デュナミスにおける戦利品分配の仕組みについて

及び新ロット方式の提案

このページは、デュナミスにおける戦利品の分配の仕組みについてまとめたものである。 この仕組みについて公式のアナウンスは存在しないため、 ここでは実際の挙動から仕組みについて推察し検証してみたいと思う。 なお、実際の挙動による検証のため、 これらが全て正しいと保障するものではないことを最初に留意して頂きたい。


基本的な仕組みについて

まず戦利品としてリストに載ったアイテムは次の3つの状態のどれかになったとき確定する。

  1. 全員のロット・パスが完了し、そのスコアにより分配される
  2. ドロップ後5分で時間切れとなり分配される
  3. 戦利品リストが満杯の状態で、新しいアイテムがドロップしたとき上の方から順に分配される(いわゆるトコロテン方式)

2及び3の状況による自動分配は、その時点でロット者がいる場合はスコアが一番高いロット者の元にアイテムが行き、 ロット者が存在しない場合は参加者全員にランダムで自動分配される。


デュナミス独自の独自仕様について

デュナミス独自の戦利品の仕様として、アイテムの間に優先順位が存在することが挙げられる。 これを端的に不等号で表すと「AF/ExRareアイテム >>>>>>> 100貨幣/1貨幣 >> 素材アイテム」 と言うことが出来るであろう。

例えば戦利品欄の最大値が5つと仮定して、次のような戦利品がリストに存在し、 それぞれのアイテムの時間切れまで余裕がある状態だとする。

  1. オルデール銅貨A
  2. オルデール銅貨B
  3. オルデール銅貨C
  4. グリフォンの毛皮
  5. オルデール銅貨D

そして、この時点で新たな戦利品「オルデール銅貨E」が出たとする。 そうすると上の戦利品リストは次のように更新される。

  1. オルデール銅貨A
  2. オルデール銅貨B
  3. オルデール銅貨C
  4. オルデール銅貨D
  5. オルデール銅貨E
    XXXXはグリフォンの毛皮を手に入れた! (←トコロテン方式で分配)

となる。つまり、貨幣と素材では1貨幣のほうがアイテムの優先順位が上のため、一番上 の貨幣が確定してない状態で新たなる1貨幣が出ると、優先順位の低いグリフォン の毛皮が先にトコロテン方式で自動分配されるような仕組みとなっている。 ただし完全に優先順位上というわけでもなく、特殊な現象として次のような事例がある。

  1. オルデール銅貨A
  2. オルデール銅貨B
  3. オルデール銅貨C
  4. オルデール銅貨D
  5. オルデール銅貨E

貨幣で戦利品リストが埋まった状態で、新たな戦利品「グリフォンの毛皮」が出たとする。 優先順位通りなら一度も戦利品欄に載る事も無く自動分配となりそうだが、 このようなケースの場合、一番上の貨幣を押し出し一旦戦利品へと入る形を取る。 つまり以下のようになる。

  1. オルデール銅貨B
  2. オルデール銅貨C
  3. オルデール銅貨D
  4. オルデール銅貨E
  5. グリフォンの毛皮
    XXXXはオルデール銅貨Aを手に入れた! (←トコロテン方式で分配)

このように戦利品欄に一度素材は収まるのである。 ただし、デュナミスのような戦闘が続く場所においては すぐ次の戦利品、貨幣などが出るため 戦利品欄に入った途端すぐ押し出されて自動分配となる現象も起きる。

また最後になるが、AFやExRareがついたアイテムに関しては前記したような現象は起きない。 これは優先順位が一番上に設定されているため、例え戦利品欄の一番上にある状態であっても 新たに出た素材や貨幣がそれを押し流す事が無いのである。 AFに関してはシステム上最優先で保護されてると言える。


当LSにおけるロット方式についての新提案

さて、現在P.A.では全てのアイテムに対してくまなくロット・パスを行う全ロット方式を採用している。 AF、1貨幣、100貨幣、素材アイテム全てにおいてパス・ロットを行わなくてはいけない。 ただP.A.の戦術が洗練化していくに従い、敵の掃討速度も上がり ロット・パスする間もなくアイテムが確定してしまうと言う状況がしばしば確認されるようになった。

なぜこのような不合理なロット方式を採用したかというと、 一度全ての貨幣をロットせずにトコロテン方式で分配する方式を実験的に導入したとき、 素材アイテムが流れてしまうという現象が起き同時に報告が寄せられた。 システムを熟知していなかった主催者側は、 これ以上の被害を防ぐために急遽元の全ロット方式に戻すという事を行った。 そしてそれ以来戦利品については全ロット方式を採用してきたのである。 ただここに来て戦術が洗練化し、進行のスピードも上がったため 全ロット方式でも素材アイテムが流れてしまうという現象を幾多も確認するようになり、 今回の検証を行う契機となった。 もう少し裏の戦利品の仕組みについて早い段階で検証を行っていれば、 全てのアイテムについてロットやパスを行うという煩雑な作業を要求しなくて済んだわけである。 これは主催者側の怠慢であり、ここで参加者の皆様にご迷惑をおかけしたことをお詫びする他ない。

さて、以上のことを踏まえた上で新しいロット方式について提案する。

なぜ、素材アイテムをその他希望者でロットするのではなくAF希望者がパスを行うかといえば、 素材アイテムは前記したように自動分配されやすく、 一度戦利品欄に入った素材であっても、10秒以内に押し出されてしまうこともあり、 もし素材についてロットを行うようにすると、 単純にロットが早いものがその素材を獲得してしまうという不公正が生じやすいためである。

更に実際、激しい戦闘が続くデュナミスにおいて「AF希望者が素材をパスすること」を徹底出来るか 疑問の残るところではある。 しかし現在AFを手に入れた参加者も増え、戦闘のスピードが速くアイテムが流れやすい 四国では既に5割以上の方が「その他希望」としている。 そのため実際にパスが徹底出来なくとも、「その他希望者」の元に素材アイテムが自動分配される確率は高いと言える。 そういった状況に鑑み、AF希望者には出来る限り素材をパスして頂き、万が一手元に流れてきたアイテムについては 終了後主催者等に提出し、その売却益を次回の時計台にまわしLSに還元するようにしたい。


最終更新日 2005/3/20