために作成したものですが、
公開にあたり、せっかくなので「英字入力」に対応してあります。

非力なパソコンでも動作するほど軽量ですが、ゲーム性がなく、名前やアイコンのセンスがないのが弱点です。
個人はもちろんのこと、教育現場などでも使ってもらえれば嬉しく思います。

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動作環境

解像度は640x480、800x600などの小さな画面でも使えるようにしています。
このため、いまどきの高性能なパソコンでは画面が小さく感じるかもしれません。

Windows98(2nd edition), WindowsVistaで動作確認しています(どちらも日本語版Windows(32bit)に限ります)。
おそらく、ほとんどのWindows上で動作すると思います。

ゲーム性には乏しいですが、非力なパソコンでも動作するほど軽量で実用的だと思いますので、
個人はもちろんのこと、教育現場などでも使ってもらえれば嬉しく思います。

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著作権・免責事項

本ソフトウェアはフリーウェアです。
著作権は所有しますが、使用に際しての制限は一切ありませんので、ご自分の責任においてどうぞご自由にお使いください。

なお、本ソフトウェアを使用したことにより、障害や破損、その他の不具合が生じた場合でも、何ら保証も行いませんので、悪しからずご了承ください。
(そのようなことはないと思いますが)

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ダウンロード、インストール

圧縮したファイルはzip形式とlha形式の2種類を用意しましたので、どちらでもお好みの方を利用してください。

なお、各ファイルのハッシュ値は次の通りです。HashTabなどで必要に応じてファイル内容を精査の上でご利用ください。

TSFB_V100.zip :
CRC32: 97704C74
MD5: C43598561545C405AC36BF4261CEA614
SHA-1: 2A2E57AE10203651C5149F3CAE179063535FCD4C

TSFB_V100.lzh :
CRC32: 72BD9A88
MD5: 38FF4506E83D6BA28E5A0C742DE9E0D4
SHA-1: 0DE722B86E64729F10D80485A073B91DE100324B


圧縮ファイルの内容は、次の3ファイルです。


圧縮ファイルを展開し、任意の同一フォルダに置くだけでインストールは完了です。
インストーラは使っていませんし、レジストリは使いませんし、
ファイルの自動生成も行いませんから、パソコンの中が汚れることもありません。

なお、本ソフトウェアはVB6で作成しており、VB6のライタイムライブラリ(MSVBVM60.DLL)が別途必要です。
お持ちでない方は、ベクタ(http://www.vector.co.jp/)などのソフトウェアサイトからご自分でご用意ください。

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アンインストール

インストールしたファイルを削除するだけです。
ただし、本ソフトウェアへのショートカットを作成した場合は、ご自身でショートカットは削除しておいてください。

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使用方法

必ず、直接入力(半角英字入力)の状態で使用してください(日本語入力IMEはOFFにしてください)。

起動後に[ファイル(F)]-[設定(Ctrl+O)]で設定画面を開き、入力可能なキーの数を増減してから、
[ファイル(F)]-[実行(Ctrl-R)]を選択すれば練習開始です。

タイプすべきキーが「大字」で表示されるので、そのキーをタイプしてください。
正しくタイプできると、次にタイプすべきキーが「大字」で表示されます。
以後、ずっとこの繰返しです。

表示方法は、設定画面の「色つき」「色なし」「字なし」の切替えにより、次のように変わります。

設定内容キーレイアウト表示対象キーの色変化
色つき
色なし×
字なし××


最初は「色つき」で練習し、慣れてきたら「色なし」に切替え、最終的には「字なし」で入力できるようになる頃には習得完了です。

練習を停止するときは[ファイル(F)]-[停止(Ctrl+R)]を選択してください。
プログラムは[ファイル(F)]-[終了(X)]で終了します。

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超初心者におすすめの練習方法

次の順序で練習するとよいです(ひとつの例として)。
(「英字」の場合。「かな」でも同様の考え方で練習するとよいです。)

ホームポジションを一般的な「左手=asdf」「右手=jkl;」とした場合、
 ①第1段階
  ・右手の3段目【jk】だけで練習
  ・右手の3段目【jkl】だけで練習
  ・右手の3段目【jkl;】だけで練習
  ・右手の3段目【hjkl;】だけで練習
  ・右手の3段目【hjkl;:】だけで練習
  ・右手の3段目【hjkl;:]】だけで練習

 ②第2段階
  ・左手の3段目【df】だけで練習
  ・左手の3段目【sdf】だけで練習
  ・左手の3段目【asdf】だけで練習
  ・左手の3段目【asdfg】だけで練習

 ③第3段階
  ・両手を3段目だけで練習

 ④第4段階
  ・右手の2段目【ui】だけで練習
   (中略:順次キー範囲を増やします)
  ・右手の2段目【yuiop@[】だけで練習

 ⑤第5段階
  ・左手の2段目【er】だけで練習
   (中略:順次キー範囲を増やします)
  ・左手の2段目【qwert】だけで練習

 ⑥第6段階
  ・両手を2段目だけで練習

 ⑦第7段階
  ・両手の2段目+3段目だけで練習

 ⑧第8段階
  ・右手の4段目で、順次キー範囲を増やしながら練習

 ⑨第9段階
  ・左手の4段目で、順次キー範囲を増やしながら練習

 ⑩第10段階
  ・両手の4段目だけで練習

 ⑪第11段階
  ・両手の2段目+3段目+4段目だけで練習

以後、1段目で順次キー範囲を増やし、1+2+3+4段目で練習すれば
[TAB]や[BS]、[Enter]などを除けば、単一の運指としては習得完了です。

欠点にも記述したように、ここまで習得できればこの先は[Shift]や[Ctrl]と組み合わせた運指の練習が必要なのですが、
本ソフトウェアでは、その機能を持たないため練習できません。

しかし、ここまでタイピングできるほど上達していれば、基本的な実力は備わっているでしょうから、
もう本ソフトウェアを卒業し、他の著名なフリーウェアで入力速度アップにチャレンジされたらよいと思います。
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使用上の注意点

英字入力での「¥」入力は、1段目の右方(かな入力時の「ー」)と4段目の右方(かな入力時の「ろ」)の2つのキーどちらでも行えます。
本ソフトウェアでは、「色つき」で練習する場合は「指定された一方のみ許可」とし、
「色なし」「字なし」の場合は「どちらのキーでも許可」としていますので、お好みの方で入力して構いません。

# 「色つき」では、入力すべきキーを指示しており、従わないと不正解としました。
# 「色つき」でない場合は、入力すべきキーを指示しておらず、どちらか一方だけを
# 正解とするわけにはいかず、どちらも許可しています。

<<余談>>
日本語版のWindowsでは(その前身のMS-DOSの時代からですが)、特例として後者のキーも「¥」として扱うようになっているため、
「¥」のキーが2つ存在しますが、英語版のWindowsでは「¥」は前者だけで、後者は「バックスラッシュ」として扱われます。
(キーボード上の表示は「バックスラッシュ」のはずです)。

本ソフトウェアは、日本語版Windowsでの動作を前提としているため、上述の動作にしていますが、
英語版のWindowsを利用する場合(ソフトウェア開発時など)も考えられますので、
「¥」は前者のキーだけを使い、後者のキーは使わない、というルールを作るのもよいと思います。
(この場合、英字入力では『4段目の「¥・ろ」』のキーを無効にして練習してください)

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欠点

[Shift]や[Ctrl]を組み合わせたタイピング機能を持たないため、
 ・かな入力でいうところの小さい文字「ぁぃぅぇぉゃゅょ」
 ・英字入力でいうところの大文字
などが練習できません。

元々が「かな入力」の練習を目的として作ったことと、
ほとんどのキー入力を習得できれば、残りは著名なフリーウェアで練習できるので、
そこまでの機能が必要ないと考えていたため、機能を持たせなかったのです。(*^_^*);

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本ソフトウェアを作成した背景、ポリシー

「かな入力」を練習するにあたり、ネット上で紹介されていたものを幾つかダウンロードして使ってみましたが、
下記の理由で自分にとっては使いにくいものばかりでした。

  1. 最低でも、最初に覚えるキーが1段づつなので、ハードルが高すぎる
  2. 入力時間に制限があり、初心者には厳しすぎて最後まで練習できない
  3. 一般的な運指やホームポジションが前提となっており、独自のホームポジションだと使いにくい
  4. キー配列を意識させるあまり、カラフルな表示がうっとうしい上、表示自体が、一般的なホームポジションに制限されてしまう

タイピング練習ソフトはあまりにも沢山あり、超初心者向けのものを探すことさえ大変だったので、思い切って自分好みに作ることにしました。


前述の問題をクリアするため、本ソフトウェアでは次のようにしました。

  1. 練習対象のキーを1つづつ設定可能にした
  2. 時間制限は設けない
  3. ホームポジションは意識させない(*1)
  4. カラフルな表示は行わず、キー配列だけを意識させる

予想通り、地味なソフトウェアになりましたが、本当に習得したい人向きのものになったと思います。

(*1):一般的なホームポジションならば「F」と「J」のキーにある「ポッチ」を指先で意識すれば十分だと思います。

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余談:「かな入力」習得への道

「かな入力」の習得で苦労をされている方がいるかも知れませんので、参考までに、自分の経験を記録として残しておきます。
(ここに記した内容は、人によって「合う」「合わない」があるので、マネをされても構いませんが、別にオススメするものではありません)

「かな入力」の習得は簡単ではない?

ネットからダウンロードしてきたフリーウェアで「かな入力」を練習し始めたものの、
一般的なホームポジション(「F」と「J」)では右手小指の負担が大きく、タイプミスばかりしていました。
「英字入力」では「0-P-+-?」より右側は出現頻度が低いので、この辺りは完全に覚えていなくても大きなスピードダウンにならないのですが、
「かな入力」ではこれらのキーにもまんべんなくキーが割り当てられており、全てをタイプできないと、大きくスピードダウンすることが分かりました。

そこでホームポジションを見直すことを考えました。

「F」と「J」以外のキーには「ポッチ」がないため、指先でホームポジションを認識できるかどうかが不安でしたが、とにかくやってみることにしました。

第1案:「G」と「K」をホームポジションにする

まず最初に考えた方法がこれです。

左手を「S,D,F,G」、右手を「K,L,+,*」に置き、キーの担当範囲を(ほぼ)等しくすることを考えました。
(左手は「1-Q-A-Z」〜「6-Y-H-N」までの6列、右手は「7-U-J-M」〜「右端まで」を担当させるようにしました)

しかし、自分の場合は「英字入力」を一応習得しており、左手で[Shift]と[Ctrl]を使うクセが染み付いていたため、
却ってこれらのキーのタイプミスが頻発してしまい、この方法はほとんど練習しないうちに断念しました。

第2案:「F」と「K」をホームポジションにする

次に考えた方法がこれです。

左手は一般的なホームポジションのまま、右手のホームポジションを右にキー1つ分ずらし、ホームポジションを「F」と「K」とする方法です。
(左手と右手の担当範囲は、どちらも第1案と同じです)

ここで左手人差し指には「4-R-F-V」〜「6-Y-H-N」の3列分を担わせるようにすれば、左手の負担が若干増えることになる反面、
右手の負担を減らすことが出来ます。

ネットからダウンロードしてきたフリーウェアを使って練習を再開しましたが、上述した理由により、ホームポジションを混同してしまい、
とても練習にならないことが分かりました。

そこでやむなく、このページで公開したソフトウェアの自作に至ったのですが、このソフトを用いて「かな入力」のキー配列の習得が出来ました。

その後

ゆっくり入力する程度ならできるようになりましたが、ローマ字入力の速さには全然及ばないので、まだ実用に耐えるレベルではありません。
こんな状態ですから、当然この文章もローマ字入力で編集しています。(TT)

今は「かな入力」の配列は習得したので、自作ソフトの利用は卒業し、ネットからダウンロードしてきたフリーウェアで速度アップを目指しているところです。

なお「英字入力」と「かな入力」の併用についてですが、ホームポジションを「J」と「K」で切り替えながら対応しています。
また、当初心配した「ホームポジションの認識」ですが、スピードが遅いせいか、今のところは出来ています。

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更新履歴

2012/02/02   Version 1.00   初版作成
2012/02/04   Version 1.00   初版公開

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