Image WELCOME TO MY HOMEPAGE
kagariの音楽日記

  • 大阪フィル定期
    10月30日、大阪フィルの定期でした。プログラムはハイドン/チェロ協奏曲第1番、オルフ/「カルミナ・ブラーナ」世俗的歌曲。チェロ独奏はピーター・ウィスペルウェイ氏、独唱はシモーナ・サトゥロヴァ氏(Sop)、五郎部俊朗氏(Ten)、サイモン・ポーリー氏(Bar)、合唱は大阪フィルハーモニー合唱団、児童合唱は大阪すみよし少年少女合唱団。指揮は大植英次氏でした。
    ハイドンのチェロは音に伸びが無く、カサカサした音で音量も無い。だからダイナミクスに幅が無いもんだから、1楽章ではフレーズの最初と最後が聞き取れないような演奏。2楽章はまだいいけれど、3楽章は弾き飛ばしてるような荒い感じ。本人はかなりノリノリで、振り返って伴奏のオケを煽っていらっしゃいましたが。kagariからすると、オケは最初からちゃんと古典の音で古典らしいきっちりとした演奏をされてて美しかったんですが、それに対して独奏はまったく古典の演奏ではなく、近・現代音楽を聴いているよう。そんなだから伴奏のオケとのギャップもあって、kagariは途中で気分が悪くなってしまいました。アンコールも1曲ならまだしも、コンマスの幸太さんに「少しだけ」と合図してさらにもう1曲。バッハの無伴奏チェロ組曲第1番より「プレリュード」を演奏(1曲目はバッハの無伴奏チェロ組曲第6番から「サラバンド」でした)。有名な曲なのでお客様は喜んでたみたいですが、でも音はギシギシでギクシャクした演奏。それに曲の構造やバロックの基本的な部分を理解せず、ただ思うままに弾いているといった印象。これではバロックではありませんね。まるで素人の発表会のようでした。なぜこのソリストがハイドンやバッハをやったのか、ちょっとkagariには理解出来ませんでした。
    後半のオルフは第1曲の「運命の女神」を聴いて、まず?。kagariもFMなどで「カルミナ」は全曲聴いてますし、「運命の女神」はCMなどでも良く使われている有名な曲ですが、こんな曲だったっけ?って思いました。原因はやはり合唱団。この曲に詳しいホルン吹きの先輩によると、ラテン語の発音が悪いとのこと。今回の合唱では指導者のラテン語に対する誤った認識のせいか、子音をいやにはっきりと発音していてかなり耳障り。確かに発音だけならkagariの耳には英語やドイツ語なんかに聞こえました。でも英語やドイツ語はゲルマン語の流れを汲むもので、ラテン語とは別物。ラテン語の流れはフランス語やイタリア語。だからフランス語を聞いてもわかるように、子音の発音はもっと軽いはずなんですよね。それから何か間延びしたオーボエ。おかげで冒頭からの緊張感のようなものは何も無し。さらに合唱についてはテンポまで引っ張ってしまってるし、オケの伴奏が無くなると合唱だけでのアンサンブルはほぼ崩壊。ついでに男声は声も出てないしと合唱団には悪いところばかりが目についてしまいました。でも今回は本当にプロオケの演奏会でお金を取って聴かせる合唱ではまったく無かったと思います。アマチュア合唱団としての演奏会(要するに発表会)でやっていただきたいですね。オーボエ以外のオケは良かったと思うので、残念に思います。
    それはそうと大阪フィルの自主制作で楽団員のソロ(無伴奏)CDが発売されてて、この定期からは第3弾としてフルートの井上さんのCDが出てました。曲はC.P.E.バッハ/無伴奏フルートのためのソナタ、テレマン/無伴奏フルートのための幻想曲より第10番です。一応kagariも買ってみましたが、まだ聴いてません。その内聴こうと思ってます。kagariが一番楽しみにしてる人のは3月の発売になるんだそう。確か6月くらいには録音してたはずなんですが・・・随分時間がかかるんですね。3月が待ち遠しいです。
2009年11月10日 23時55分40秒

  • オケの練習
    10月25日、オケの練習でした。この日の練習は「フィデリオ」とドボ7の1〜3楽章。kagariは非常に調子が悪くてアンブシュアがちゃんと作れないし、またそれが気になってかなり集中力も散漫。久し振りに合奏に参加したドボ7のクラリネットの1stの人と共に散々な演奏をしてしまいました。ついでにウチの弦はほとんどがエキストラ頼みだから、同じ曲を練習しても毎回のように違う演奏。だから合わせるのに戸惑ってしまうことも。それでもドボ7の1楽章のkagariが苦手としてる部分は何回かやってるうちに何とか合うようにはなりました。とは言えまだまだ不安はありますが。やっと音が鳴るようになってきたのが練習も終わりに近付いた3楽章。でも指揮者はやっぱり最初だけやって真ん中はやってくれない。今のところkagariは3楽章はあまり不安無くやってますが、オケとしては不安があります。もうちょっとムラ無く練習してもらえないものでしょうかね?
    さてしばらく問題続きのオケですが、また新たな問題が出てきました。演奏委員長をやってくださってた金管のセクションリーダーが、家庭の事情を理由に演奏委員長を降りると言ってきたらしいのです。2人の団員が退団する話があった件で、来年の定期や春に予定している演奏会の曲を決めるのに、少し強引なやり方をしてしまったことに原因があると責任を感じてしまったのかもしれません。それというのもそもそもはイケてない団長のせいなんですが。早急に何とか対策を考えたいと思います。
2009年11月10日 23時42分05秒

  • オケの練習
    10月18日、オケの練習でした。この日はまたもや分奏。ただし管のみ。弦は個人が出来てないから分奏やっても意味が無い、と個人練習になったそうです。練習は「仮面舞踏会」の2曲目以外全部とドボ7の3楽章と1楽章。「仮面舞踏会」はもうあまり不安なところは無いけれど、マズルカのフルートとピッコロの持ち替えが忙しくてなかなか間に合わない。持ち替えの練習をしないといけないようです。まぁ最悪はピッコロの部分が落ちなかったら良いのですが。後はギャロップの真ん中部分。ここはまだピッコロで吹いたことが無い。あまりにも音が高過ぎて、何せ自分の音もおかしくなってしまうくらいだから、家で練習するのもさすがに遠慮してしまう。なのでちょっと休憩時間にさらってみた。kagariにとってはまったくならない音では無いんだけど、持ち替えてすぐに1オクターブ半もの跳躍をしてこの最高音域が本番で鳴るかと言うとちょっと微妙。さっきも書いたように合奏でもまだ吹いたことないし。でも本番までにはなんとかしたいと思います。それからドボ7は前回弦と合わなかった1楽章。家でさらって来てこの日の管の分奏ではちゃんと出来てたんだけど・・・。弦とやって合うのかどうか、こちらはまだまだ不安です。
    さて、それはそうとずっと見学に来てくださってたホルンの方の仮入団が決定しました。ちょうどホルンのエキストラさんが1人来れなくなったらしいのでちょうど良かったです。でも弦のおじいちゃんは退団。何でも弦のセクションリーダーが弦のメンバーに送ったメールでプライドを傷付けられたらしい。ドボ7のボーイングが難しいし、老齢の腕にはキツいから弾けないのだそうな。kagariも最初メールをもらった時はなだめすかして退団を思いとどまらせようとしたんだけど、どうもそれだけでは無いらしい。この日退団届とお手紙を持って来られたんだけど、ボーイングを付けるのが遅いことや、また付けられたものはダイナミクスを無視していると思っていらっしゃるようで、そういったことも不満であるらしい。とりあえず弦の問題に関しては今後の課題とするけれど、おじいちゃんにはこのまま退団いただくことにしました。やはり引き留めたとしてもご高齢であるといった点から演奏に支障がある(耳が遠くなってて指揮者の指示が理解できないなど)のは今までの練習で明らか。それに問題行動も多かったので。この日にしても、個人練習は家でも出来るから意味が無い、とまったく取り合わなかったそうです。弾けてる人が言うならわかるんですが・・・。そんな事情なので、おじいちゃんにはまたおじいちゃんが思うような楽団に行っていただいた方が双方にとって良いだろうということです。ただ退団届を持ってきたもののまだ未練があるのか、またkagariにはお手紙が届きましたが。きっと思い通りのお返事がもらえるまで、kagariにはお手紙が届くんだろうなぁ・・・。
2009年11月10日 23時38分51秒

  • レッスン
    10月16日、レッスンでした。当日、地下鉄に乗ってるところで先生から場所の変更の連絡が。しかもそこが初めて行く楽器屋さんだったから場所を調べたりして大変でした。無事に楽器屋さんに到着したけど、もう一人の人の方が先に着いてたので、kagariのレッスンはその人の後にやることに。でも実はこの日、ちょうど姉キがこの楽器屋さんに来ることになってたんです。しばらく社長さん(以前は別の場所に楽器店があって、その時にレッスンでよく使わせてもらってたから顔見知りなんです)と話をしてたら姉キが到着。姉キは先日、クラリネットのダブルケースを新調したんだけど、その時に楽器を持って行ってなくて、家に帰って新しいケースに楽器を入れようとしたらA管のキイが当たって入らなくて、この日楽器とケースを持ってやって来ることになったってわけ。ケースの内側は発砲スチロールで出来ててシンナーで押さえたらその部分がへこむからそれで合わせられるらしいんだけど、結局それは返品して別のケースを購入。まぁそっちの方が丈夫だし、しかもコンパクトで軽いしね。で、用事の済んだ姉キとはまた後で待ち合わせることに。おかげで待ち時間も退屈しないで済みました。
    さてレッスンはエチュードの13番。♯が6つも付いてる半音階のスケール。半音階だから臨時記号ばかりだし、それにスケールとは言ってもたまに音が抜けてたりと完全なスケールじゃないから譜読みも指も非常にややこしい。これがあまりにも出来なさすぎて、この日のレッスンを休もうかと思ってたくらい。でも直前にはなんとかなりそうな感じだったからレッスンに来ることにしたんです。とりあえずやって来たのよりは少し遅めのテンポで吹いてみました。指が多少もつれたりはしたものの、まあまあな出来。スラーの頭の音に付くアクセントをしっかり付けるよう注意があったくらい。ただしもう一度吹いた時はかなりグダグダでしたが。曲はヴィドールの組曲の3曲目「ロマンス」。レッスン室の響きの良さも手伝ってか(まるでステージで吹いてるみたいでした)、レッスンでは久し振りにダイナミクスなど練習して来たとおりに出来ました。でもやっぱり表現するのは苦手で、曲の途中で変わるテンポの取り方やアッチェルランド、フェルマータの後のメロディのアウフタクトの音の長さなど注意されることはたくさん。まだまだお勉強しなくてはいけませんね。4曲目はまた次回。kagariにはちょっと難しい曲だしオケの演奏会も近くて練習が大変ですが、頑張ってみたいと思います。
2009年10月25日 1時32分02秒

  • オケの練習
    10月11日、オケの練習でした。この日の練習は「フィデリオ」とドボ7の3楽章と1楽章。合奏では久し振りの「フィデリオ」2ndに変わってからは初めて。でも前回の分奏で吹いてたから特に問題は無し。やっといて良かったです。ドボ7の3楽章は今まであまりやってない真ん中の部分から。思ってたテンポよりもゆっくりだったから、少々勘が狂ってしまう。それでもこの部分はkagariとしてはまだマシな出来。高音の跳躍やブレスで気になるところはあるけど、演奏会までにはなんとかなると思います。それよりは弦楽器あたりがやっぱり心配。なのにさらっと通して、もう何度もやってる3楽章の冒頭部分へ。またやります、と指揮者は言ってたけど、本当に大丈夫なんでしょうか? 3楽章の後は1楽章。これがkagariにとって一番怖い。ひたすら旋律を吹き続けることやリズム感を無くさせるような音形のソロなど、苦手なものばかり。やっぱりその苦手な部分は合奏でも上手くいきませんでした。もっともっとさらって、自信を持って吹けるようにならなくてはいけませんね。
    練習が終わって姉キの片付けや打ち合わせが終わるのを待ってたら、何やら不穏な空気のグループが。ただ事では無いと思ってたら、演奏会が終わったら他の団体へ移りたいと2名の団員が言ってるのだそうな。もともと2年前の問題が起こった時から役員や指揮者に対して不信感を持ってたんだろうなって人たち。ただある理由からウチを出ることができなかっただけで、それが最近解消されたから遠かれ早かれそう言い出すとは思ってました。でも最近は団のために良く動いてくれてた2人だからかなり残念だし、団としてはかなり痛い。なんとか思い止まってくれれば良いのですが・・・。
2009年10月25日 1時26分12秒

  • オケの練習
    10月4日、オケの練習でした。この日は分奏。「フィデリオ」と「仮面舞踏会」のワルツ、ドボ7の3楽章を合わせました。とは言っても来てる人数は少ないし、そんなだから代奏ばかりで練習にならない。せっかく前回に来てくださったホルンの見学者さんも参加してくださってるのに。グダグダな練習で本当に申し訳無かったです。演奏会まで2ヶ月を切ったというのに、何なんでしょうねぇ、これは。困ったものです。
2009年10月25日 1時20分24秒

  • サー・ジェイムズ・ゴールウェイ フルート・リサイタル《70歳記念コンサート》
    10月3日、シンフォニーホールへゴールウェイのリサイタルを聴きに行ってきました。プログラムはゴーベール/ソナタ第3番、ドビュッシー/小舟にて、シリンクス、月の光、マルティヌー/ソナタ、ハーティ/アイルランドにて、モルラッキ/スイスの羊飼い、バッツィーニ/妖精の踊り(幻想的なスケルツォ)、ブリッチャルディ/ヴェニスの謝肉祭、ドップラー/「夢遊病の女」の主題によるパラフレーズ(2本のフルートとピアノのための)。ドップラーのフルートの共演はレディ・ジニー・ゴールウェイ氏、ピアノ伴奏はフィリップ・モル氏でした
    当初の予定ではドビュッシーは無くてライネッケのソナタ「ウンディーネ」だったのですが、チケットの販売時にはプログラムが変更されてました。ライネッケ、聴きたかったです・・。まぁそれでも今回はkagariの大好きなゴーベールやマルティヌーが聴けたので、それだけでも大満足。もう70歳ということで、以前に比べるとなんとなくパワーに欠けるかな・・・とも思えましたが(特に前半)、でも自由な表現力や華やかな技巧、息の長さは相変わらず。今では少なくなったオールドスタイルの奏法から出る張りのあるきらびやかな音も美しい。いつまでも健在で、もっと素晴らしい演奏を聴かせてほしいですね。アンコールはいつものようにモーツァルト/トルコ行進曲、リムスキー=コルサコフ/熊蜂の飛行、アイルランド民謡/ロンドンデリー・エアーの3曲でした。
2009年10月14日 0時13分12秒

  • オケの練習
    9月27日、オケの練習でした。この日は「仮面舞踏会」の4曲目と3曲目、ドボ7の2楽章と3楽章。演奏会も近くなって来たので、エキストラさんも増えてきて随分形になってきた感じ。この日はフルートにもエキストラの方が来てくださいました。音大卒で現在はフルートの先生をされてる方だと伺ってたので、kagariはかなり緊張しました。「仮面」はまだ2ndだからいいけど、ドボ7は1stだから特に。でも「仮面」の記符間違いにすぐ気付いたりされるのはさすがですね。横で吹いてても勉強になることがたくさんあります。kagariは最初こそ緊張したけど、しばらくアンブシュアを崩してたにも関わらず調子も良くて、なんとかkagari的には合格点の演奏だったと思います。本番もこの調子で出来れば良いですね。あと、まだ音程が上ずってしまったり、息が持たないようなところもあるのでそこを直さなきゃです。頑張ろうっと。
    それからこの日はホルンに見学者が。吹奏楽しかされたことがないから譜面の読み替えは出来ないそうですが、でも意欲はあるしなかなか吹ける人。また来たいと仰ってくださってるので、そのまま入団してくださると嬉しいですね。
2009年10月13日 23時57分17秒

  • オケの練習
    9月20日、オケの練習でした。この日の練習は「仮面舞踏会」の4曲目以外全部とドボ7の2・3楽章。休団してたり、他のオケの演奏会に参加してたりでずっと来ていなかった金管の団員3名が久し振りに出席。休団は仕方がないけど、他のはトラじゃあないんだから演奏会前にしか出席しないってどうよ?って思ってしまう。それでもやっぱりメンバーが揃ってくるとこっちも吹きやすい。演奏も随分形になってきたと思います。ただ2ndヴァイオリンのおじいちゃん、以前は有名オケで弾いてたらしいんだけど、今ではテンポもリズムも取れてなくて、しかも周りも聞けてない(随分耳も遠くなっておられる様子)のに自分は正しいと思って弾いてらっしゃる。ご高齢だから仕方ないとは思うけど、そんなおじいちゃんを見てるとやっぱり引き際って大事かもとも思ってしまいます。kagariはソロを吹くのにも慣れてきて、少しばかり余裕も出てきました。でもやっぱり吹き通しなのは正直疲れますね。演奏会まであと2ヶ月、練習も残り僅かになってきました。kagariも出来る限りのことをして、残りの練習を大切にやっていきたいと思います。
2009年9月26日 13時55分18秒

  • 大阪フィル定期
    9月18日、大阪フィルの定期へ行ってきました。この日のプログラムはスーク/組曲「おとぎ話」、アルチュニアン/トランペット協奏曲、ドヴォルザーク/交響曲第7番。トランペット独奏はマティアス・ヘフス氏、指揮はヤクブ・フルシャ氏でした。
    スークはタイトル通りに可愛らしくておもちゃ箱のような曲。出だしが揃わなかったりもしましたが、全体的にはまとまった良い演奏だったと思います。アルチュニアンはなかなか面白い曲。ソロ・トランペットが多少音量が小さくて埋もれてしまうところがあるのがなんだか残念。でも技術的にはとても素晴らしい演奏でした。ドボ7は最初からかなり速いテンポでの演奏。多分譜面にある指定のテンポよりも速かったと思います。弦はそれなりに表現もしてるし、ffでちょっと音が汚くなってしまったこと以外は良く健闘していたと思います。でも木管については指揮者からの指示でもあったのか、それともあの速度ではそんな余裕は無いのか、表情はほとんど無くただ淡々と演奏することに終始していたようでした。また音量も乏しく、管の旋律が聴こえないところもありました。4楽章で1ヶ所ズレてしまった所もありましたが、とは言え全体を通して(特に3楽章は素晴らしかったです)あれだけのテンポで破綻も無く演奏できるのはさすがはプロだなと感心しました。
    ドボ7はkagariたちも現在練習している曲。そういった曲を生で聴けるのは良い機会だし、勉強になることも多かったです。ただ木管に関しては上に書いた通りで、もっと表現について勉強したかったkagariは少し残念なことでした。プロでも難しそうなこの曲、kagariたちがやるのはかなり命知らずのような気がしますが、kagariはkagariなりの演奏をしたいと思います。
2009年9月26日 13時50分28秒

  • レッスン
    9月16日、レッスンでした。エチュードは前回に引き続き12番。それから曲もヴィドールの組曲の1曲目と2曲目。結構万全にしてきたはずだったんだけど、やっぱりアンブシュアがちゃんと作れなくて、それで思うように演奏できなかった。だから注意されることも分かってることなのに、それが出来ないのがとても悔しい。顎関節症でさえなければ、といつも思います。でも思ってるだけではダメなんで、とりあえずは弱くなってる方の筋肉を鍛えるべく頑張りたいと思います。次のレッスンにはなんとかなってると良いのですが。
    それから先日聴きに行った先生の演奏会、あまり良い席が空いてなかったからkagariにしては珍しく、前から2列目の真ん中なんて所に座ってたんだけど、これが先生に「気になって仕方がない」なんて言われてしまいました。どうも譜面を見るとこちらが見えるらしい。あまりそういうのって気にならない人だと思ってたので、ちょっと意外でした。次からはもうちょっと隠れた場所に座ることにします。
2009年9月26日 13時38分24秒

  • オケの練習
    9月6日、オケの練習でした。この日は分奏。しかも練習場所が1ヶ所しか取れなかったから、時間を1時間延長させて前半が弦で後半が管という割り当て。なのでkagariは3時からの練習。「仮面舞踏会」の3曲目と4曲目、ドボ7の2楽章を合わせる。まだまだ合わせなきゃいけないところがたくさんあるので、時間がいくら有っても足りないくらい。特にホルンにはもう少し頑張ってもらわないとって思います。
    さてそんなホルンですが、しばらく見学に来ていた男の子が入団してくださいました。久し振りの入団者。嬉しいですね。演奏会も近くなってきたので、チラシの作成やプログラムノートの校正など演奏以外でも忙しくなってきました。少しでも良い演奏会になるように頑張りたいと思います。
2009年9月23日 23時08分30秒

  • 大阪クラシック 第87公演
    9月5日、大阪クラシック第87公演に行ってきました。会場は大阪市役所。この公演のプログラムですがチラシなどにはシッケル/ソトル・スイート・フォー・ウインターとだけ書かれてて、出演もヴァイオリン、フルート、クラリネット、ホルン、テューバとかなり不思議な編成。また怪しげな曲を探してきたのかと思いきや、全員が揃うのは最初の紹介だけ。後はテューバと他の楽器とのデュエットを繰り広げるといった公演。何でも出番も音符の数も多いヴァイオリンと出番も音符の数も少ないテューバでお給料が同じという、一音の格差を是正しようとテューバの川浪さんに「かわいがり」をするといった企画なんだとか。ついでにこの公演、普段は禁止の写真撮影もOKという、なんともユニークな公演。とは言ってもやはり演奏中に写真撮る人はほとんど無かったみたいですが。
    まず最初に登場したのはヴァイオリンで、氷川きよしさんの「きよしのズンドコ節」を演奏。もちろんヴァイオリンがメロディやって、テューバが伴奏。ヴァイオリンは歌を歌うように演奏されてて良いんですが、やはり伴奏がテューバの単音だけなのでなんだか寂しい感じでした。ヴァイオリンの佐久間さんはこの後の公演があるそうで、この演奏が終わったらもう次へ向かわれるんだそう。で、次がフルートとテューバでバッハ/インベンション第8番とモーツァルトの曲(ちょっと忘れてしまいました。多分ピアノソナタか何かだったかと思うんですが)。モーツァルトではピッコロとテューバでのデュエット。オケの高音と低音という変な組み合わせですが、あまり不自然さは感じない。それだけテューバが高い音を吹かされているってことでしょうか? その次がワグナーテューバ。年に一度、陽の目を見るかどうかって楽器だけど、テューバで合わせたんだとか。曲のタイトルは忘れちゃいましたけど、ホルンのデュエットの組曲でした。ワグナーテューバは難しいとも聞きますが、そこは村上さん、さすがの演奏でした。最後がクラリネット。ここでやっとチラシやプログラムなどに書かれてる唯一の曲が登場する訳ですが、表記には作曲者名、曲名共に誤字があるそうで正しくは、シックリー/リトル・スイート・フォー・ウィンターだそうです。ピーター・シックリーという人は冗談音楽を書かれる時に、第55公演で演奏されたP.D.Q.バッハという偽名を使うんだそうです。曲は金井さんも「タイトルのとおり寒い曲です」なんておっしゃってましたが、確かに寒い曲でした。あまり作曲が上手い方ではないみたい・・・。それにしても金井さんのクラリネットはいつ聴いても変幻自在で実に面白いですね。アンコールはテューバの川浪さんのソロ。曲はなんとラジオ体操第1。しかも体操付き。ただでさえテューバは大きくて重さもある楽器なのに、それを抱えて反り返ったりジャンプしたり。そんなことが出来るなんて思ってなかったのでビックリしました。
    さて、大阪クラシックはこの日が最終日。kagariが聴きに行ったのもこの公演が最後。今年はたくさんの公演を楽しませてもらいました。また来年も楽しみにしています。
2009年9月23日 23時06分42秒

  • 大阪クラシック 第84公演
    9月4日、大阪クラシック第84公演へ行ってきました。会場はカフェ・ド・ラ・ペ。パリのオペラ座の前にあるちょっと高級なカフェと同じ名前のカフェですね。御堂筋に面したビルの2階にある、ガラス張りでロケーションの良いティーサロン。ステージにあるベーゼンドルファーのピアノがとても目を引きます。大阪クラシック用にテーブルなどは片付け、ステージの周りにたくさんの椅子が並べられてて小ホールのようになってました。でも開演を待つ間にはちゃんと飲み物も楽しめるように、お店の方が席まで注文を聞きにきてくださります。さすがですね。
    プログラムはC.P.E.バッハ/ハンブルガー・ソナタ、プーランク/フルート・ソナタ、タファネル/「優雅なインドの人々」による幻想曲。C.P.E.バッハでは柔らかい音色だったのがプーランクでは一転して研ぎ澄まされたような音だったり、フルートの音色がどんどん変わって行くのがとても魅力的。プーランクは久し振りに聴いたんですが、やっぱり良い曲ですね。アンコールはプログラムにプーランクの代わりに間違って印刷されてたエネスコの「カンタービレとプレスト」。技巧的な曲ばかりのプログラムですから、体力的にも精神的にも強いなと思ってしまいます。kagariも見習わなければいけませんね。
2009年9月23日 22時53分52秒

  • 大阪クラシック 第55公演
    9月2日、大阪クラシック第55公演へ行ってきました。会場はスターバックスコーヒー御堂筋本町東芝ビル店。6月に取材でお邪魔したコメダ珈琲店さんの並びにあるお店ですね。kagariは仕事が終わってから先に来ていた姉キと合流。まだ時間が早いので席でカフェモカを飲んで待ってました。スタバさんも毎年大阪クラシックの時にはその年のイメージのコーヒーをお客様に試飲用のコップで振る舞ってくださってるそうで、kagariももちろんおいしくいただきました。
    この公演のプログラムはP.D.Q.バッハ/「音楽のいけにえ」。またマニアックなバッハさんを探してきたものだ、と思ってたら、P.D.Q.とは「Preety damn quick」のことで、英語で「大至急」の意味。もちろん本名ではなくて、ある作曲家さんのペンネームだそう。で、この曲「音楽のいけにえ」というのはJ.S.バッハの「音楽の捧げ物」をパロディにした冗談音楽なんだそうです。実はこれがkagariが今年一番楽しみにしてた公演。冗談音楽とは言っても、この曲は聴くよりも見る方が面白い。旋律やる人は立つとか、他には後ろ向いて演奏するとか、天橋立を見るみたいな「股のぞき」で演奏するとか、演奏するフーがの書かれてる手法によってそういったのが決められているんだそうです。普段真面目にオケの曲を演奏してる、しかも腕の立つ奏者ばかり(一部kagariは認めてない人もおられますが)が集まって演奏する冗談音楽って、非常に贅沢な気がしました。これも大阪クラシックならではですね。大体、Fgの宇賀神さんがこの公演の直前、スタバ向かいの相愛学園での第54公演に出演していてスタバの開始時間に間に合わず、繋ぎで「音楽の捧げ物」の解説をされてるところに相愛学園からFg(ケースには直さずにです)を持ったままスタバに駆け込んで来て演奏をスタートしたという、そこからして既に冗談と行った感じの公演。笑いの絶えない非常に面白い公演でした。ただ1曲、楽譜を床に並べてそれを「すごろく」のようにたどって演奏するって曲があるんですが、それはスタバの狭いスペースでは無理みたいで演奏されなかったのが残念です。また何かの機会に今度は全曲で演奏していただけたらなと思います。
2009年9月15日 0時39分09秒

  • 大阪クラシック 第44公演
    9月1日、大阪クラシック第44公演へ行ってきました。会場は前日と同じく中央公会堂。この日も開場まで少し時間があったので、水都大阪の会場まで足を延ばしてみました。難波橋(通称ライオン橋)の橋脚が色んな色でライトアップされてたり、ミラーチップイルミネーション(たくさんのアーチから小さな鏡が暖簾のようにぶら下がってる)が幻想的でとても綺麗でした。
    この公演のプログラムはロッシーニ/四重奏曲、ダマーズ/17の変奏曲、ライヒャ/五重奏曲ハ長調。プログラムを見てもわかるとおり、今回は木管五重奏曲(ロッシーニのみ四重奏)の公演。最初はなんだか少しまとまりが無くて、ガチャガチャしたような印象。でもダマーズやライヒャの技巧的な部分には目を見張るものがありました。特にクラリネットの田本さん、普段のオケでは2ndだからメロディはちょっと面白味に欠けるんだけど、細かいアルペジオでの伴奏なんかをやってらっしゃると安定感抜群で素晴らしい。いい仕事をされる方だと思いました。
    アンコールは前日に引き続き会場に来ていて突然指名された大植さん(差し入れの缶コーヒーを持ってらっしゃいました)の指揮に、大フィル団員を含むスタッフと客席からの希望者多数(なぜか女性ばかり)によるボトラーズとの演奏で「ジャングル・ダンス」でした。大植さんが楽譜の練習番号を言いながらの演奏だったので、何だかリハーサルを見てるような変な感じでしたが、結構盛り上がってました。ボトルの音は確かにジャングル的でしたしね。なかなか楽しい公演でした。
2009年9月15日 0時33分10秒

次の2ヶ月を見る | 過去の日記帳表紙へ | 私のホームページへ |