孤児院にやってきてから数日。 まだ周りの環境に慣れる事が出来なくて、 同じ孤児院の子ども達とは言葉が通じない為に話せなくて、 友達といえば、親身になって言葉などを教えてくれるリィ兄ぐらいで誰もいなく。 食事も日本と違い、ご飯はなくパンと油っぽいものなのでなかなか食べる気になれなく、 箸からスプーンとフォークに変わったために使えない。 人が会話しているところに自分の名前らしきものが入っているとなにを言われてるのかと悪い方に考えてしまう。 そうしているうちに夜、眠れなくなり寝不足となってしまった。 『どうしたの、?』(二重カッコは英語) 「...。」 『?』 「...。」 は孤児院に来てから食生活の違いかご飯をあまり食べなく、言葉も教えているときはちゃんと話すが そのとき以外は首を振って『Yes』か『No』かを言う。 それに、孤児院の子達がの事を話しているときには必ず怯えた目をしてその子達を見ている。 まだ孤児院に慣れていないからしょうがないと思っていたけどここ数日、いつも顔を俯かせて目を擦っている。 少し心配になって話し掛けてみても返事が返って来なく、はただ俯いてるだけ。 ちょっとむかついたので僕の部屋に連れてってベッドに腰掛けの顔を覗くと真っ赤になっていた。 『?』 「...。」 しかも目は潤んでいて息苦しそうだったのでもしやと思い僕とのおでこに手を当てて熱を測ってみると案の定... すごい熱だった。 とりあえずの手を引っ張って僕のベッドに入れて横にさせ、先生に言いに行こうとしたら何かに突っかかった。 の方を見てみるとが僕の服の裾を持っていた。 そしてゆっくり首を横に振った。 「いかないで。」 何をいってるのかわからないが僕の服の裾を持つ手に力が入ったので行って欲しくないのだと思い近寄って頭を撫でた。 『タオル、取って来るだけ。だから、ね?』 そういうとおずおずと手を話したのですぐに先生の所にいき、タオルと水オケを持って部屋に帰った。 『。』 名前を呼ぶとさっきまでスッポリ被っている布団から顔を出した。 おでこの冷たい水に濡らしたタオルを乗っけた。 顔を良く見るとすごいクマが出来ていて最近ちゃんと寝てないのがわかった。 きっとここに慣れてないし生活スタイルが全然違うので緊張してしまったんだと思い、の手を掴んだ。 『寝ていいよ。』 そんなことをリィ兄から言われたようなきがして握っている手をもう片方の手で包んで目を閉じた。 今までは全然眠れなかったのに手を握ってくれる人が近くにいるという安心感ですぐに寝てしまった。 誰でもいいの、『眠れる夜は傍に居て。』 〜0あとがき0〜 ひさしぶりの更新。 いちおう眠れなかった夜が続いたので風邪を引いてしまい、 リドルに看病してもらいそのまま夜一緒にねるというような...話にしたかったんです。 まだまだですが、よんでくださりありがとうございました。 |