まわりは暗闇。

幸か不幸か…きっと後者だがわずかな光がさすのは小さな隙間。

小さな、部屋とも言えないところに膝を抱えて少女は必死に震えを、息を殺す。

例えどんなにその小さな体に誰かの叫び声が響渡っても…

例えどんなにその小さな隙間から血まみれになった自分の知り合いが倒れていて
も。

決してこの状況を創った張本人に少女の居場所をわからせてはいけなかった。
それが成し遂げられるとは到底思えないがそれでも少女は息を気配を震えを殺し
て立ち去るのを待った。













「!!」

「やっと見つけた。」

「…」

「こんなところに隠れてたんだね。
暗い所が苦手なのに良くがんばったね、。」

「…」

、顔を上げて。顔を見せてよ。」

「…ゃ」

「そぅ。
あっ、あのね。まだ外に生きてるマグルがいるんだ。が素直に言う
事聞いてくれるなら何もしなかったんだけど…」

「ゃだ!!殺さないで…」

「うん。殺さないでおこうと思ったんだけどね、でもは言う事聞かなかっ
たよね?」

「…言う事聞かなかったから殺しちゃうの?じゃあ今から」

。確かに言う事聞かなかったのもあるけどは僕から逃げたよね?


「…だから?」

「そぅ。考えてみて?どうしてこの人達が死んだのか…」

「私の…せい?」

「そぅだよ?が逃げたからこの人達は犠牲になったんだ。
それがわかってもまだは僕から逃げる?」

「…」

はさっきまであげていた顔を俯かせて首を縦に振った。

その返事を聞くと満足そうな顔をして紅い目の男は少女を抱いて立ち上がった。


「いい子。さぁ、行こうか」







紅く濡れた町に暗い夜空に輝く紅い月。

その中を紅い目をした男が歩いて行った。

その男の腕の中にはまだ幼そうな小さな女の子が眠っていた。

男は少女を再度確認し、少女の髪をかき上げておでこに唇を落とした。




「ねぇ。逃げても無駄、隠れても無駄。」












あとがき

ロリコンリドルが書きたかったんです!!
私は絶対にリドルはロリコンだと思うんですがどうですか?(笑)