melma00039699 つよし <[email protected]> からのメール 2001年8月6日月曜日 件名 : NYC#11 やはりいろんな意味で地下鉄がもっともニューヨークを象徴しているような気がします。 路線の複雑さにおいては東京以上で、 よく作ったなって思います。 例えばA駅からB駅行の線とX駅からY駅行の線があるとすると、 A駅からY駅行の線とX駅からB駅行の線もあります。 つまりラインが一本化されていなく複雑多岐に分かれているのですね。 まるで首都高のようです。 おそらくあとからいろいろと付け足していくうちに気がついたらこんな風になってしまったって感じなのでしょう。 さらに昼間でもかまわず路線やホームの工事をしているので、路線がよく臨時で変更になったりします。 今私の使っているG、Rライン、は週末になると行き先が変わるので注意しないととんでもないところに行ってしまいます。 ホームのアナウンスを聞けばよいのでしょうが、非常に聞きづらく何をいっているのか良く分かりません。 やっぱりリスニング能力は大事ですね。 それからとにかく汚いです。 防水が徹底されていないのと一部が天井が網になって地上に通じているので、 雨の日には水が進入し、線路がどぶ川のようになってしまいます。 極めつけはよくトラブルがあって電車が全然来ないことが多いです。 これは何とかしてほしいです。 ただ良いところもあって、ホームでミュージシャンが歌っていたり 踊っていたたりして芸を披露していたり、 なんといっても24時間運行しているというのはとても便利ですね。 当然深夜、人が少なくなったホームは危険がありますけど。 その汚い地下鉄ですが、最近新しい車両が登場したようです。 真っ白な車内には電光掲示板が設置されていて次の駅名とかが表示されます。 車内放送も格段に聞き取りやすく乗っていて心地よいのですが、 今度はなぜか今までの古くて汚い車両が懐かしくなってしまいます。 不思議なものですね。 |
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マルコム・グラッドウェル著『ティッピング・ポイント』(高橋啓・訳、飛鳥新社)より
「ティッピング・ポイント」とは、徐々に拡大して来た現象が爆発的に拡大する社会的臨界点のこと。 D・ガンは荒廃を極めたニューヨークで、地下鉄総裁となった。 1984年から彼は、車両の落書き落としに務めた。 同じく地下鉄警察指導官になったW・ブラットンは無銭乗車の取り締りに専念した。 凶悪犯罪がはびこる中で、二人の行為は「沈没前のタイタニック号で甲板を磨くようなもの」と言われたが、 これを6年続けると地下鉄の秩序は急に回復した。 経営も黒字になった。 著者は、こうした例からコンテキスト(文脈)の重要性と「粘り」の効果を説く。 ちなみに著者が説くティッピング・ポイントの他の例は下記。
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