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Deth of The Master Key
パラパラ・・・吉 本隆明の死
(よしもと・りゅうめい、1924年11月25日~2012年3月16日2:13Am)


あの人は、マスター・キー。
あの娘は、マスター・キー・ホール。
そして私は、マスター・キー・ホルダー。がくっ。
そんな、ばなな!?
私が彼の死を 知ったのは、3月16日(金)の午前8時過ぎだった。
私が吉本隆明を読み始めたのは1970年代の終わり、高校時代。
セックス・ピストルズが登場した1977年と、パブリック・イメージ・リミッテッドが出現した1979年の間。
それからずいぶん、読んできた。
今の私の書斎には、こんな感じで並んでいる。

ギターケースの中に入っていたやつら。
吉 本のコーナーの右に高橋和巳が流れてゆき、下には柄谷行人が支えてゆく。これは私の中の吉本のイメージでもある。
もんじゃ焼き脳味噌の船大工のせがれ。
サイズの大きい 本は隣の書棚に。
す でに多くのメディアでの追悼の言葉の中に、
吉本の総括が行われており、
それはしばらくは拡大する一方だろう。

そして、いつもの重要人物の死のように、
その人を語ることは、
語っている人自身を語ることになる。

そこで私の「吉本観」だが、
「国家」理論を「言語」理論で語り、
「言語」理論を「国家」理論で説明した人、となる。
つまり、あらゆることを同じ言葉=理論で説明した人。
『共犯新聞』で言えば(?)、
グラガーも、ラーメンも、映画も、政治も、
同じ言葉=理論で説明してきた。

吉本の場合には、おそらく国家と言語を考えるときの根底には
権力を徹底して解体し、
考えるときは
あらゆるものから解放された自分ひとりだけの場所から
だったので、取り上げたテーマが広範囲に及んだのだろう。
吉本をこれから読もうとする初心者には、
その広範囲ぶりに圧倒されるだろうが、
吉本の特徴はむしろ広範囲であっても、
同じスタンスで考え抜いたところにある。

そして、亡くなった時は大学教授などの肩書もなく、
東京の下町の船大工の息子として死んだところにまた、
同じスタンスを生涯貫いた吉本らしさが刻み込まれた。

うぇ~ん!久保AB-ST元宏 (更新日;2012年3月17日 土曜日 4:11Pm)

この解釈(の手法というか文法というか)、短編小説というか、詩というか

2012年10月10日 水曜日 午後10時23分上品な太陽、下品な光線。 気温11.5℃←■詩人・吉本隆明と嫁=俳人・吉本和子が、同じ2012年に死んだという「思想事件」を我々は記憶しなくてはならない。