2日目その⑫ 鴨血に目覚める 噂通りのおいしさ鼎王麻辣鍋(10月18日)




    
19時40分。

    無事ホテルにチェックインを済ませた私たちは、

    ホテルの前からタクシーに乗って、夕飯を食べる予定のお店に向かっていた。





         
←台中駅前ということもあって

                                              すぐつかまりました!


         
←タクシーで向かってます




    台中の駅前にある私たちのホテルから

    
タクシーで約10分

    そのお店はあった。




        
←ガラス張りで目立つ~~!!

        





    
鼎王麻辣鍋(ディンワンマーラーグァオ)。

    台中発祥の、超有名火鍋店だ。









    
鼎王麻辣鍋は。

    2年前に台北に行ったとき、台湾人の友人、カジンに勧められたお店で。

    台北にも支店があることを知っていたのだけれど

    今回、台北は台北で行きたいお店がいっぱいあったし、

    せっかくなので、ぜひ
本場台中の本店に行きたいと思って、

    この旅行が決まったときから、カジンにリクエストしてあって




    この日は金曜の夜だったし、

    混んでいると入れないこともあるということで

    カジンが事前に電話で予約してくれていたのだった。




        ←早速入りま~す

        ←入口のカウンター





    入口でカジンが予約を確認してくれる。

    ありがたや~~




         
←店内の様子




    お店は2階もあって、とても広く、

    それでも待たされることがあるほどの人気というのには驚く。




    私たちは1階の席に通された。




         
←席はこんな感じ

         
←イス




    イスの上に畳。

    このイス、見覚えがある。

    タピオカミルクティーで有名な
春水堂だ。

    (2011年に春水堂に行った時の様子は、コチラをどうぞ。

     ちなみに、この春水堂は、2013年10月現在、鼎王経営の囍壺人間茶館というお店になっています)




     ともあれ、まずはメニューを吟味。




        
←鍋底




    まずは、鍋底(スープ)を選ぶ。

    
麻辣鍋 98元(約330円)

    
東北酸菜鍋 98元(約330円)

    
鴛鴦鍋 150元(約510円)




    
鴛鴦鍋は、写真の通り、2種類楽しめる鍋

    
鴛鴦は日本語で、おしどり

    なんだかカワイイですよね。




    私たちは、この鴛鴦鍋をチョイス。

    ちなみにスープの値段は1人前の値段なので、

    
鴛鴦鍋を頼んだ場合、150元プラス98元かける人数分になります。




        
←いか団子やエビ団子、牛肉団子など

        
←いろんな種類のお肉があります

        
←普通の豚肉餃子のほか、魚肉餃子、卵餃子など

                                     ビーフンもあります





    もちろんほかにもたくさんの具材があって。

    目移りしながらも、食べたいものをチョイスしていく。




    ちなみに、メニューには、
日本語も併記されていて

    とてもわかりやすい




    というわけで、注文を終えて待つ間に、

    たれを作りに行く。




    たれは運ばれてこないので、自分で取りに行くのだ。




        
←ポン酢だれ

        ←ピーナツだれ





    ごまだれかと思いきや、
ピーナツだれ

    それぞれ好みだと思うけど、

    私個人は、このピーナツだれがお気に入り。




        
←こんな感じで通路の一角に

                                             たれが置かれています





    そして…




        





    鍋底がやってきたー!




    鍋底には、それぞれの味ごとに、すでにベースとなる具材が入っています。




    白いスープ、
東北酸菜鍋の方には、

    
酸菜(白菜の酢漬け)やトマトライスヌードル、そして、豚バラなどが入っています。

    赤いスープ、
麻辣鍋には、

    
豆腐、鴨血、ニンニクの芽が入っていて。




    変な話、ほかの具材を頼まなくても、このスープだけでも、

    十分おいしかったりして(笑)

    しかも、スープが足りなくなってくると、

    スープだけでなく、具材とともに、どんどん継ぎ足してくれたりして。




    調子に乗って、ほかにもたくさん具材を頼んじゃったけど

    食べきれるかな









    てなわけで。




         
←特級牛肉 
290元(約990円)

         
←梅花猪肉(豚ロース) 280元(約950円)

         ←養生総合菇(きのこの盛り合わせ) 

                                              150元(約510円)


         
←左:北海道干貝滑(ほたてのつみれ) 278元(約950円)

                                              右:竹香蟹黄膏(カニみそのつみれ) 99元(約340円)





    そのほか牛スジや、鶏肉などを注文。

    このような具材を鍋に入れて…




         


         





    記念写真を撮りながら、待ちまーす




         




    むきゃー。

    
めっちゃおいしそやーーーー!!!




        
←たれはこんな感じで




    基本的に
麻辣鍋の方がポン酢、東北酸菜鍋の方がピーナツたれがおすすめらしいけど、

    私は、いろいろ試してみて。

    麻辣鍋にピーナツだれも、酸菜鍋にポン酢でもおいしかったので、

    それぞれでお好みを見つければよいかと。




        




    さっぱり風味の東北酸菜鍋。

    「酸」という文字が入っているので、

    酸っぱいのかと思いきや、それほど酸っぱくもない。




    白菜やトマトが入っているし、

    優しい味のスープなので、

    麻辣味の箸休め的な感じで、なかなか良い。




    そして、その麻辣鍋。




        




    実を言うと、

    私はどちらかといえば、こちらの麻辣鍋の方が好きだった。




    というのも…

    私、ココで、またまた
初めての食べ物に出会ってしまったのです!




        




    手前に見える黒いカタマリ。

    
鴨血




    正直言えば、私は見た目がおいしくなさそうなものに弱い。

    6回目の台湾となる今回。

    夜市の屋台などで、

    鴨血なるものがあることは気づいていたのだけれど

    これまで食べてみるチャンスと勇気がなかった。




    が。




    ツンツンツンツン




    匂いは全然しない。

    正確に言えば、麻辣鍋のスープの匂いはするけれど。

    この鴨血が発している匂いは、ほぼない。




    恐る恐る口に運んでみる。




    …………。。。。




    なにこれー!!

    なんて言えばいいの、
この食感!!




    豆腐よりは、ほんの少しだけ歯ごたえがあって、

    でも中はやわらかくって、
ジュワーーっ

    もうなんとも言えない、初めての感覚。




    味そのものは、これだけだとあんまりしないんだけど、

    スープと一緒に食べることで、

    ジューシーな塊となる。




    
ハマったーーーー!!!




        
←どちらのつみれもおいしかったーー!!

                                                      特にホタテのつみれが私のお気に入り





    しかも…




        
←スープが足りなくなると

                                             何度も継ぎ足してくれる。





    
鴨血おかわりプリーズ

    鉄分補給にもいい感じ。




         
←もちろん酸菜鍋の方もおいしいです




    入れた具材もすべておいしくて
大大満足




    ちなみに…

    最初はビールで乾杯した私たちだけど、

    追加で頼んだ飲み物がコチラ。




        




    お茶じゃないよ。

    
冰鎮酸梅汁(大) 120元(約410円)




    カジンによれば、麻辣鍋を食べるときは

    この酸梅汁(梅ジュース)を飲むのが習慣だそうで。

    (フランスで言うところの、ガレットにはシードルを合わせるのが相場なのと同じかな!?)




    正直、私は酸味が強すぎたり、あんまり漢方臭いのは苦手なので

    恐る恐る…という感じだったのだけど、

    これまたそれほど酸味が強くなく、

    むしろ
少々甘みがあって、なかなかおいしい!!




    口当たりさっぱりだし、

    麻辣鍋で辛くなった口の中が中和されて

    いい感じ!









        
←お手洗いも広くてキレイでいい感じ!(笑)




    そして、もう一つちなみに。

    ここの
スープは、どちらも持ち帰ることができる。

    店員さんにお願いすれば、ベースとなる具材を入れて

    ビニール袋に入れてくれる。




    あれ、
欲しーーーー!!!

    日本に持って帰って、日本の我が家で麻辣鍋やりたーーーーい!!




    と、心の中でめっちゃ思ったけれど。

    さすがに、旅はまだ続くし、

    ビニール袋に入ったスープを日本まで持ち帰る勇気はない。




    あ~ん。




         





     これだけ食べて飲んで、全部で
3156元(約1万730円)

     4人で割ったら、このときのレートで、
1人2680円といったところ。

     台湾の価格感覚からすると、けして安くはないけれど、

     日本で食べることを考えると、かなり安いし、大満足




     日本に帰国してから、もう一度改めて調べてみると、

     
蛋餃(卵が入った餃子)や、台湾の揚げパンとしてもおなじみの油條なども

     すごくおいしいらしい。




     ほかの火鍋のお店にも行きたいけど、

     やっぱりこの
鼎王はよかったなぁ~。

     また行きたいな!!




         
←予約してくれたカジン

                                               どうもありがとう!