旅行記:倉吉

 2011年(平成23年)12月2日(金)から12月3日(土)まで、岡山県奥津渓、鳥取県三朝温泉と倉吉に、プリウスでドライブ旅行しました。
 その二日目の道中記です。三朝温泉から倉吉へ行きました。

 三朝温泉の旅館「依山楼 岩崎」を午前11時前にチェックアウトして、倉吉を通り、境港に行こうと、ナビにまず倉吉市役所をいれ、車を進めました。
 倉吉には、20分ほどで着きました。倉吉市役所の北向かいに、無料の琴桜・赤瓦観光駐車場がありましたが、赤瓦1号館で、旅館でもらった「三朝街めぐりクーポン」を使って、お土産を買おうとしていたので、赤瓦1号館横の駐車場に車を止めました。
 今年10月31日(月)、天皇、皇后両陛下が倉吉をご視察され、この玉川沿いの白川土蔵群の町並みをご覧になられました。


倉橋から玉川沿いの白壁土蔵群を望む

倉橋から玉川沿いに白壁土蔵群を入る
左手に赤瓦1号館を、右手に白壁土蔵を


玉川を赤瓦1号館から倉橋方向を望む
左手に白壁土蔵、右手に赤瓦1号館を
玉川にかかる橋は一枚石でできています。

赤瓦1号館の室内
醤油の仕込み蔵の中を土産店に


左手の白壁土蔵に赤瓦二号館が
あり、郷土玩具のはこた人形の
工房とお店があります。弁財天と
布袋さんの木彫りの像がありまし
た。 





柳橋から玉川沿いの白壁土蔵群を望む
右手の赤瓦の建物は、お休み処よねと無料休憩所。映画『男はつらいよ 寅次郎の告白』中で、後藤久美子さん演じる泉の祖母が経営する駄菓子屋さんとして登場しています。




柳橋向かいの赤いポスト
 倉吉市打吹(うつぶき)地区は、漆喰の白壁土蔵群と、赤い石州瓦屋根の家と、ゆるやかな反りを持つ一枚石の石橋が玉川に架かる町並みが、国の重要伝統的建造物保存地区に指定されています。


赤瓦三号館と 打吹山
 南北朝時代に、前方の打吹山頂上に
 城が築かれていました。 


赤瓦七号館・元帥酒造本店
 嘉永年間創業の老舗の造り酒屋。大正
 天皇の倉吉行啓に随行した東郷元帥
 にちなみ屋号を改名

赤瓦七号館・元帥酒造本店正面


元帥酒造本店玄関にある木彫りの福禄寿
火災からお店を守ったとか


伊能忠敬も測量した八橋往来の町並み
八橋往来は、倉吉から西北の琴浦町八橋へ通じた昔の街道です。

伊能忠敬も測量した八橋往来の町並み



打吹公園通りのさわやかトイレ
置き傘がありました。町並み内のお土産店にも置き傘があり、自由に使え、どこの場所に返してもよいようになっていました。


トイレ入り口にあった像


ひとまちひろばにある犬の像
「だれか来ないかな」と人を待っています。
ひとまちひろばのブロンズ像は、東京芸術大学大学院教授で、平城遷都1300年記念事業のマスコット「せんとくん」制作者の藪内佐斗司さんの制作です。

ひとまちひろばのカエル
石橋に、カエルの像があります。
人が「もう、返るよ」と言っています。

ひとまちひろばのさえの坊
人に「旅が無事でありまうように」と祈っています。
 トイレ横のひとまちひろばにあり、旅人の
 安全を守る「道の神」。また、諸厄、災難
 を追い返す家内守護の童士。


ひとまちひろば向かいの
倉吉ふるさと工芸館
倉吉絣の展示即売と機織の実演

さわやかトイレ向かいの赤瓦八号館
お土産販売と手打ちそば処


倉吉出身第53代横綱の琴桜さんの銅像



赤い灯籠が並ぶ弁天参道
突き当たりに大蓮寺があります。



弁天参道横の洋食あかね屋
ここで昼食を食べました。


八橋往来にある高田酒造の軒先のふくろう
高田酒造の母家は天保年間に建てられ、
国の登録有形文化財に登録されています。
軒先を支える腕木は、財力により、一軒一
軒大きさや形が違います。



高田酒造の前にある木彫りの福狸さん
 子宝を授かったという話もあります。お狸 さんの前に置いてあるたわしで、なおし
 たい体の部分を磨きます。
 電気自動車れとろんに運良く乗れました。街内を 30分ほど巡りました。製作に700万円かかり、国から200万円の寄付をいただいたそうです。スズキ ジムニーを改造して、アメリカ製のバッテリーで動 くそうです。充電に8時間かかり、1回の充電で、3回しか動かせないとのことです。また、エアコンがないので、夏はうちわ、冬は毛布をひざにかけて巡りま す。雨天・荒天時はお休みとのことです。予約制で、運営は、「NPO法人未来」がされています。運転兼ガイドの岡留さんに案内していただきました。

電気自動車れとろん

 電気自動車れとろんで、白壁土蔵群の中心地区以外に、南総里見八犬伝のモデルとなった安房国(千葉県)館山城主里見忠義と家臣の八賢士のお墓と、光格天 皇の母の位牌や書状がある「大岳院」、「旧国立第三銀行倉吉支店」、大阪の淀屋と関係があるといわれている「倉吉淀屋」、永六輔さんも入ったといわれる公衆浴 場、寅次郎の撮影場所や、三国連太郎さん誕生といわれている写真館も案内していただきました。
映画「男はつらいよ・寅次郎の告白」のロケ現場となったところです。渥美清さんと家出をした後藤久美子さんが偶然出会うシーンが撮影されました。


若い頃の三国連太郎さんの写真があるお店


その写真
  三国連太郎さんは27歳まで倉吉に住
  んでいて、写真館のご主人が、松竹に
  写真を送ったのがきっかけで、俳優に
  なったとのことです。

倉吉で人気の米澤たいやき店
 

お店の前の鯛を釣る
恵比寿さんの木像
 倉吉では、通りすがりに寄るだけとして いましたが、昔情調の風情ある町並みを楽しみました。米子IC近くにある、お菓子の寿城が、午後5時までということで、境港へ行くのを止めることにしまし た。倉吉をあとに、国道313号、県道320号、国道9号と無料の山陰自動車道を経て、午後4時前に、お菓子の寿城に着きました。エスカレータで二階に上 がり、そこからエレベータに乗り継ぎ、四階の天守閣に昇りました。しかし、あいにく雨で、周りの景色は見られませんでした。ここで、「るるぶ」に付いてい た「ドラ旅ステーション」のクーポンでソフトクリームを食べ、お土産を買い、米子ICから帰路に着きました。


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