冠詞 Part1


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冠詞は、文章の中で大した意味はありません。でも、言い回しに使われたり、名詞の意味をもう少しはっきりさせる為に、使われる事がよくあります。日本語には、この考え方がないのでよく忘れ去られていると思います。

冠詞といえば、a/an/theですよね。a/anは不定冠詞、theは定冠詞と呼ばれます。形容される名詞によって、不定冠詞か定冠詞かを選ぶわけですが、不特定の中の一つの物に対する冠詞は不定冠詞(a/an)で、特定のもの一つしかないものを修飾する冠詞は定冠詞というわけです。これが、a/anとtheの違いです。

単数の普通名詞の単数には冠詞は、必ず付きます。例えばといわれますと、student, house, book, appleなど数が数えられる物のほとんどが、この普通名詞にあてはまります。それらに冠詞を付けていくわけですが、今挙げたうちの1つは、単数の場合であればanが付きますよね。では、次にa/anが付いていた名詞が、theに変化する場合がありますよね。
I bought an apple but the apple wasn't so delicious.
この文に出てくるappleは両方とも同じものを指していますよね。この文だとbutを使って2つの分をくっつけていますが、言い換えると、the apple I bought wasn't so delicious. となりますよね。最初の文では、theはそのって訳されますよね。このように、話が進むにつれてa/anからtheに変わって行く場合がたくさんあります。

次に、theしか使われない名詞もあります。定冠詞を使うわけですので特定のものを指す場合です。しかも、定冠詞だけを使うので誰が聞いても同じものを想像する事が出来るものです。例えば、earthであったりmoonであったり、the Atlantic Ocean, the United States of Ameriaなど地名が主に挙げられるかと思います。

では、冠詞をつけない単語はどうでしょう。数える事ができない名詞、物質名詞や抽象名詞では、冠詞が付かないことが多いです。例えば、snow, water, progress等は、通常は冠詞が付きません。だって、数えられないから。ここからは、少し例外。surpriseは時に不定冠詞が付く事があります。I have a big surprise for you. なんてよく使う文章ですよね。これを聞いて憶えた人にとっては、まったく疑問ももたずにa big surpriseって使ってたと思うんだけど、よく考えてみるとヘンな話。surpriseって数えられないよね。でも、この後にあなたは驚かされるわけですよね。一番分かりやすい例としては、話し手の人があなたに対してプレゼントを持ってきたとしますよね。そして、話し手が指す驚かす物=プレゼントというわけで、はっきりと形を持つわけなのです。退屈な英文に変えてあげると、I have a present for you. という文章に変わることが出来ますよね。このように、抽象名詞にもかかわらず具体的なものを指す場合には、不定冠詞が付く事があります。
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