Alone but not lonely

ねっと１３創作ど どいつ集 　　てふてふひらり　　

　　　　 　

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　　 以下　寝人　近作
いったりきたりの春穏やかにちゃぶ台まあるく陽を浴びる
　 春が疼いて貴方の背中をそおっつと叩いた今朝の雨
茅の根張る夜あの日の月が今日も桜を眺めてる
さくら前線すぐそこにきてひとりひとりの違う春

今日の吐息でビールの泡 を軽くつついている酒場
今日の吐息をけだるく乗せて走る 今宵の終列車

折込にゅうし
匂いほのかに雪割り草の薄ら化粧の霜の朝
西日差し込む湯殿の中で唄う木遣りが沁みていく
煮込んだかぼちゃのゆらゆらゆらとうちのビタミン染みた味

都会の恋の仕方も知らず　軒の看板背なで泣く　　　（折込年の瀬）
春の湯の香のゆらゆらゆれて　子等の数える９９響く　（春はそぞろに）
ままにならぬも明日になれば　ましになるよな朝ぼらけ　（折込まあまあ）