消えた6億、お金の使い道
失踪していた戸田工業アメリカ社のもと社長、清水 久氏は4月に入ってからおよそ25回にわたり、お金を会社の口座から引き出していたことがわかった。そのお金はラスベガスでのカジノの借金にあてられたという。
また46,000 ドルは4月5日に車の購入費として使われている。そしてFBIがクレジットカードの履歴をチェックして、彼の居場所がわかったという。それにしてもラスベガスでお金 を使うといっても、ただの使い方とは違う気がする。逮捕された時にも ラスベガスの高級ホテルに滞在中だったという。これは「Leaving Las Vegas」の見すぎではないのか?
まあそんな単純な話でないことは、彼が会社に失踪する前日送ったE-mailの内容でわかる。「TODA社長に復讐 してやる」とあった。このTODAがどこの誰を意味しているのか、現在まだ確認はとれていない状況だ。また「会社の金を盗んでやる。私が罪を犯しているということは、承知している」と失踪する前日に会社にEメールで知らせていたことも何か不自然だ。これがなければ横領が会社に発覚するのはもっと遅れていたことだろう。ラスベガスでは昨年11月にカジノで巨額の資金 が不正に取り扱われていた件で日本人が逮捕されている。ラスベガスが悪事の温床にならないよう願いたい。
2004年05月30日 10時53分27秒

連日の雨で、洪水や停電に頭を抱えるデトロイトの人々
「もう日本の梅雨みたいに毎日降って、いやになる!」と叫んでいた昨日からデトロイトはあちらこちらが洪水に襲われ、デトロイトの住人は自宅の地下の排水作業などに追われている。なんと第二次世界大戦以来 の最悪の集中豪雨らしい。
郊外に住んでいるので、直接の被害をこうむっていないため、今のところ一安心だがお隣の Macomb郡では、ゴルフ場が水没して、テレビのレポーターから「まるでウオーターアイランドみたい」などとコメントされるくらい激しい雨の一週間である。
それにしても明日もまた雨の予報で、週末も連日雨の予報。今年は雨にたたられているみたいだ。地下に水があがってくると、じゅうたんをかわかすのが大変な作業となる。もちろん地下に古い アルバムや学校の文集などをおいていて、全部だめになった家庭もある。
これ以上降らないでほしいところだけど、ボートで移動を余儀なくされている、St.ClairやUticaの住人たちのことを思うと、本当に天気予報がはずれてほしいと祈ってしまう。晴れの日がきますように。
2004年05月25日 12時41分55秒

アメリカでもおにぎり旋風を!
いいなあ、こういう企画!私も大賛成だ。 しかもセブン・イレブンで販売するんだったら、将来はスターバックスみたいに、全米でおりぎりが受け入れられるんじゃないかしら。おいしいアメリカ風おにぎりの開発に成功してほしいなあ。
ところでこの会社のCEOは、「これから2−3年後を目指している」とのことだけど、前倒ししてほしいくらい。
さてどんなおにぎりが登場するのか、楽しみ。日本人むけに和風おにぎりも確保してくれたらいいのに。
なにはともあれ、カップヌードルのように世界進出を目指してほしい。
2004年05月17日 07時16分36秒

5億9000万円と共に消えた日本人社長
5月11日付けで日本経済新聞と読売新聞に掲載されたニュースによると、戸田工業 の子会社(イリノイ州シャンバーグ)の日本人社長が失踪しているとのことだ。
4月7日から無断欠勤。その直後に会社の銀行口座を調べると、520万ドル(約5億9000万円)が引き出されていたという。
失踪してからほぼ1ヶ月が経過しているということは、足取りがつかめていないということか、、。
それにしても、アメリカの銀行でIT化がすすんでいるところでは、小切手の決済(小切手のコピーも添付される)、口座入金・引き出しなどの明細はすべてWEB上で確認できるようになっているはずだが、本社は子会社にすべて任せていたのだろうか。
失踪した47歳の社長だが、1997年4月から現地の社長であるということは、アメリカのバブル経済も経験し、すいも甘いもかみ締めた上での行動ということか、それとも窮鼠猫をかんだのか、事件に巻き込まれたのか、、。
いずれにしても、約6億のお金が消えたことは間違いない。まるで小説のようである。事実は小説より奇なり。@5月25日、清水 久容疑者は、ラスベガスにてFBIに横領容疑で逮捕された。また同日付けで戸田工業アメリカより懲戒解雇された。
2004年05月13日 00時48分04秒

スペインのテロ事件にアメリカ人が関与?
スペインのマドリードで2000人以上の死傷者がでた3・11列車テロ事件は、まだ記憶に新しいのだが、今回はアメリカの オレゴン州に住む弁護士がFBIに拘束された。37才のカンザス出身だ。
逮捕は彼の指紋が採取されたのが、決め手だという。しかし彼の弁護士は「メイフィールド氏はスペインに行ったこともないし、彼自身のパスポートも昨年10月で切れていて、モロッコ人にはあったこともない」と言っている。海外にでていたのは、軍関係の仕事をしていた時だけだ、ここ10年間は海外にでていないとも。
もし彼のパスポートが偽造されて、犯罪に使用されていたら、人権侵害になるのではないか。
彼の家族は何も知らされず、このニュースに驚いたという。ミシガンでも9.11テロ事件の時に、同姓の人物が間違って逮捕されて拘束された。その時にもFBIは 公聴会で「あれは仕方がなかったことだ。」などと釈明していた。間違えて逮捕 された人の人権とプライバシーは踏みにじられた後、なかなか回復しない。本当に彼 が関与していたのだろうか。@5月20日、FBIは「検出された指紋は別人のものだった」として彼を釈放した。釈放までの経過と指紋の主(アルジェリア人の写真)に関する記事彼の家族が10年間、国外にでていないと主張して、パスポートを調べるよう働きかけたことや、スペインの調査官たちの指紋検査に関するコメント(指紋鑑定における15項目のうち、8項目しかマッチしていなかった点)なども注目される。FBIは今回どのように謝罪するかみものだ。それともまた言い訳を考えるのだろうか。
2004年05月09日 01時25分20秒

駐在員夫人のディープな世界、読後感想
発売当時随分話題になっていたが、たまたま手に入ったので読んでみる。過激なタイトルから、過激な内容を想像していたのだが、内容的にはそうでもなかった。
この作者さんの駐在された状況は、どうやら子供なし、アメリカ人との付き合いなし、にESLのクラス参加もなかった状況 での駐在だったらしい。それとこれだけのネタを本として出版する勇気がある強い精神の持ち主。普通こういう本を出版しようとするだけで圧力がかかるものだけど。
ゴルフ、シャードーボックス、お料理教室 にカラオケにホームパーティだけという 世界もあるけど、ESLに通う人、通訳のクラスをとる人や自分の内面を 見つめてそれをアートやクラフト作品に投影し有意義に過ごす駐妻もいる。もちろん「みえないけど存在する階級意識」やら「恐怖の巨大連絡網」に「各社で違う健康保険事情」っていうのは存在するから、ふんふん、とうなずきながら読んだんだけど、こだわりすぎて駐妻やってる本人がノイローゼになるのが一番コワイ ことかもしれない。あとこういうのは、日本人が多いニューヨークとか 西海岸とかミシガン?でも存在するけど、そうでない地域はどうかなあ。それから子供がいたら、学校の宿題や習い事の送り迎えで、時間の拘束もあるから、マージャンで夜がふけるっていうのは、ありえないなあ。
この本が出版されたのが、1997年。あれから時代は激変し、駐妻 たちも申請書類さえ提出すれば働けるし、電話連絡網はEメールアドレス網やケータイへという時代になった。アメリカへの駐在員も、今では若くて子供がいない、夫婦ふたりの赴任も珍しくない。20代で乳幼児がいる駐妻も多い。
こちらでの生活を楽しむことができるか、できないかは当人の気持ちの持ちようで変わってくるのではないだろうか。
いつの時代もどこにでも意地悪で、やきもち焼きで、負けずぎらいで、他人の足を引っ張りたい、それが私の生きがい!という人々は存在する。私だったら自分の人生のひと時を分かち合う友人の選択には、非常に気をつける。長く付き合っていきたい友人を 作ることが駐妻には、とても大切なポイントとなることも付け加えておきたい。
2004年05月05日 01時32分22秒

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