只今夜の11時過ぎ…

ヤツはあぁ見えて意外と早寝なのでもぅこの時間には寝てるはず。



抜き足差し足忍び足でベランダからベランダを渡り、(ヤツとはこの世に生をうけた時から家が隣同士なのです。・泣)

ゆーっくりと静かに窓を開けて忍び込みます。













※注意※

以下のは全ての心の中の一人芝居です。










大佐!!!目標を確認したであります。(心なしか高い声)


よくやった!!!して、相手の状態は?(低い声)


ぐっすりと眠っているようで起きる気配はないように感じるであります!!!(心なしか高い声)


うむ、では作戦開始!!!

名付けて『いつもの腹いせに寝顔を撮ってばらまきましょう大作戦!!!』(低い声)










………ってそのままやん(ツッコミ)











Q、さてさて、カメラの準備は?

A、O,K,大佐。



Q、心の準備は?

A、……………O,KといいたいとこだがNOに決まってるゼ、大佐!!!








でも、ここでグダグダやっているわけにはいかないので涙をのんでゆっくりと近づく。











ほーほー、寝てれば年相応な顔なんだよね…

寝てれば。(ここ、強調)






さてさて、今は丁度仰向けで寝ているので、シャッターチャンスだよね?

深呼吸をしてカメラを構え…





パシャ









………………撮ったぞぉぉぉぉぉ!!!!!!!





撮ったらこの部屋にはいられない!!!

えっ?なんでかって?

ふふふ、それは危険だからさ!!!

だってここはヤツの部屋=ヤツのテリトリー。

それなのにずっとここにいたら命知らずもいいところじゃないか!!!








クルリと向きを変えて一歩踏み出した…ら、







「ねぇ、
もぅ気はすんだのかい?」





































ギィヤァァァァァァァァァァア!!!!!






















我が幼馴染みの雲雀 恭弥様々の声がするよ!!??

ネジが回らなくなって油もからっからなブリキの玩具を無理矢理動かしたような

ギギギギギという音をたてて後ろを振り返った。






「ぅおおおきていらっしゃったのでありますか!!??」


「うん、僕は葉の落ちる音でも目を覚ますんだよ?
が部屋に入って来たときから起きてるよ。」















……ってことは始めからじゃん!!!!!

知ってたならちゃんと起きてろよヴァカ!!!

なぁんて死んでも言えませんが思うのは自由でしょ!?(涙)








「あ、じゃあ私は部屋に帰るね?
睡眠の邪魔してごめんね。それじゃあ」


「せっかくから来てくれたのに大人しく返すとでも思ってるの?」


「えっ、ぁあ!!??」

















これぞ雲雀マジック!!! It's HIBARI magick!!!


さっきまでベッドに上半身だけ起こしたようなかんじでいたのに、


今は私が雲雀のベッドに寝てて、雲雀が私に跨がってる…。

















ぅえ!!!???















「ちょ、ちょっとどいてよひひひひひ雲雀!!!」


「ヤダ。だってから夜這いに来たんだよ?
 乗らない手はないでしょ。」


「ち、ちがうよ!!!
 夜這いになんてきてないよ!!!
 ただいつものイヤガラセという名の変態痴漢行為の腹いせに寝顔を撮って学校内
 にばらまこうとしただけで!!!!!!」



「へぇ、そんなこと考えてたの。
 じゃあ、お仕置きが必要だね。
 幸い明日は日曜だし、珍しく風紀の仕事もない。
 本当は朝の2時くらいにの部屋に行こうと思ってたんだけどから来てくれたし。」



「ああああのね、雲雀に用事がなくても私にはあるんだ!!!」


「(無視)それじゃあいただきます。」



「(えっ、無視!!??)えっ、ちょっ、待って待って待ってギャアァァァァァァア!!!!!!





































こうして私はおいしく喰われてしまったのです。



教訓:夜中に雲雀の部屋に行くべきではない。
































あとがき

久々にギャグ調子の夢がかけたよ!!!
最近くらいのばっかりだったし。
楽しんでいただければ私的には万々歳!!!
さてさて、今更ながらに思ったこと、文短い!!!!!!