このHPの主旨
セクシュアルマイノリティのサークルは、全国に数えきれないほどあります。
インカレ、学生のみのもの、社会人も参加できるもの、大きいところ、小さいところ… 状況はそのサークルごとによって様々です。
ただ、やはりできたりつぶれたりを繰り返すサークルが多いことも事実…。
また、今からサークルを立ち上げたくても、何から手をつけて良いかわからない人もいるかもしれません。
アウティングなどのため、広報活動をしたくてもやり方がわからなかったり、少人数で発足したために運営方法や引き継ぎが上手くいかないなど、問題を抱えるサークルもあるでしょう。
そこで、インカレ・ネットワークであるRainbow Collegeの呼びかけのもと、いくつかのセクシュアルマイノリティ・サークルの協力で、このHPを作りました。
セクシュアルマイノリティ・サークルの運営に悩む全ての方に、少しでも役立てていただければと思います。
参加サークル紹介
【GLOW】
早稲田大学のセクマイ・インカレ・サークル。 1991年に4人くらいで始まった。 メーリングリスト加入人数は100人以上。 公認サークルで、月に1度の全体会議とイベント、週に2回部室で集まって話す、週1回のランチ会などをしている。 セクシュアリティの分布はゲイが半分以上、レズビアンとバイセクシュアルが3割程度、それ以外がトランスやアセクシュアルなど。 ピアサポート(当事者同士のサポート)に力を入れている。【CGSU】
大学には所属しない、インカレ・サークル。 今年で9年目。メンバーは60名程度で、うち戸籍上女の子が20人。セクシュアリティはあまり明確に把握していないが、トランス系が増えてきた。 大学サークルではないため活動場所の確保が難しく、新宿近辺の喫茶店でお茶会をするのが主な活動。 その他にイベントで、飲み会、花見、プール、合宿などもしている。 パレードやフェスティバルにも有志で参加している。【LIGHT HEARTS】
中央大学と大学院在学中のセクシュアルマイノリティのために、友達作りや交流を支援することを目的としたサークル。 セクシュアルマイノリティに関するイベント情報などを会員に提供する役割を果たし、会員は30人程度、戸籍上の男女比が割と近くて6:4ぐらい。 会議と行事の、大きく分けて2種類の活動を行っており、お花見、前期新人歓迎コンパ、千葉県での夏期合宿、卒業生との交流会、後期新歓コンパ、東京プライドフェスティバルや他サークルとの交流会など、外部イベントへの参加もしている。【かえでの虹】
2008年の秋に発足した、東洋英和女学院大学の公認サークル。 サークルの主旨は、「多様な性とジェンダーについて深く研究していく」で、非当事者もメンバーに含む。 現在のメンバー数は10人で、講演会や映画上映など、サークル外部に向けての活動も行っている。 当事者同士の交流というよりは、興味のある人が参加をし、一緒に勉強したり活動をしていく…というスタンスをとっている。【Raibow College】
今回の座談会には仕掛け人という形で参加。 全体メーリングリスト参加者は400人を超える。 2006年に発足し、セクマイ学生がより良い生活をできるようにするため、志を持つ者同士が共に考え、行動していくインカレ・ネットワーク。 当事者、非当事者どちらも含む。