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某コーヒー店にて・・・

「はい、夕映口開けて」
フォークでチーズケーキを一口サイズに切り取って、私に向けてくるハルナ
「やめるです、冗談にしては度が過ぎます」
「せっかく夕映の為を思ってしてあげたのに、私の行為を無駄にするんだね」
「あ、あう‥‥。ってその手には乗らないです、周りの人の目も気になるですからぜ・っ・た・いにしません」
「ちぇっ」
大人しく切り取ったケーキを自分の口に運ぶ、さすがに外ではそんな真似はできません

「そういえばさ」
「なんですか?」
唐突に口を開くハルナ、嫌な笑みを浮かべています。しかもきょろきょろと周りを確認して‥‥‥
こういう時はろくな事がないです
「さっき周りが気になるって言ったよね?」
「言いましたけど‥‥、何か?」
「ううん、確認しただけ」
‥‥絶対何かあるです、何も無しで終わるハルナではありません
しかし1分、2分と過ぎても何もする気配は‥‥なし
私の思い過ごしでしょうか?
——————
私が気を抜いた一瞬の隙をついて
「んっ、んーーーー」
ハルナは口に含んでいた抹茶フロートを、口移しで私に飲ませたのでした
「‥‥ぷはっ、スキありだよ」
「知りません!」
多分、ハルナにはこれからも勝てそうにありません‥‥‥

抹茶フロート飲みつつ保守
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