ピチモ物語外伝

第2話 『りえ と ひまわりのタネ』





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 あるひ、りえに手紙が届きました。

 りえ 「あっ! ゆうころからやにぃ〜♪」

 中には、手紙とひまわりの種が入っていました。

 りえ 「わぁ〜、ひまわりの種やにぃ〜。りえ、大好

      きなんやにぃ〜♪」

 字を読むのが苦手なりえは、手紙を読まずにひま

 わりの種を食べてしまいました。

   ≪パクパクパク≫

 そして、その後。りえは、ゆうに電話しました。

 りえ 「もしもし、ゆうころ? ありがとにぃ〜♪ ひ
 
      まわりの種、とぉ〜ってもおいしかったにぃ☆」

 しかし、ゆうの反応は意外なものでした。

 ゆう 「ひどいわりえ。食べちゃうなんて!! あたし

      は、りえに、ひまわりのお花を見てほしかった
 
      のよ・・・・・。だから、”この種をまいてね”って

      手紙に書いたのに」

 お礼の電話をしたのに、ゆうは泣き出してしまいました。

 ゆう 「りえのバカ! え〜ん、え〜ん」

 びっくりしたりえは、ゆうからの手紙をがんばって読みま

 した。そこには、ちゃんとひまわりの育て方まで書いてあ

 りました。

 りえ 「手紙をちゃんと読まなかった、りえがいけないん

      やにぃ。。。」

 りえは、心からゆうに謝りました。

 りえ 「ゆうころぉ〜、ごめんよぉぉ〜」

 ゆうはもう一度ひまわりの種を送ってくれました。

 りえは今度こそ手紙の通りに種をまいて水をやりました。

 するとある朝、小さな小さな緑の芽が出ていました。

 りえは「ゆうころに知らせなくっちゃ!」と思いました。
    
 そこで、自分でゆうに手紙を書くことにしました。 
   
 それは、りえが生まれて初めて書いた手紙でした。


    〜おしまい〜



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