仏壇をどうするか

私の両親はすでに母親がなくなっています。父親の方はまだ元気でいますので実家の方で仏壇を守っている状態です。しかし、父親もかなり高齢になってきており、このままでは仏壇をどうするのかが実家へ兄弟などが集まった時には相談を始めています。
父親は分家をしているので、母親がなくなったときに新しく仏壇を購入しました。この仏壇というのはかなり立派なもので大きさも普通の仏壇くらいはあります。実は仏壇のこの大きさが問題になっているのです。
実家は一軒家の上、比較的に年数がたっているので仏壇を置くことも、置いたことによる違和感もほとんど感じません。しかし、すでに独立している私たち兄弟は今のところすべてが分譲マンションに暮らしているのです。ダメというわけではありませんが、どの兄弟のマンションにも実家の比較的大きい仏壇は住まいにあわないのです。たとえば一軒家などで住めば問題はないのでしょうが、今のところその予定もありません。
いずれ、どうにかしないのはわかってはいますが、今のところ良い解決方法がないのが実情であります。せっかくで買ったの立派な仏壇でありますからしっかりと守ってあげたいとは感じています。
今ではよくある問題になるのでしょうが。

お洒落な仏壇

父が亡くなった後、我が家でも初めて仏壇を買うことにしました。

 

 

 

我が家の宗派だと、仏壇はきらびやかな金色輝くものになるので、あの派手派手な仏壇を我が家にも置くことになるのかと思うと、正直違和感があります。

 

でも、父が家を建てる時に立派な仏間もこだわって作ってくれてあったので、違和感があろうとも仏間に負けないような立派な仏壇を買うしかありません。

 

 

 

そこで、葬儀屋さんが経営している仏壇屋へ出かけてみました。

 

各階ごとに、違う宗派の仏壇が置いてありますが、やはり我が家の宗派の仏壇は一際金色がまぶしい華やかな仏壇です。

 

装飾もとてもこっているものが多く、鳥や花が彫ってあったりと風情のある雰囲気の素敵な仏壇が多くありました。

 

 

 

でも、あまりにも凝ったつくりのものだと築30年近く経っている我が家の家には浮いてしまう感じです。

 

そこで、家具調の物を見せてもらいました。

 

家具調の物もいろいろな種類がありましたが、中でも一番惹かれたのはメープルの木を使って作った仏壇です。

 

値段は家具調のものでは一番高かったのですが、温かく深みのある色合いと、高級感のある光沢がとても素敵でした。

 

 

 

家族全員一致でその仏壇を購入しましたが、扉を閉じると普通の家具にしか見えないし、とてもお洒落な仏壇です。

 

父のこだわりの仏間との感じもとてもしっくりして、そこにおさまるべくしておさまった仏壇という感じです。

 

 

 

仏壇も最近ではいろいろなものが出ているのですね。

 

お洒落な仏壇も数多くあり、見ていてけっこう楽しめました。

仏壇だと全く気が付けませんでした

先日、職場の同僚のお宅に食事をご馳走になりに出かけてきました。

 

その方は、数年前に旦那様を亡くし今は一人暮らしなのですが、人を自宅に招いて韓国料理をふるまうのが楽しみなんだそうです。

 

 

 

同僚と言っても、私とは30歳も年が離れているのですが、二人とも韓国ドラマにはまっているという共通の趣味があり、私が美味しい韓国料理を食べてみたいと話したことから、それならうちに食べにおいでと誘っていただけたのです。

 

そこで、一緒に働いている他の同僚2人と一緒に、手土産とお酒を持って出かけてきました。

 

 

 

美味しい韓国料理に舌鼓をうち、焼肉も呼ばれてたらふく食べた後は、皆で片付けも手伝ってようやく一服し、これから話に花を咲かせようという時です。

 

招待してくれた方が、「おとうちゃんも話好きだから、ちょっと仏壇開けるね。」と言っておもむろに立ち上がったのです。

 

えっ?仏壇?と思いつつ見ていると、オーディオボードの上に置いてあるとてもおしゃれな家具のガラス戸を開きました。

 

すると、なんとその家具が仏壇40〜50センチくらいの箱に柄の入ったすりガラスをはめ込んだ扉の仏壇です。

 

扉を閉めると、全く仏壇だとは分からないようなものなのです。

 

 

 

なんでも、仏壇を置くなら人が集まるリビングが夫が喜ぶだろうと思ったそうなのですが、いかにもな仏壇を置くのもと思って探していたらそのお洒落な仏壇を見つけて、一目惚れして購入したそうなんです。

 

その日は焼肉をしたかったので、仏壇の扉は閉めておいたそうなのですが、見事に誰もそれが仏壇だと思った人はいませんでした。

 

 

 

こんなに素敵な仏壇があるなんて知りませんでしたが、私も将来自分で仏壇を買う日が来たら、こういう素敵な物を買いたいなと思いました。

覆された仏壇のイメージ

私の実家には仏壇があります。

 

それもリビングに置いてあります。

 

ですが、仏壇の存在に違和感はまったく感じません。

 

むし実家のリビングにすっかりなじんでいます。

 

 

 

というのも、実家の仏壇は洋風なリビングになじむようなデザインのモダンな仏壇を購入したからです。

 

 

 

私の祖母の家には、よくある金ぴかの仏壇があるのですが、そのせいか仏壇といえばきらびやかなものというイメージでした。

 

父が亡くなり、仏壇を購入する際に、家族の意向で仏間よりも、みんなが集まるリビングに仏壇をおきたいということにはなったのですが、正直きらびやかな仏壇がリビングにあるのは少し抵抗がありました。

 

 

 

ですが、そんな心配も仏壇屋さんを尋ねてみて一瞬で払拭されました。

 

そこには、もちろんきらびやかな仏壇もたくさんありましたが、木目調のモダンな仏壇がたくさん並んでいたからです。

 

 

 

ぱっと見た感じは普通のチェストのような仏壇だったり、開くと鏡があるんじゃないかと思うようなオシャレなデザインの仏壇だったりと、近代の仏壇というのはこんなにも柔軟なのかと驚かされました。

 

 

 

実家はナチュラルな家具が多いので、そんな中にあってもなじむような柔らかな色の木目調の仏壇に即決しました。

 

また、デザインだけでなくサイズも小さめという点もリビングに置くという点ではとても助かりました。

我が家の仏壇

我が家には仏壇があります。それほど大きな仏壇ではありません。しかしその仏壇には、私の大好きだった祖母の写真が収められているのです。

 

生前、祖母はこの仏壇を毎朝拝んでいました。なぜなら仏壇には私の祖父が眠っていたからです。残念ながら祖父は私が生まれる前にすでに亡くなっており、どんな人かはわかりませんが、仏壇に飾られている写真立ての中の祖父は、つるつるとした頭で、厳格そうな表情をしていました。

 

仏壇は祖母の部屋に置かれていました。毎朝、祖母は仏壇にお線香をあげていたらしく、常に祖母の部屋は抹香臭いというか、お線香の匂いがしていました。私はこの匂いが嫌いではなかったので、よく祖母と一緒に仏壇を拝んでいました。

 

そんな祖母が去年、亡くなりました。祖母の使っていた部屋は、私が使うことになりました。祖母がいなくなった部屋は、思ったよりも広く感じられました。

 

仏壇も私の部屋に置かれることになりました。そして祖父の写真立ての横には、祖母の写真の入った写真立てを起き、私が毎朝、お線香を備えるようになりました。

 

仏壇の前で拝みながら、心の中で祖母と話をします。もちろん返事はかえってきませんけど、それでも祖母が側にいてくれる気がして、嬉しいのです。