文型


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学校で英語を習うと絶対に教えられるのが、文型。一般的に5文型と呼ばれるもの。SVだとかSVOOだとかSVCとか言ったものである。個人的には、大学受験を経験していないので、あまり悩まされた経験はないのだが。現在大学で英語の授業を取ると、文型の話が付きまとう。

ネイティブから言わすと、そんなもの覚える必要がないと言うと思う。Kooも海外で語学学校などで英語を勉強したが文型なんてものに出会うことはなかった。個人的には、文型は英語を使う上でそんなに重要なものではないと思う。自然と頭の中で出来上がった文章が相手に伝わり、また相手が話す文章をある程度正確に理解できているのなら、文型なんてものは必要ない。あくまでも、文型は結果論であって英語のルールブックではない。

では、なぜこれほどまでに日本では文型の勉強をするのだろうか。それはKooにも謎であるが… ここでは文型の事を書こうという気は無いです。ただ重要なのが、文を構成している要素をきちんと抑えることである。別に、SVCは第2文型であるという事を知らなくてもいい。でも、主語・動詞・補語がその文章に入っているという事が気付けることが大切である。それを理解できれば、文章を読む時に、へんな読み方をしなくて済んだり、文法的に間違った単語の使い方を避けるのではと思う。

文の要素は、おおまかに分けて5つである。SVOCMである。まずここで拒否反応を示す人がいるかもしれない… Kooもあまりこの英語表記は使わないけど、短く書くならこの方法が一番。それで、このSVOCMであるのだけど、Sが主語、Vが動詞、Oが目的語、Cが補語、Mが修飾語である。個人的には好きな文をおもしろくしてくれる修飾語は文型には全然深く関わってこない。それどころか無視される運命である。というのも、この修飾語はSVOCすべてを修飾することが可能なので、文を構成する上で重要な役割を担っていないのです。

残りの4つが文を構成する上で重要な役割を果たすわけですが。主語と動詞は、これがないと文章になりませんよね。無い文もありますが、一般的に文章というと主語と動詞があるものです。ちなみに、英語では主語と動詞だけの文章はあまりありません。よくあるのが、Thereから始まる文章は、どれほど長くなっても主語と動詞だけ(+修飾語)の文です。理由:Thereから始まる文の本当の主語は、動詞の後だからです。

では、次にO(目的語)って何でしょう。動作の目的となるもの。なんのこっちゃというような説明ですが。例として、buyという単語をあげます。I buy. という文章を見ると普通、ものすごく気になりますよね。何を買ったのか。動作の目的語が足りないのです。I buy a book.と続くと、ほっとするわけです。あ〜、本を買うのね、といった具合に。別に、I buy.と書いたところで、文法的に問題があるわけではないと思います。ですが、意味が通じない。目的語が無い事によって意味が通じないので、I buy.というSVの形だけではだめということになり、目的語この場合ではa bookが文を構成する上で必要になってくるというわけです。

最後に、C(補語)です。読んで字の如し。補う語です。まずは、例文から。
My name is Koo.
主語はname、動詞がis、Kooが補語ということになります。意味は、私の名前はKooです。と訳されると思います。主語の動作や状態を動詞以下で表すことによって、文は成立します。そして、その文を完成させる上で一番重要なのが動詞であります。その動詞だけでは不完全な場合に目的語がきたり補語がきたりします。ここでも、動詞だけでは不完全ですよね。そして、ここでは動詞とくっつくことによって初めて主語の状態を言えているわけです。私の名前=Kooという図式が出来上がることによって、文章の意味が完成しているのです。基本的に、主語=補語の図式が出来上がります。動詞がBe動詞以外であればそれらの意味が加わるが、=と考えても問題はないと思います。You look beautiful.とくれば、あなたが美しいと解釈しても大きな間違いにはなりませんよね。普段は、美しくないけど、美しく見えると言っていたとしても、この言っている対象自体は美しいのですから。
補語の締めくくりとして、動詞によっては怠け者と言っていいのか、よくばりと言っていいのか、目的語と補語がないと文章が完成しないものがあります。この場合では、補語は動詞を直接補うのではなく、動詞の目的語を補う事によって、動詞の意味を正確に伝える事ができるのです。では、例文
You always keep your room clean.
あなたはいつもあなたの部屋を綺麗な状態に保つ。直訳的に訳せばこのような感じ。主語はYou、動詞はkeep、動詞の目的語がroomまでは大丈夫ですよね。では、最後のcleanは何か。部屋を綺麗ということですが。もし、cleanがないと意味は変になりますよね。このcleanが部屋をどのような状態であるか補っていて、初めて文全体の意味が通じていますよね。その為か、このcleanは目的格補語と呼ばれます。

今回は、かなり長くなってしまいましたが。かなりのKooの語彙力よって説明されきれていない部分があると思います。分かったような分からないようなという感じではないでしょうか。この次では、修飾語を取り上げて、目的語や補語とどう違うのか、その後にこの目的語や補語を使う動詞の話をしていこうと思います。実は、動詞を知れば一気に目的語や補語が分かると思います。



参考文献:
英語勉強法 新井洋
解読英文法 ベレ出版 池田真
English Grammar in Use, Cambridge University Press, Raymond Murphy
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