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伊勢うどん喰いにツーリング

天気予報では曇りのち雪とか言っていて「明日はあかんなー」とか言いつつ眠りについた土曜日。
日曜日、朝。親が起こしに来た。何か言っている。「・・伊勢うどん・・・・・バイク・・・・・!」

飛び起きると外はびっくりするぐらいの☼快晴☼ではないか!!
いい意味で予報に裏切られ、普段あまりバイクに乗らない親もバイク乗りとしての血が騒いだに違いない。

早速着替えて朝飯も食べずに準備した。
自分と弟の国産組はしょっちゅう乗っているので問題ないが、問題は昨年11月からエンジンをかけていない親のハーレー(エボ)である。
母親のヘリテージはなんとかかかったものの、父親のウルトラのセルが回らない・・バッテリーがあがっている。
例によって押しがけであるが、乾燥重量385kgに加えてガソリン19リットルと本人約75kgの巨魁を人力で動かすとなるとそれはそれは相当のエネルギーを要する。
3人体制で全力で押して2度目でようやくエンジンがかかった。朝っぱらから汗である。そうしてようやく準備が整い、いざ出発。

名張より伊勢へは青山峠越えが一番の近道であるが、雪の心配があったため上野→名阪→関→伊勢と山を迂回するように大回りして行くことにした。
国道368号沿いのスタンドでガソリンを入れて名阪に乗り、名阪を70km/hそこそこで流す。



伊賀のSAで休憩。



名阪「関ⅠC」で降りて少し走ってグリーンロードに入る。
このグリーンロードは国道165号と亀山を結ぶ広域農道で、アップダウンの楽しい全線2車線の快走路である。オススメ道路。



グリーンロードより一部青山高原が見えたが、雪の気配は全然皆無であった。
取り越し苦労というやつである。
まあ青山まで行ったが峠越えできずにあえなく中止というよりは取り越し苦労でも大回りのほうが安全策である。
帰りは青山越えで帰れるということが分かった。

グリーンロードで165号まで出て、突き当たり右折で国道23号をひたすら走る。
途中コンビニでトイレ休憩。



この国道23号は全線片側2車線の空が広い直線路であるが、風景と道が単調で交通量も多くあまりオススメできない。
国道23号より伊勢市街方面に走り、伊勢市駅まで来れば目的地「山口屋」はすぐそこである。(今気づいたのだがこの「山口屋」はツーリングマップル2005にも載っている。)




伊勢うどんを知らない方に一応説明を加えておくと、写真の通り汁が真っ黒で、麺は太くもちもちしている。
汁が真っ黒とは言っても味がめちゃくちゃ辛いとか喉が渇くとかではなく、だしのよく効いた、とにかくウマいうどんなのである。
我我4人は着くなり「伊勢うどん 肉 大盛り」を注文し、みなペロッと平らげた。

帰りは天気も良かったのでテキトーに道を選んで帰ることに。
県道38号→国道42号で松坂方面に走り、伊勢道「松坂」より高速に乗る。
「久居」で降りて国道165号を青山越えで帰るのが当初の計画であったが、ふと青山方面に目をやると、なにやら非常に怪しい雲が・・・

急に風が冷たくなり、空は暗くなり、小雨であるが雨まで降ってきた。この調子では青山峠付近は確実に雪である。
この時点で青山越えを諦め、行きと同じく高速伝いで帰ることに。

伊勢道を抜け、名阪に入ると電光掲示板に「名阪国道 ユキ 走行注意」と書かれてあった。
気温は1℃。しかも難所はまだここよりも標高がある・・・
このあたりで本格的に帰宅が危ぶまれてきた。

名阪関トンネルや「向井」あたりで雨が雪に変わった。
山の木や路端の土には早くも雪が積もり始めていた。
寒さで手足の感覚はもはやなく、とにかくアクセルを回すことに専念する。
なんとか難所を越えて名阪「友生」で降りて下道でゆっくりと帰る。
高速に乗っている間はアクセルを回しているだけですむが、下道だとクラッチを握る手に力が入らず、ギアをあげようとすると足がつりそうになる。

名張付近は雨が降っていなかったようで、下道は路面も乾いていて、なんとか無事に帰宅することができたが、着くとまもなくかなりの雪が降ってきて、間一髪、危ないところであった・・・
走行距離:266km

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