(動ラ五[四])〔擬声語「う」に「鳴る」が付いてできた語〕 |
(1) | 獣が威嚇するような、低い声を発する。「犬が—・る」 |
(2) | 人が苦しくて、言葉にならない低い声を出す。うめく。「病人が—・る」「試験問題がむずかしくて—・る」 |
(3) | 立派さや豪華さに感嘆の声を発する。「大向こうを—・らせる名演技」「あまりの豪華さに—・ってしまった」 |
(4) | (浪曲などを)力を入れて語る。「一節(ひとふし)—・る」 |
(5) | にぶく低い音が長く尾を引くように鳴る。「モーターが—・り始める」「風で電線が—・る」 |
(6) | たまった力や勢いが外にあふれ出そうになる。「腕が—・る」「金庫には金が—・っている」 |
(7) | びっくりするほど豪勢にする。「今時の大臣—・つた事もせぬ/浮世草子・禁短気」 |