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並盛区のとある商店街の裏道......。

ドカッ、バキ、ドコ...

...ッぅ...。

ゴホ...ゲハ...。

「...安心しなよ。
救急車は呼んどいてあげたから。
じゃあね。」






今日も今日とて学校の弱い草食動物どもを指導し、見回りではうまそうな群れを見つけて咬み殺していた。

そうこうしているうちに空もいい具合に色づいているので、そろそろ夕飯の時間だろう。

お腹もほどよくすいてきたので夕飯をどうするか、ぼんやりと考えながら家に帰った。














雲雀さんの...従姉妹バージョン!!!
















「...ただいま。」

「あ、おかえりなさい。
やっと帰ってきたね、恭弥ちゃん。
もう待ちくたびれちゃうところだったよ。」




......誰もいないと思っていた家に帰ってくると、夕飯のいい匂いと共に黒い艶のある髪を右のほうで一つに結び、

下だけエプロン?(上のがないヤツ...これ、何て言うの?)をつけ、おたまを持った女の人が玄関に走ってきた。



「ご飯にする?お風呂にする?それともテ・レ・ビ?」

「...何でいるの?」

「あれ?馨さん(恭弥さんのお母さんの名前)達から聞いてない?」

「聞いてない。」

「じゃあこれからのことを話さないといけないね。
...ま、とりあえずお腹すいたでしょ?ご飯たべよ。」

「.....うん。」







荷物を自分の部屋に持って行き、ダイニングにいくとすでに夕飯がならんでいた。

......ちょっと豪華だ。





「恭弥ちゃん、座って!!久し振りに恭弥ちゃんとご飯食べるからいつもより豪華にしてみたんだ。
じゃ、いただきます。」

「...いただきます。」




さんは僕の従姉妹でたしか今年22歳の大学生。

夏休みはとうに終わり、冬休みもまだだというのにどうしたんだろう...



「...ねぇ、さん。何でいるの?学校は?」



肉じゃがをつつきながら聞いてみる......この肉じゃがおいしい...


「学校はもう卒業しちゃったんだ。
単位は1、2年のときにババーっととっちゃって、卒論も早く終わらしたら先生方がいいよっていってくれたのよね。
それで、職を探してたら並盛中学校の教員が少なくて困ってるってあったから。」


「......並盛中の教員になったとか?」

「うん!!明日から一緒に行こうね、恭弥ちゃん♪」


























「採用したやつら、あとで咬み殺す


















あとがき

はじめてみました、シリーズ物。
最後、反転してみると文が出てきますよvv
リハビリな感じでやっていきます。

雲雀さん、何で教員がいなくて困ってるのか考えて下さい?
あなたの所為ですよ(笑)
あと、『テ・レ・ビ』ってやったとき、『・レ・』って顔文字に見えません?
一人うけてました。