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I Tre Virtuosi
2月5日、帝国ホテルのチャペルコンサートへ行ってきました。前回12月の時に予告があったように、今回の出演者は先生と大阪フィル首席コンサートマスターの長原幸太氏、シンフォニカーの特別首席チェロ奏者の金子鈴太郎氏といった実力だけでなく人気も高い面々。今回も多分受付時間にはかなりの人が並んでると見込んで早くホテルに行くことにしました。ついでに幸太さんのファンサイトの掲示板に、前回も参加されてたファンの女性の方が今回のコンサートの案内を書き込んでくださってたのですが、ホテル公表の受付時間は6時半なのに彼女は6時との書き込み。それもあってkagariも6時前にはチャペルの待合室へ。やはり平日なのに既に20人くらいの方がお待ちになってました。その後もどんどん人が増えてきたようで、10分前倒しの6時20分頃から受付開始。その頃には待合室の外にも行列が。さすがですね。
プログラムはC.P.E.バッハ/トリオ・ソナタ(Fl,Vn,Vc)、ヴィラ・ロボス/ジェット・ホイッスル(Fl,Vc)、ヘンデル=ハルボルセン/パッサカリア(Vn,Vc)、イベール/ピエス(Fl)、ジョバンニ・ソッリア/アローン(Vc)、J.S.バッハ/シャコンヌ(Vn)、ハイドン/ロンドン・トリオ(Fl,Vn,Vc)でした。1曲目のC.P.E.バッハはとても響きが柔らかくて美しい。皆さん音が良いからでしょうか。それにバロックはやっぱりチャペルが似合いますね。2曲目のヴィラ・ロボス、なんと開演前に先生が楽器を忘れた(正確にはH足だけを忘れてきたようです)なんて仰っていたんですが、どうやら無事に借りれた様子。先生の楽器と金の楽器と2つを持って登場。Hを使うのは2楽章だけなので、2楽章の時だけその金の楽器を吹いておられました。普段先生はオープンGisの楽器を使ってらっしゃるんですが、お借りした楽器は当然クローズGis。どうなるかわかりませんが、なんて仰ってましたが(指が変わるので結構大変なんです)すっごく綺麗に吹いてらっしゃいました。次のヘンデルは演奏後にアンコール付き。バッハの無伴奏組曲を鈴太郎さんが弾き出したかと思ったら、そのバッハを伴奏に幸太さんがサン=サーンスの白鳥を弾き出したからビックリ。なかなか面白かったです。後半はまずイベールから。これはモイーズがイベールに書いてもらって、その場で初見で演奏したのだそう。先生の演奏も素晴らしかったですが、こんな難曲を初見で出来るなんてやっぱりモイーズは偉大だったんですね。次は鈴太郎さんでジョバンニ・ソッリアの予定だったんですが、なんと鈴太郎さんはその譜面を忘れてきたんだそう。なので暗譜してるガスパール・カサドの無伴奏チェロ組曲を演奏。スペインの曲らしく、フラメンコ・ギターのように弦をかき鳴らしているのが印象的なカッコいい曲。鈴太郎さんはバッハよりこういった曲の方がkagariは良いと思いました。そして幸太さんも暗譜してのバッハ。最初の音から聴く者を惹き付ける迫力のある音と演奏。やっぱり幸太さんは凄いです。最後のロンドン・トリオを真ん中にいる鈴太郎さんがとても楽しそうに演奏されてて、いつもながら見てるこちらまで楽しくなってしまいました。
終演後、前回おじさんが先生のサインを貰ってるのに触発されて、今回初めて先生のサインを貰っちゃいました。先生とはもう8年ものお付き合いになるので今更って感じで結構恥ずかしかったです。先生からも、向こう(幸太さんと鈴太郎さん)に貰いなさい、なんて言われつつ。でも嬉しそうに書いてくださいましたが。もちろん色紙には他のお二人のも寄せ書きにしてもらいました。今kagariの机のガラス扉付きの棚に飾っています。とても良い記念になったし、何より見てると楽器を頑張ろうって気になります。さてこのメンバーでは3月21日(金)に帝国ホテルでランチタイムコンサートが予定されています。コンサートは11時15分からでランチが12時45分から。ランチはホテルの3つのレストランから選べて、会費は10,000円(コンサート、お食事、ワンドリンク、サービス料、税金込み)です。kagariは仕事が休めるかどうか分からないので、行けるかどうかはまだ不明。でもきっと楽しいコンサートであることは間違いないはず。
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