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kagariの日記

  • ローズのジレンマ
    10月20日、東京のル・テアトル銀座へ「ローズのジレンマ」って舞台を見に行ってきました。もちろんこれもkagariの大好きな錦織さんが出てるから。とは言っても錦織さんの出る舞台はいつも大女優さんや有名俳優さんが出演されてるから、どれも良い舞台が見れるしお勉強にもなるので錦織さんのファンで良かったなと思ってます。特に今回はその思いが結構強いですね。主演はテレビでおなじみの黒柳徹子さん。kagariは黒柳さんについては東京音大声楽科卒(お父様はN響の前進の新響のコンマス、弟さんもN響のヴァイオリン奏者、お母様も歌をされてたそうです)でNHK専属のテレビ女優第1号(昔「トットチャンネル」って映画があってそれで知りました)っていうのは知ってたけど、でもkagariが知る限りではトーク番組の司会者やクイズ番組の解答者といったものなので、タレントとしての黒柳さんしか知らないのです。でも96年の「マスター・クラス」って歌姫マリア・カラスの舞台をされた時に興味を持って、黒柳さんのお芝居を見てみたいと思ってたんです。なので今回は本当に楽しみにしてたんです。
    「ローズのジレンマ」は喜劇王ニール・サイモンの作。主演の黒柳徹子さんは89年から海外コメディ・シリーズというのを毎年されてて、この作品は04年に上演されたものの再演。でもこの作品、再演されるのもわかります。出演者が黒柳さん、錦織さん、菊池麻衣子さん、草刈正雄さんの4人だけ、舞台も別荘のリビングのセットのみというシンプルさ。とにかくお芝居すべてがオシャレ。黒柳さん(若くて金髪の美女に見えました)始め、皆さん役そのものにはまり過ぎ。それでとんでもない数の台詞の応酬に絶妙の間で、めちゃくちゃ笑わせてもらいました。最近の小劇場ものってとっぴな行動や台詞で笑わせるけど、これは普通にお芝居の台詞でこれだけ面白いんだからスゴいです。しかも二幕は菊池さんの真に迫った演技で感動して、もうずっと泣かされっぱなしでした。本当に最後も素敵で、良い作品に出会ったなと嬉しく思いました。もちろんkagariは11月の大阪公演も見に行きますよ(これを書いてる時点では、もう明日の話です)。
    さて東京に来てたので、翌日はハロウィーンのディズニーランドへ行ってきました。平日なのに相変わらずの凄い人。ディズニーでは入園ゲート手前で荷物のチェックをされるのですが、今回kagariは演奏会が近いのでフルートを持って来てたんです(夕方ホテルで練習してました)。kagariは知らなかったんですが、ディズニーでは楽器の持ち込みが禁止なんだそう。kagariもケースを開けさせられて中身を確認された後、もう一人係員がやって来てコインロッカーに入れるように言われてしまいました。でもさすがに後が無い貴重で稀少な楽器、目の届かない所には置きたくないので「(何かあっても)保証ないですよね?」と言うと、向こうも困った様子で「パーク内では楽器を出さない」との条件で持ち込みを許可してもらえました。次はkagariも気を付けようと思いますが、もしこれを読まれた方で楽器をお供に東京へ行って、ディズニーへ寄られるような時はご注意くださいね。
2008年10月31日 23時57分26秒

  • ライヴ
    10月9日、職場で同じ係にいる男の子がライヴに出るというので、梅田のアムホールってライヴハウスに行ってきました。kagariはクラシックの純粋培養ではありませんが、一番バンドとかに興味がありそうな時にクラシック一辺倒だったものだから、ライヴハウスに行くのはこれが初めて。なので、同じくライヴを聴きに行く同じ係の男の子に連れてってもらうことにしました。kagariは職場を定時に出て、梅田でオケのスコア2冊(しかも厚くて重い)を買って東梅田駅近くのカフェで暇つぶし。連れて行ってくれる子は会議の都合で8時くらいになるらしいんだけど、やって来たのは8時半。出番が9時頃って聞いてたから急いでライヴハウスへ行き、一足先に来てたもう一人いる同じ係の男の子と合流。どうやら時間が押してるみたいで、まだ他のバンドがやってた。それにしてもスゴい大音響。ちょっと参ってしまいます。この時にやってたバンドはMCの時にしばらくツアーをやってたなんて話をしてたけど、いかにもアマチュアって感じでMCも寒い。肝心の音楽はというとボーカルがなんともイケてない。喉を潰しそうな歌い方に音程の悪さ。しかもコーラスやバンドの音に負けてるし、アカペラで歌わせると拍もちゃんと取れてない。ギターの子が割りと技術があるみたいで、その子のソロをやって持ってるようなバンドでした。なんだかなぁって思ってたら、やっと職場の男の子の出番。しかもトリらしい。彼は以前はB'zのコピーバンドをやってたみたいなんだけど、それは解散して今回はボーカリストとしての出演。さすがにサポートのメンバーはみんなプロやセミ・プロの人ばかりらしいから、さっきみたいにただウルサイだけとは違ってまとまってる。3曲ほど歌ってたけど、これは全部オリジナル。真面目で頭のいい子で、kagariなんかよりずっとちゃんと楽典やら和声の勉強して作ってるから、なかなか聴きやすくていい具合に仕上がってるし。ただもうちょっと遊んでもいいかなって思うけど。発音とかはちょっと気になるけど、でも歌はめちゃくちゃ上手。この子のだったらまたライヴに行ってもいいかなって思いました。それからインディーズでCD出したんだそう。もちろんkagariもその場で購入して、翌日職場でサインしてもらっちゃいました。名前はSPEED STARで、CDのタイトルはパーフェクトライフです。もしこういうライヴが好きな方がいらっしゃって、どこかで彼の名前を見付けたら応援ヨロシクです。
2008年10月31日 23時25分05秒

  • パリ5
    9月6日、パリ5日目です。観光はこの日で最後。一日自由行動です。朝食を食べた後、ちょっと朝早いけど7時50分にロビーへ。と言うのも添乗員がオプショナルツアーに参加する人をパリの集合場所まで送り届けるためオペラ座付近のマイバス社まで行くので、それに便乗して行きたい人はロビーに集合となったので。別に駅まではホテルのマイクロバスもあるからそれで勝手に行ってもいいんだけど、こうでもしないとkagariはホテルでゆっくりしてしまいそうなので。駅まで団体で歩きながらまた前夜の情報交換。某旅行ガイドブックにクレープのお店が載ってたらしくて、そこに行ってみたら美味しかったんだそう。食事はガレットって言うそば粉のクレープでデザートは目の前で仕上げてくれるクレープ・シュゼット。かなりお酒の味がしてたらしいけど、話を聞いてるだけでも美味しそう。kagariもクレープ食べたかったんですが、この日の夜はミールクーポンを予約済みだし。また次に来た時のお楽しみにしておきます。駅で切符を買って、日本の物よりなんだか怖い改札機を通り(たまにハズレな切符があるようで、通れない人もいました)、地下鉄に乗車。 kagariは凱旋門が見たかったから添乗員さんたちとは別れてシャルル・ド・ゴール・エトワール駅で下車。kagariの他に何組かここで下りて、エッフェル塔方面に向かうため乗り換えたり、またkagariと同じく凱旋門に向かう人もいらっしゃいました。さすがにこの駅はたくさんの通りと繋がっているから、出口も多い。kagariはシャンゼリゼ通りへ出る出口へ。kagariはフランス語には不慣れだから、通りの名前を読むのにちょっと苦労しました。他に凱旋門に向かったのは2組いたけど、途中で別の方向へ行かれたようです。kagariは無事に凱旋門の真っ正面にたどり着き、しばしの写真タイム。と、そこへアラブ系の男性が。親しげに話しかけて来て最初はスリさんかとも思ったけど、どうもそうではないらしい。35歳のホテル従業員で独身と自己紹介し、kagariのことを色々聞いてくる。何なんだろ?と思ってたら、kagariに興味を持ったので結婚しませんか?とおっしゃる。ただのナンパらしい。残念ながらkagariは興味が無いので適当なところで話を切って立ち去ることにした。凱旋門はまだ朝早いからロータリーにはほとんど車がいない。このままロータリーを突っ切って凱旋門に行っても良かったんだけど、やっぱりそれは危なそうだったから地下通路を通って凱旋門へ。さすがにシャンゼリゼの見通しがいいです。でも凱旋門の展望台のオープン時間までにはまだまだかなり時間があるし、高さ50メートルの展望台まで階段(しかないのです)を昇るのはちょっと体力に自信が無かったから、ちょうどシャンゼリゼ通りに停車してた赤バスに乗ってエッフェル塔へ向かうことにしました。 赤バスとはパリの観光名所を循環してる2階建てバスで正しくはカー・ルージュと言います。kagariたちのツアーはこのバスの2日間有効の乗車券が付いてるんで、これを足にしてパリを周る予定。中にはイヤホン・ガイドがあって日本語で案内してくれるから、ちょっとした車窓見学もできちゃいます。ちなみに他に黄バスなんかもあります。kagariたちが乗ると、隣から日本語が。見ると女性と大学生くらいの娘さんの二人連れ。全然知らない人なんだけど、なぜか親しげに話をしてしまいました。お二人は個人旅行で、前の日は一日ルーヴル美術館にいたんだとか。この日は市内観光するらしく、グラン・パレで降りて行かれました。kagariたちはもう少し先のトロカデロで下車。ここからエッフェル塔が良く見えるとのことなので。 確かにたくさんの人がエッフェル塔を眺めていました。近くで見るとやっぱり大きいし、東京タワーが近代的なのに比べてエッフェル塔は同じ鉄塔なのに優美。またEUの星のマークが貼り付いててなんだかオシャレ。でもここは観光客目当ての商売の方が多くてあまり長居はしたくない。ので写真を撮ったらすぐにエッフェル塔へ歩いて向かいました。チケット・ブースは2ヵ所あるみたいなんだけど、どちらも凄い行列。ついでにひどく無愛想な男性による荷物チェックもあります。さらに言うとエッフェル塔の辺りには銃を持ったアーミーさんもいらっしゃって、結構物々しい警備がされてるようです。30分程並んでやっとチケットを買ってエレベーターへ。そしてさらに30分並んで一番上の展望台へ向かうエレベーターに乗る。一番上の展望台は276メートルだからエレベーターもなかなか着かない。高所恐怖症のkagariは足がすくんでしまいますが、外には点検作業中の作業員の方々が。尊敬してしまいます。展望台からのパリの眺めは素晴らしくて、建物の色や高さ・形、並び、すべてが統一感があり、東京や大阪の雑多なものとは違ってとても美しい。そりゃあみんな1時間並んで最上階へ上がりますよね。絵はがきを買って、せっかくだから下の展望台も見てからエッフェル塔を出ると時間はもうお昼。どこで食べようかとガイドブックを見てたら、エッフェル塔の近くに良さげなカフェがあったので行ってみることにしました。ケ・ブランリー美術館のカフェでその名もカフェ・ブランリー。美術館の外からでも入ることができて、kagariたちが入った入り口はテラス席が無いからタバコの煙も問題無し。中に入ったら通りに面したガラス張りの明るい席に案内してくれました。ガイドブックによるとここのテラス席からはエッフェル塔を眺めながらお茶やお食事が楽しめるそうです。kagariはパリのカフェの定番メニュー、クロック・ムッシュとカフェオレを注文。クロック・ムッシュとはパンにハムとホワイトソースが挟んであって、上にチーズを乗せて焼いたもの。さらに目玉焼きが乗ったものがクロック・マダム。姉キはこちらを注文。さすがに本場で食べるものは日本で食べるのより美味しいですね。それにここのカフェ、店員の男性がみんなイケメンでしかも気さく。お腹もハートも満足でした。食事の後はエッフェル塔に戻ってそこから赤バスに乗り、ノートルダム寺院へ。 こちらはヴィクトル・ユゴーの小説(ディズニーでもアニメ化されてますね)の舞台としても有名なだけにスゴい人。 外観の美しさもさることながら、彫像の精緻さやまるでレースのようなバラ窓。さらに中へ入ると形が美しい見事なステンドグラスが。もうすべてが繊細で美しすぎます。これはパリへ来たら見ない手はありませんね。ノートルダム寺院からまた赤バスに乗って今度はお買い物をするためにオペラ座へ。バスの2階(最初は恥ずかしい気もしたんですが、これが結構気持ち良くて今回の旅ではずっと2階にいました)へ行くと、kagariたちの席の前に日本人の女の子二人連れが。日本人はなんだか久し振りって気がします。向こうもそう思ったのか、やっぱり全然知らない人なのに会った途端にまた「こんにちは」と親しげに挨拶してしばしのおしゃべり。これも楽しい旅の思い出です。オペラ座の前でバスを降りてプランタンへ。姉キが職場の人に頼まれた物を探しに行ったんだけどここの高島屋のデスク、ショッピングサポートが受けれるみたいなことがガイドブックに書いてあったのに、免税書類を作成する以外の客はお呼びじゃないって感じでかなり無愛想な対応。若い女性の方はまだ親切だったけど、年輩の女性の方はもう最悪でした。そう言えばパリには有名な日本人パティシエの店があるんですが、そこの日本人スタッフも非常に無愛想なので行かない方がいい、と添乗員も言ってましたっけ。パリのフランス人はみんな親切だったけど、パリの日本人が一番日本人には不親切なようです。残念ながら。ちなみにそのお店のマカロン自体は美味しいらしいのですが、お店に行って不機嫌になって帰ってくるくらいならラファイエットの食品館でも売ってるのでそこで買った方がいいとのことです。kagariたちもちょっと腹が立ったからここでのショッピングはやめて三越へ行くことにしました。 三越さんは日本人観光客相手なので、さすがに日本人に親切ですので。三越にはレペットのメチャクチャかわいいバレエシューズが置いてあって、値段を見るとなんと日本で買う値段の半額! 日本だととても手が出せる金額じゃあないけど、これならOKって金額でした。 レペットはこの近くにお店があって、ショーウインドーに飾ってある真っ白なチュチュが華やかで目を引くお店。だからかお店の前には中を覗く人がたくさんいらっしゃいました。三越ではお土産のお菓子や友達へのお土産にするストラップなんかを購入。そして4階の休憩室でミネラルウォーターをいただきながらしばし休憩。朝早くから動き回ってかなり疲れてたから、ありがたいサービスです。ちょっと落ち着いて、食事までの時間をどう過ごそうかと考えていて、せっかくオペラ座まで来てるのに肝心のオペラ座を見学するのを忘れてたことに気が付きました。でももう見学が終わる時間。 じゃあ、とガイドブックでkagariが気になってたサント・シャペル(ここのステンドグラスはものすごい数でとんでもなく素晴らしいのです)へ行こうかと思い立ったのですが、何せ疲れてるから頭が動いてなくて、地下鉄使えば時間に間に合ったと思うのですが、赤バス使ったから時間には着きそうもなく・・・。なので赤バスからの車窓観光でパリを一周。でもこれはこれで楽しかったですよ。写真とかが2階の高い場所から撮れるしね。ちなみに大きな時計の写真はオルセー美術館です。ここは以前駅だったそう。確かにそんな感じですよね。さて一周して帰ってきたら、かなりいい時間。ミールクーポンで予約してたお店はオペラ座の前の道を真っ直ぐ行ったところ。大きな時計が目印のお店。迷子になったかと思ったくらいに歩いた頃、やっと到着。店内はたくさんの時計が飾ってあってちょっとユニーク。人気があるみたいで8時頃からはほぼ満席。ギャルソンさんたちもかなり忙しそうで、目が三角になってました。でも1人だけ女性の方がいらっしゃって、美人だし人当たりもソフトで素敵な方でした。 注文はあらかじめもらってたメニューに前菜、メイン、デザートを5種類くらいの中から選んでチェックして渡せばこれでOK。kagariはムール貝と鴨のローストを注文しました。ムール貝は香草焼きで6つも付いてるから最初、食べれるかしら?なんて思ったけど、これが美味しくていくつでも余裕で食べれちゃいました。他に生ガキもあって、こちらも気にはなってたところ。今度機会があれば注文してみたいと思います。ただし、コースじゃなくてアラカルトで注文したら大量に出てくるので要注意ですが。あと姉キはオニオンスープを注文してたけど、こちらは味が少し濃い目。しかも割りと大きな器で来るから、少食の人にはキツイかも。メインの鴨のローストは鴨は3切れだけだったんだけど、付け合わせが半端じゃない。平打ちのパスタが大量。これは食べるのに苦労しました。デザートはメニューに「淡雪風ムース」ってあったからそれにチェックしてたんだけど、「無い」って言われちゃって「季節のフルーツタルト」に変更。でも出てきたのはキノコ形スポンジケーキの真ん中に生クリームが挟んであるだけのケーキ。それにお好みでリキュールをかけていただくといったもの。これはどう見てもタルトじゃあない。それに季節のフルーツはどこへ行ったんでしょう? まあ、これはこれでシンプルながらも美味しかったですけど・・・。kagariたちの横にはギャルソンさんたちが使う調理台があって、よく注文が入るのか頻繁にクレープ・シュゼットを作ってる。これがとてもいい香りがして、すっごく美味しそう。kagariもこれが食べたかったです(残念ながらミールクーポンにはありませんでした)。食事を終えてオペラ座まで戻り、タクシーに乗ってホテルへ。前日のタクシーの運転手さんはあまり腕に自信がないのか、凱旋門のロータリーは避けて地下道を通られたんですが、この日の運転手さんはちゃんとロータリーを通ってくださいました。ライトアップされた凱旋門は本当に美しいですね。これで楽しかったパリ観光も終了。
    9月7日、とうとう帰国の日になりました。ホテルの前でバスに乗り込むと、延泊でまだ翌日までパリに滞在される親子二人連れがわざわざ朝早いのにお見送りに来てくださいました。名残惜しいけどバスで空港へ。手続きでどうも時間がかかってるなと思ってたら、フランクフルトから関空までの座席がこのツアーで一人だけ変に離れた席になっているんだとのこと。添乗員がかなり交渉してたけど、席を変えてもらうのは難しいみたい。あまりに時間がかかってて、その間kagariたちの方はみんな身動きが取れない。それはそれでツマンナイので、kagariがその一人だけ離れた席に座ることにしました。kagariは一人で旅行することも多いし、機内だと言葉にも特に不自由することもない。海外の国内線でも外国人さんに両側挟まれて座ったこともあるし。それに関空まで11時間半とは言っても、多分寝て過ごすんだろうし。姉キも一人で構わないって言ってたからね。なのでフランクフルトから関空まで、kagariは一人旅気分でのフライト。通路側は外国人さんでしたが、2シートの窓際だったから快適でした。時差ボケにならないためにも機内では寝たかったんですが、読みかけの小説がちょうどクライマックスで先が気になって仕方なくって、iPodで音楽を聴きながら読みふけってました。なのでほとんど寝てない。その上気が付いたら肩がバキバキでした。翌朝、無事に関空に到着しシャトルの乗り場で姉キと再会。なんだか久し振りです。定刻通り朝の8時半に着いてくれたから、これですでにチケットを買っていた大阪クラシックの夜のそごう劇場での公演に余裕で行けます。・・・って体力が無いのによくこんなスケジュールを組んだものですよね。
    これでkagariのパリの旅は終了。ちょうどパリに行く前に、あるリサーチの海外旅行で期待はずれだった国に中国とフランスって上がってたのを見たんだけど、全然そんなことありませんでした。現地の人はみんな気さくで親切だったし、観るところもたくさんあるし。kagariもまだまだ行って無いところが多いし。ロワールにオルセー、ルーヴル。それにオペラ座やサント・シャペル、ムーラン・ルージュ。たくさん行きたいところがあります。また近い内にパリに行けたらいいですね。今度行く時はコンドミニアム(kagariの持ってるリゾートの会員権で1週間単位で借りれるらしいんです)借りて、自由にパリの暮らしを満喫してみたいと思います。
2008年10月30日 0時24分56秒

  • パリ4
    9月5日、パリ4日目です。ここのホテルの朝食はモンサンミッシェルと違ってハムやソーセージ、パン、シリアルといったシンプルなバイキング。最初にパリで泊まったホテルもシンプルだったけど、小さなクレープがあってとても美味しかったんです。ここはハムがかなり塩辛い・・・。これを3日間と思うとちょっと憂鬱。
    この日は朝はフォンテーヌ・ブロー、午後はベルサイユと世界遺産お城めぐりです。バスには女性と男性のガイドさんが同乗。どちらもパリに住む日本人の方ですが、やはりどことなくフランス人です。ちなみにチーフは女性の方だそうです。フランスではツアーに関して色々細かく決められていて、ベルサイユでは25人以上のツアーはガイドを2人付けて、団体を分けなくてはいけないんだとか。しかも予約制。ちなみにモンサンミッシェルの道中、2回の休憩を取ってましたがそれも決まりなんだそうです。そんな訳でkagariは男性ガイドYさんのグループとなりました。
    フォンテーヌ・ブローへはバスで1時間くらい。その間に女性ガイドさん(名前は忘れちゃいました)からパリの生活の話をしてくださいました。たくさん話をしてくださったんですが、大学は落第が許されないっていう話が。頑張って医学部に入っても付いていけなくて、翌年には経済学部とかに学部を変えてるなんてことがあるんだそう。だから学生さんたちは夏休み返上で勉強してるんだとか。「日本もそうすればいいのに」って頷いてる人が多数いらっしゃいました。あと面白かったのが、日本の女性は日焼けしないようにと夏場は日傘をさしたり日焼け止めを塗ったり、はたまた手袋をしたりと苦労してますが、フランスではこの時期に白いと「バカンスに行けなかったのね」と気の毒に思われるんだとか。所変わればですね。
    「落ち穂拾い」の絵画で有名なミレーが住んでいたバルビゾンの美しい田園風景を左に見て、しばらく行くとフォンテーヌ・ブローに到着。この辺りは別荘や高級住宅地なんだそうです。それは今も昔も変わらないようで、フォンテーヌ・ブローの宮殿は16世紀前半にフランソワ1世が建築し、その後もフランス国王たちによって増築されたフランスで最大の宮殿です。中は美しい絵や装飾で飾られています。レオナルド・ダ・ヴィンチもフランソワ1世に招かれ、創作活動をしたそうです。またアンリ2世とカトリーヌ・ド・メディシス、アンリ2世の20歳年上の愛人ディアーヌ・ド・ボワティエの三角関係の話は面白かったです。この時代の男女関係はおおらかだったようで、またYさんもこの手の話はお好きな様子で、この後のベルサイユ共々たくさんこういった話が出てきました。でもまったく下品にならないところがなかなか話し上手らしい。この宮殿は歴代のフランス国王に愛された宮殿ということでもちろんルイ16世も例外ではなく、その王妃マリー・アントワネットの部屋もちゃんとあります。そしてナポレオン。玉座やベッド、また遠征ばかりしていたナポレオンはいつでも遠征気分になれるようにキャンプ仕様のベッドなんかも。ちょっと変わった人だったようですね。宮殿内部の見学の後は広い庭園を見たかったんですが、お化粧室に行ってたら時間が無くなってしまいました。フォンテーヌ・ブローもベルサイユも世界遺産で世界各国・全国各地から大勢の観光客がいらっしゃる割に、お化粧室の数がメチャクチャ少ないらしいのです。なので並んでる間に時間が無くなっちゃった訳です。もちろん込み合ってたから絵はがきとかのお土産物も見れてません。かろうじてナポレオンが追放される際に別れの儀式を行った中庭と宮殿正面の階段は見れましたが。
    フォンテーヌ・ブローの後はベルサイユへ移動。宮殿のすぐ隣のレストランで昼食。ツアーの皆さんで一緒に食べるのはこれが最後。今回のツアーで出てくるお食事は現地で個人的にレストランで注文するよりもかなり量が少ないです。なのに見てたら残す方(いつも同じ方ですね)が割りと多い。もったいないですね。普段何食べてるんだろうって思ってしまいます。確かにこの日のメインはパテで、口に合わないのかもしれませんが・・・。ついでに前日の夜の行動なんかを皆さんと情報交換。新婚さんはエッフェル塔の夜景を見に行かれたそう。期間限定のブルーのライトアップや毎正時にイルミネーションのショーみたいなのがあってそれが綺麗だったそう。でも夜の地下鉄は治安が悪いとは聞いてたけど、やっぱり変な人が乗ってきたから慌てて車両を変わったとも。中年女性2人組はkagariたちと同じく、スーパー入り口のテイクアウトの中華。焼きそばが美味しかったとか。あとお婆さんとお孫さん?はパリに出たけれど、レストランはみんな高かったからスーパーでサラダを買って帰ったなんてちょっと気の毒な話でした。そんなところへガイドの女性の方が熱心にミールクーポンの営業を。kagariは最初購入する気は無かったんですが、一日くらいはちゃんとしたレストランでちゃんとした物を食べようと思って、ガイドさんオススメのレストランのクーポンを予約しました。50ユーロ(1ユーロ=160円くらいだったので8,000円くらいです)と結構なお値段なんですが、これでもランクはカジュアル。他に100ユーロとか150ユーロなんてのがあって星の付くのはこちらの方。こんなのとてもじゃないけど手が出ません。kagariと同じお店は予約した方が他にも何組かいらっしゃったみたいです。それにしてもここのレストランはイタリア人やドイツ人など様々なツアーで使ってるみたいで(色んな言葉が聞こえてくるので、なんだか頭が混乱しそうでした)すごい人なんだけど、ホールを担当してる人が2人しか見当たらない。ベルサイユの予約が3時なので、それに間に合わせるためにガイドさんはホールの人を急かす急かす。なんとか3時には宮殿にたどり着き、無事に見学となりました。
    宮殿はいつも混雑してるみたいですが、この日はもうバカンスも終わってるからそんなに混んではいないみたい。見学はまず礼拝堂から。ここはルイ16世とマリー・アントワネットが結婚式を挙げたところ。今までに見てきた教会からすると新しくて、時代も時代だけに明るくて優美。次のヘラクレスの間には美しい天井画が描かれていますが、これを描いたフランソワ・ルモワースは、3年かけて描きあげてルイ14世に褒めてもらえると思っていたのに、返ってきた言葉が「出来たの」という一言だけだったことにショックを受けて亡くなられたそうです。それだけこの時代ではこういった美術品なんかは見慣れてしまっていたということですね。そしてきらびやかなシャンデリアと装飾、肖像画の飾られた部屋をいくつも見学し、かの有名な鏡の間へやってきました。入る時にYさんは、ここから写真を撮っても人の頭ばかりでいい写真にならない、と仰って鏡の間の一番奥へ。ここから振り返って写真を撮ると良い写真が撮れると教えてくれました。それにしてもこの鏡の間ほど美しい空間をkagariは見たことがありません。豪華なシャンデリアに燭台。そして鏡。今でも目映いばかりなのに、マリー・アントワネットの時代だったらどれだけ華やかだったことでしょう。これだけでもパリに来て良かったと思いました。鏡の間の後はマリー・アントワネットの部屋へ。花柄模様の壁紙や調度品が可愛らしくて、いかにも女性の部屋って感じ。壁際に置かれているのはタンスかと思いきや宝石箱の一つだとか。それから壁の鏡が合わせ鏡になっていて、覗くとシャンデリアが無限に映り込みます。これはこの時代の特徴なんだそうです。そしてさらに進むと見たことがある大きな絵が。有名な「ナポレオンの戴冠式」の絵です。これは同じ画家によるレプリカで本物はルーヴル美術館にあるんですが、それとは1ヶ所異なった部分があるそうです。ジョセフィーヌの後方なんですが・・・、興味のある方はベルサイユとルーヴルで確かめてみてください。内部の見学を終えて、kagariは庭園を見ることにしました。が、雨。kagarは傘を出して外に出ることにしたんですが、外には折り畳み傘の壊れた方がちらほら。何でだろ?なんて思ってたら、庭園は広すぎて周りに何も無いから吹きっさらしの風がキツイ。そりゃあ傘も壊れますね。そんな訳だから写真を数枚撮って、宮殿に戻ってお土産物を買うことにしました。そう言えば最近、庭園にある離宮プチ・トリアノンの修復が終わって、見学が再開されたそうです。以前よりも多くの部屋が見学できるようになったとか。修復費用は6億円で、スイスの某時計会社が全額負担されたんだそう。今度機会があれば行ってみたいものです。
    ベルサイユの見学を終えてツアーバスはパリへ。朝とは変わってYさんの話を聞きながらセーヌ川沿いを通って自由の女神を右に見て次に「自由の炎」が見えてくると、その下にはダイアナ元英国皇太子妃の事故現場となったトンネルが。その横を通ってしばらく行き、交差点に差し掛かり右折することろでYさんが「左手をご覧ください」と仰ったので見ると、立派な並木の大通りの向こうに堂々たる佇まいの凱旋門が。バスの中は一斉に「おおーっ!」って歓声が。するとYさんがすかさず「これが本当の『オー!シャンゼリゼ』です」。Yさんなかなかナイスです。バスはシャンゼリゼを通ってコンコルド広場(フランス革命時にはギロチンが置かれたそうです)を通り、チュイルリー公園を経てルーヴル美術館の前を通って、ピラミッド通りのマイバス社(オプショナルツアーの集合場所です)を確認してからオペラ通りに入り、オペラ座を回ってから三越の向かいで停車。バスを降りて三越に入り、4階の休憩所とショッピングの説明を聞いてからこの日はここで解散。まだ外は明るいけどもう6時半になってたから、夕食を食べる所を探しつつ周辺を散策。近所のオペラ座はもちろん、マドレーヌ寺院、コンコルド広場、ヴァンドーム広場と徒歩で巡る。で、夕食はというと、どうもカフェは中は禁煙だけど入り口のテラス席の人の多さとタバコの煙に阻まれて入る気にならない。JCBのショッピング・パスポートで見つけたスフレのお店は、行ってみて外のメニューを見るとコースが前菜からメイン、デザートに至まですべてスフレ。気にはなってたお店だけど、さすがにこれもパス。どうしようかと悩みながら添乗員に聞いてた日本食にでもしようかと三越付近に戻ってきたところ、お手頃な値段で食べれるお店を発見。カフェ・ジョージってお店で日本語メニューも置いてるし、JCBも使えるしでここに決定。中に入って店主らしき年輩男性に席を案内してもらう。非常に愛想のいい方で安心しました。そして「日本語メニューを持ってきましょうか?」と聞いてくれたのでお願いすると、姉キには日本語メニューを持ってきてくれたのに、kagariはなぜか「英語のメニューを置いとくね」。kagariも英語は分からないんですけど・・・。お店の人にはkagariがずっと英語で話してたから英語が分かると思われたんでしょうか? それともkagariだけ中国人に思われたんでしょうか? まあそれは良いとして、姉キは鴨のコンフィチュール(ジャムのことではなくって、長時間煮込んだ物って意味です)、kagariはステーキを注文。出て来たのは日本のステーキハウスで切り分ける前の4人分のお肉ってくらいのボリュームあるステーキ。鴨の方は足が骨付きで丸ごと1本。どちらも付け合わせは大量のジャガイモ。あまりの量にビックリしました。これにデザートが付いて1人28ユーロのコース。他に食事前にプレッツェル、とカゴいっぱいのバゲット、食後にクッキーまで出てきました。パリの食事はほんとスゴいです。満足してお店を出たら、もう10時前。タクシーに乗ってホテルへ向かうと途中、青く光るエッフェル塔(お昼に新婚さんから聞いたとおり、めちゃくちゃキレイでした)、この時間でもまだ人の多いシャンゼリゼ(でもまるで御堂筋ですね)、ライトアップされた凱旋門を見ながらちょっとした車窓観光気分。運転手さんも良い方で、色々と英語で話をして楽しかったです。翌日はいよいよパリの観光最終日です。
2008年10月12日 1時01分14秒

  • パリ3
    9月4日、パリ(かなり離れてモンサンミッシェル(正しい表記はモン・サン・ミッシェルです。でも邪魔臭いので・・・)にいますが)3日目です。こちらは夜暗くなるのも遅いけど(これでもまだ早くなったらしいです。真夏だと全然暗くならないから夜景観光は23時頃になっちゃう時もあるそうなので)、朝明るくなるのも遅くて、起きた時にはまだ真っ暗。やっと日が出て来たって感じの7時半過ぎに朝食を食べにレストランへ行く。普通の洋食バイキングなんだけど、マドレーヌとかの個包装の焼菓子が大量に置いてある。おやつに食べるように少し貰って行こうかと思ったけど、kagariが食事を終えた時には残念ながらもうありませんでした。
    さてモンサンミッシェルへはバスで移動。夜に歩いた何も無い堤防を走ること5分、モンサンミッシェルに到着。すでにたくさんの車と観光客、観光バス。堤防の下にバスを停めてそこでバスを降りたんですが、どうやらもう潮が満ちてくるからバスは人を降ろしたらすぐ移動させなければいけないらしい。まさか、なんてkagariは思ってましたが・・・。ちなみに波打ち際で写真を撮ってる外国人女性なんかもいらっしゃいましたが、その付近には泥があって、その泥はキメが細かくてセメントみたいなので、はまってしまうと抜けないし、靴とかに付くとなかなか取れなくて大変なんだそうです。もし行かれる際にはご注意を。モンサンミッシェルの島内に入るとすぐにプーラールおばさんのレストランが。 この方はモンサンミッシェルが牢獄として使われ荒れ果ててたのを再び修道院として改修された方の奥さんで、巡礼で訪れる人々のために安くて栄養のある物を、と今やモンサンミッシェル名物となったオムレツを考案したんだそうです。レストランは営業中ならオムレツを作る泡立て器の音と共に様子も覗けます。そして市役所の下を通り、レストランや土産物店が軒を連ねる通り(幅が狭いので路地みたいです)を抜け住宅地(この辺りには廃校になった学校や墓地もあります。プーラールおばさんのお墓は一輪のバラと金文字で飾られた素敵なお墓でした)を抜け修道院へ到着。まだ開門前で観光客の方が行列を作ってらっしゃいました。kagariたちはツアーなのでその横を通り抜け、9時半の開門と同時に中へ入りました。1番乗りですね。まずは見晴らしの良いテラスへ案内され、しばしの記念撮影タイム。この日のガイドのマガリさんはただ今日本語の勉強中。添乗員さんとは以前にも一緒にお仕事をされたことがあるんだそうですが、その時はまだ日本語は勉強されてなかったんだそう。多分それだけ日本人を案内することが多かったからなんでしょうけど、日本に興味を持ってくださるのは嬉しいことですね。kagariたちもそんなマガリさんと記念撮影(残念ながらここには掲載できませんが)。ここからは潮が満ちて来る様子が良く見えます。また近くに小島があり、潮が引いてる時は歩いて渡れるくらい地続きなんだそうですが、kagariたちが見た時には周りは海で本当に島になってました。モンサンミッシェルには既に50回も来てる添乗員さんもこの光景はなかなか見れないようで感激されてました。そして修道院の教会へ。 ここがモンサンミッシェルの一番高い所。最初はロマネスク様式(入り口付近は今も残ってます)で建てられたんですが、祭壇の辺りなんかは改修されてゴシック様式で造られています。子の教会の真ん中付近にモンサンミッシェルの三角錐の岩山の頂上があり、祭壇の下には地面が無いのですが、このゴシック様式の高い建物を支えるために太い柱の部屋が造られたそうです。ゴシック様式にされたことで採光が良くなり明るくなったんだそう。またこの教会の尖塔には金色に輝く聖ミカエルの像があるんですが、これは最近の物。ヘリコプターで乗せられたらしいです(金色ではないですが、レプリカが売店を出た隣の広間にあります)。モンサンミッシェル修道院はその名のとおり聖ミカエルのお告げで建てられた修道院。もちろん教会にも聖ミカエルの像がありますので、是非天国に行けるように拝んでおきましょう。教会を北側に出ると中庭が。 ここは修道院でもメルベイユ(驚異)と呼ばれる部分の最上階。修道士さんたちは私語が出来ないので、この中庭を散歩して瞑想をするのだそうです。奥の建物は聖職者の食堂。食事の時でも聖書を読む一人以外は喋ることが出来なかったから、必要な言葉は手話になってたんだとか。ここを下に降りると今度は迎賓の間。要するにお金持ちをもてなした所だそうで、今は何も無くて殺風景ですが昔はタペストリーなどで飾られており、暖炉もある部屋だったんだそうです。ちなみに巡礼者が入るのはさらに下の部屋。修道院と言えども地位の高さの違いがお部屋の高さの違いにも表れているようです。そして先ほどの教会の真下で教会を支えている太い柱を見て、さらに廊下を進んで行くとモンサンミッシェルの元々の岩山の一部が露出している所があります。なんだか面白い光景ですね。さらに進むと大きな車輪が目に飛び込んできます。ここは下からの荷物を引き上げた場所。車輪の中に人が入って、人力で回してたんだそうです。外を見ると丁度kagariたちがバスを降りたところが見えます。最初まさか、なんて思ってたのに本当に一面海になってました。ビックリです。近年モンサンミッシェルは本土と繋げるために堤防を造ったことで、満潮時でも周りすべてが海になることが大潮の時を除いてなくなってしまったらしいんです。kagariたちはラッキーなことに大潮が近く、また新月(前夜は細ーい三日月でした)にも近い日だったのでこのとおり海になったようです。貴重な光景ですね。 左と右の写真は同じ場所を撮ったものです。 1時間の間にこのとおりです。ちなみに満潮は1日2回ですが、朝と夜なのでこれが見たい方は島内もしくは近くで泊まってくださいね。修道院内のお墓を通って、次は礼拝堂へ。祭壇にはΑΩの文字が。これには最初から最後の意味があって、ここで洗礼を受け、ここでお葬式をするからなんだそうです。ちなみに奥には病院(昔は病気になると後は死を待つだけでした)があり、手前にはお墓(先ほど通りましたね)が、と一直線でうまく出来ています。修道僧の遊歩場を通って次は騎士の間です。こちらは修道士たちの仕事場です。彼らの仕事は知的労働なので、写本などが主でした。なので寒いとペンが持てないから、ここにも暖炉があったそうです。見学はこれで終了。売店で絵葉書などを買ってから修道院を出てしばしの自由時間。お土産物屋さんに直行する人たちもいましたがkagariは城壁を歩いて降りることにしました。天気が回復してきたので、暖かくて景色もきれいで気持ちよかったです。そして街まで降りるとお土産物屋さんへ。すると前日にkagariが買ったのと同じ塩キャラメルが。値段はもちろんスーパーの方が安かったです。kagariはプーラールおばさんのクッキーが欲しかったから、そのお店へ。前日にドライブインで買った物がかなり美味しかったから、これも職場用に買って帰りたかったので。チョコチップの入った物(これも美味しかったです)やら色々種類がありますが、どれでも4箱買ったら2箱付いてくるそう。まとめ買いする人にはお得ですね。さて時間になったから集合場所の羊の看板が目印のレストランへ。 メニューはもちろんモンサンミッシェル名物のオムレツと羊。でもオムレツは薄い塩味を付けた卵の泡立てたものを焼いてるだけなので、食べても全然食べた気にならない。あまり期待するほどではないかも。食後はまたパリに向けての移動です。途中の休憩で立ち寄ったドライブインでプーラールおばさんのクッキーの小箱をまた2つ買い足しました。これは先生とレッスン仲間の人用。行きに買ったドライブインよりこちらの方が若干安かったです。そしてパリ近郊でもう一度休憩をとった後、パリに到着。
    パリと言ってもkagariたちが泊まるホテルは新凱旋門があり高層ビルが建ち並ぶデファンスという地区にあるメルキュール・パリ・デファンス5(サンク)です。部屋に荷物を置いたらすぐにまたロビーへ。この日は夕食が付いて無いので、添乗員さんが地下鉄でパリ市街へ出るついでにパリ市街に行きたい人は一緒に連れて行ってもらえることになったのです。kagariはパリには出ないけど、新凱旋門に行きたかったから駅まで付いて行くことにしたんです。集まったのは16人。ツアーが34人だからほぼ半分ですね。皆さんほんとタフです。デファンスの駅までは一本道。でもちょっと距離がありました。駅へ着いて切符の売場と改札の場所を教えてもらってからkagariは駅を上に上がって新凱旋門へ。 何も無いただの四角のアーチだけど、めちゃくちゃデカイ。思ったより段数のある階段を昇って新凱旋門の真下へ行き、後ろを振り返ると遥か遠く、光の筋が連なる先に凱旋門が。ちょっと感動的でした。新凱旋門はエレベーターで上に昇れるんですが、時間も時間なのでホテルへ戻ることにしました。来た道を戻れば良かったんですが、ちょっと違う所を通ってしまったから、ダンスパーティーをやってる見知らぬ広場に出てしまって迷子に。案内図もあったけど、これがなんだかよく分かんない。それでも見覚えのあるビルを頼りになんとかホテルに到着。ホテルのすぐ裏にあるスーパーに9時の閉店間際に駆け込み、入り口にあるテイクアウトの中華料理店でお惣菜を買って部屋に戻る。炒飯と春巻き、ポーク・スペアリブと野菜炒めを買って2人で17ユーロちょっと。量はちょっと多め。お店の中国人の方も親切だったし(割り箸も付けてくれました)、何より安くて美味しい! ホテルの周りには他にレストランもありましたが、ここにして良かったです。kagariはこんなこともあろうかと紙皿やフォーク、スプーンを持って来てたんですが、役に立ちましたね。さあ翌日はまた少し郊外、フォンテーヌ・ブローとベルサイユ観光です。
2008年9月28日 21時27分37秒

  • パリ2
    9月3日、パリ2日目。観光開始です。この日はシャルトルへ行って、モンサンミッシェルへ向かう予定。シャルトルでは世界遺産のノートルダム大聖堂を観光。小雨が降るあいにくの天気で、7分袖のカットソーにデニムジャケットでは少々肌寒いような気候。それもそのはずで最高気温は20℃以下なんですから。今の時期の日本ではちょっと考えられない気温ですよね。大聖堂は祠のような物から1145年にロマネスク様式で増築されたけれど、1194年の大火災で焼失。焼け残った正面(西側)ファサードと正面右側の塔にさらに増築するような形で建てられてるので、塔は右と左で様式も高さも違っている(ゴシック様式で10mの差があるんだとか)そうです。中にはたくさんのステンドグラスが。 その中でも一番有名な物が「シャルトル・ブルー」と言われるステンドグラス(左のズームの写真の聖母マリアの水色の部分)だそうです。ステンドグラスに使われる色ガラスは赤なら金、青ならコバルトを混ぜて作られていたので、技術的にも難しく金額的にも高価だったんだとか。この水色のガラスを作ることは当時として大変困難だったようです。大聖堂の火災の際、宝物の聖母マリアのベールが焼失を免れたりしたことが奇跡だとして寄付があつまったことが、これだけのステンドグラスや短期間での大聖堂再建、4000体もの彫像(浮き彫り含む)が出来た要因なんだそう。ここまでの説明のように何せ12〜13世紀の古い教会なので、正面入り口の大きなバラ窓のステンドグラスの下にはネットが張ってあって、何故なんて思ってるとなんと天井から石が落ちてくることがあるという添乗員の説明が(この部分は12世紀のです)。これにはさすがにビックリしました。たくさんの中世のステンドグラスに素晴らしい浮き彫りが印象的な教会でした。
    シャルトルで昼食をとってから、バスでモンサンミッシェルに向けて移動。田園風景が続き、道路のすぐ横には放牧されてる牛や馬がいたりして静かでのどか。また通過する街の家はどれも可愛らしい。添乗員さんによると地元産の資材を使って建物を建てるので、街ごとに個性があるんだそう。で、そんな個性の集まりの国だから、フランスでは人と違うことをするのが良いことなんだとか。だから個性的な人が多いんですね。人と同じでないと変だと思われる日本とは正反対。個性豊かに育てられるフランスがなんだか羨ましく思いました。 モンサンミッシェルまではかなり長距離を走るので、途中ドライブインで休憩。モンサンミッシェルのお土産として有名なプーラールおばさん(日本ではメール・プラーもしくはラ・メール・プラールなどと表記されてます)のクッキーの小箱が売っていたので購入(6枚入り。モンサンミッシェルでは大きな箱でしか売ってないそうです)。ホテルで味見がてら食べることにしました。またしばらく走って夕方、ホテルに到着。この日のホテルはモンサンミッシェルへ渡る堤防のすぐ手前の地区にあるメルキュール・モンサンミッシェル。このメルキュールさんにはkagariはオーストラリアで2度お世話になりました。この後のパリでもお世話になります。ご縁がありますようで。前日に泊まったホテルより少し広くて明るいキレイな室内。設備も良くて冷蔵庫が付いてるし、お風呂とトイレがセパレートでした。壁にはもちろんモンサンミッシェルの絵画が。星が1つ増えるだけで随分快適さが違うものですね。夕食までに少し時間があったので向かいのスーパーを覗いてみることにしました。この辺りのノルマンディ地方ではミルクを使ったジャムや塩が有名なんだそうで、kagariは職場のお土産に塩キャラメル(一枚一枚が薄いので歯で噛み切れちゃう、歯に優しいキャラメルです)を購入。またミルクジャムはリンゴやアーモンドの入った物もありましたが、シンプルなミルクだけの物を買いました。食事はホテルの別棟のレストラン。広いんですが、色んなツアーが利用してるみたいでかなりたくさんの人。さらにこの辺りではリンゴのお酒でシードルなんてのも名物みたいですが、kagariはアルコールは体質的にダメなので残念。あとは地ビールなんかも置いてあって、ラベルがモンサンミッシェル。お土産に持って帰れたら喜ばれそうですね。お料理は・・・でした。最初に出てきた豆のスープはkagariが豆が苦手というのもありますが、味が薄くてなんだかよくわかんないし。メインのお皿にはお魚料理とソースはレストランの人がサービスしてくれるんだけど、野菜とかの付け合わせはセルフ。フランス料理というとお皿に少しずつ盛られて何皿ものコースで出てくるものと思ってたけど、それはどうも星がいくつも付くような格式張ったところだけのようです。実際にkagariがフランスで食事したものはそんなお上品な物ではまったくありませんでしたから。食事後、やっと暗くなってきたのでこれからモンサンミッシェルの夜景観光です。少し歩いて堤防まで行くと黄昏に浮かび上がる神秘的なモンサンミッシェルが。これは素晴らしい光景でした。ただ残念なのが、三脚がなかったから写真はどうしてもブレてしまっていいものが撮れなかったこと。思い出というアルバムにしまって、kagariだけの楽しみとすることにします。kagariと姉キはもう少し堤防を先まで歩いてみたんですが、モンサンミッシェルまではメチャクチャ遠いし、街灯が無いから足場は悪いし(堤防は石だらけ、下の遊歩道はぬかるみや馬の落とし物があります)、車は50キロ制限だから飛ばしてるしでちょっと危険。なのですぐに戻ることにしました。翌日は一番楽しみにしてたモンサンミッシェル観光です。
2008年9月22日 1時00分21秒

  • パリ1
    9月2日から7日間、パリへ行ってきました。海外へは近年、姉キとの日程が合わなくて近場のアジアしか行ってなかったから、ヨーロッパは久し振り。もうかれこれ9年振りになります。今回は姉キが職場で長期勤続の休暇と旅行券がもらえたので(kagariは全額自腹ですが)、ヨーロッパへ行くことにしたんです。パリへは今回が初めて。モンサンミッシェルを初めとした世界遺産を4つも巡るコースだからすごく楽しみにしてました。でも最初、旅行社の窓口へ申し込みに行った時には「満席」と断られてしまったんです。仕方ないから次に別のツアーに申し込んだら、今度は逆に最小催行人員に足りなくてキャンセル。次にどうしようかと思ってネットを見てたら、なんと最初に「満席」だったはずのツアーが出てる。なのですぐに申し込みして、今回の旅行となった訳です。
    出発当日は集合時間が8時15分と朝早くて、それでも余裕を持って行こうと早めに家を出たんですが、JRの関空快速が全然無いの。だから普通の快速で日根野まで行って関空行きシャトル列車に乗り換えることにしたんだけど、これが乗り換え時間が3分しかない。しかもホームは反対側。エレベーターは後方の1カ所しかないし、朝のラッシュでホームは混雑してるしで乗り遅れてしまいました。kagariたちだけじゃなくって他にも同じツアーの方も乗り遅れてらっしゃいました。次に来る関空行きは20分後の関空快速。これでも一応集合時間には間に合うんだけど、結構ギリギリ。それにこの電車だったら家を出るのはもう30分遅くて済んだのに・・・。しかもこの関空快速、メチャクチャ混んでて乗れないかと思った。大抵これに乗る人って海外とかに行く人たちだから荷物も大きいし。もうちょっと本数増やすとかなんとかならないものなんでしょうかね? ほんと不便な空港だ。もし伊丹が廃止になっても(結局知事は廃止案を撤回されましたね。良かったです)kagariは関空なんて使わないだろうなぁ。国際線だから仕方なく使うけど。さて大変な思いをしながらも関空に到着。受付を済ませ今回利用するルフトハンザのカウンターでスーツケースを預けようとしたら、これまたスゴい行列。さらにユーロに両替しようと銀行へ行ったらそこもいっぱい。この時期って海外行く人多いんですねぇ。なんだかんだで手続きに時間がかかっちゃって、ゲートに着いたら搭乗時間の10分程前。ビジネスクラスじゃなくて良かったです(これではラウンジを利用する時間が無いので)。フランクフルトまでのkagariの席は3-4-2列シートの真ん中のさらに真ん中。外も見えないし、通路側でもないから隣の人に気も使うしでちょっと残念。それでもシートのモニターでディズニー・アニメを見たりしながらの快適な空の旅(kagariは飛行機大好き人間なので何時間でも乗ってられるんです)。でもここの機内食は蕎麦にパンにご飯ものとどうしてこんなに炭水化物ばかりなんだろう? ちょっと困ってしまいます。とは言ってもうな丼は美味しかったですよ。ついでに機内で聞こえてくるのはkagariにとって耳慣れたドイツ語(一応独検4級持ってます。もうほとんど忘れましたが)、英語、日本語。ルフトハンザはドイツの航空会社なので当然と言えば当然なんですが、どうもパリへ行くって気がしませんでした。ちなみにkagariはヨーロッパへは2回来てますが、2回ともルフトハンザ。なかなかご縁があるようです。さてフランクフルトに到着して入国審査へ進むと、ここも行列。入国審査官の方はとてもフレンドリーで「こんにちは」と日本語でご挨拶。嬉しいですが、ちょっと拍子抜けしちゃいました。それからセキュリティへ進むとまたまた行列。どうも相当厳しいみたいで、kagariも金属はネックレスと指輪しか着けてないのに引っかかっちゃいました。確かにこれでは行列になりますね。でもこのご時世、これくらい厳しくないといけないのかもしれません。やっとパリ行きのゲートにたどり着いたけど、乗り換え時間が2時間もあったのにあと20分くらいになってました。ワゴンでコーヒー買って飲んでる間に搭乗時間に。ただ待ってる間にフランス人の女の子に「トイレに行きたいから荷物を見ててほしい」って頼まれたのにはビックリしました。日本人って信用されてるんですかね? パリへは1時間のフライト。日本だと軽食はスーパーシート以外は廃止になっちゃってるけど、ここではまだ健在。小さなサンドイッチとチョコレート菓子が出ました。昔、ルフトハンザがEU路線で出してたフランスパンにハムとかチーズを挟んだサンドイッチがkagariは大好きでした。今回のはそれとはちょっと違うけど、でもこちらも美味しかったです。パリの空港からはバスで移動。ホテルはモンパルナスの方にあるチェーンのビジネスホテルで、イビス・パリ・アレシアっていうところ。着いたのは現地時間の夜8時頃。日本時間だと夜中の3時。kagariは疲れちゃったから部屋で日本から持参したカップヌードル(パリの水道の水はそのまま飲めるそうです。ただ硬水だからお腹が痛くなっちゃう人もいるみたいですが。kagariは大丈夫でした。ただカップヌードルは味がちょっと変わりました)とコーヒー作って食べたけど(ポットも持参です)、ツアーの人たちの中にはまだ外に繰り出す方も。タフですねぇ。こうしてパリへの移動の長い一日は終了。翌日からは楽しみな観光の始まりです。
2008年9月15日 0時10分45秒

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