(ロスバニオス)
平成18年(2006年)11月2日 |
今日は午前8時出発!
・・・の予定だったのだが・・・・
今日はステラさんが手配したドライバーが迎えに来るはずだったのに来ない!
携帯に電話したところホテルに迎えに来るように言っておいたのに、どういうわけか遥かかなたの別の場所にいると言う。
「あと30分はかかるって!何考えてるの!」とステラさんはカンカンに怒っている。
場所を間違えたのか寝坊したのか・・・・真相はわからないけど、結局45分遅れの出発となる。
しかし、道路は空いていて渋滞もなく快適なドライブ。
一部、お墓が近くにある町を通過する時だけは大渋滞。
人も車もごっちゃ混ぜ。
ここを通過すれば、そこからまた渋滞知らずの快適なドライブとなる。
そもそも今日、11月2日は『魂の日』といって、お墓参りをする日で、昨日、11月1日は『聖人の日』で本来はお墓参りをする日ではないのだそうだ。
ところが、いつの間にか1日と2日の2日間がお墓参りの日になってしまったという。
約1時間後、“カランバ”という町を通過。
ここはホセ・リサールが生まれた町だという。
ん?『生誕の地の碑』なんてものがあるかな?生家なんかが残ってるかな?
う〜ん、ちょっと予定を変更して立ち寄ってみたいところだが・・・・やめよう。次回にしよう。
ここから約10分で“ロスバニオス”
ステラさんが知っている『山下閣下最期の地』の入口は昔の入口。
「あら、ここじゃなさそうね」とステラさん。
旧・『山下将軍最期の地』入口 | 2003年5月1日訪問当時 |
旧・『本間将軍最期の地』入口 | 2003年5月1日訪問当時 |
「確か・・・周りが開発されたと聞いてますがぁ・・・・入口が変わったんじゃないのかなぁ〜」
「もっと手前から脇道に入ったと思うよ」と亀井さん。
ということで・・・・少し戻って脇道を探す。
亀井さんが一緒に来てくれたおかげで助かった。
この家の角を右に入る脇道が『山下将軍最期の地』へ向かう道です。 案内板も何も立っていないからわからない。 看板が欲しいねぇ。 脇道は乗用車1台程度の幅しかない狭い道。 慰霊団の観光バスは絶対無理。 といういことは・・・・日本人団体客は滅多に来なくなるということになる。 団体旅行のコースから外されてしまうなぁ。 そのうち・・・『最期の地』は忘れ去られてしまうのか? |
新・『山下将軍最期の地』入口 脇道の小道の突き当りが新しい入口。 立派な門も出来ていた。 写真の車は私が乗ってきた車です。 鳥居を模した門には『GENERAL YAMASHITA MEMORIAL MONUMENT』と看板が掛っている。 これに『由来』の看板でもあれば完璧なのだが・・・・ |
『将軍山下奉文終焉之地』の碑 | 2003年5月1日訪問当時 |
話では綺麗に整備されているとは聞いていたが・・・・
いやぁ〜変わっちゃったなぁ〜
綺麗な小さな庭園になっている。
昔の面影はどこぞ・・・・という感じ。
昨年の3月に屋根の瓦が割れていたので亀井さんが修復するよういくらかお金を管理人に渡したという。
瓦はセメントか何かで修復(?)されていたようだが・・・・
「これじゃ、雨漏りで木の部分が腐るぞ」と言う。
これを建てたのはWINSという団体らしい。
瓦を交換しないでこのままの状態で放置していたら雨漏りで腐るらしい。
なにせ亀井さんの本業は瓦屋さんだから詳しい。
しかし、知っているのか知らないのか・・・・今もって瓦は交換されていない。
折角立派な屋根を作ったのに・・・・
瓦を割ったのは近所の子供らしいが・・・・
早く瓦を交換したほうがいいんじゃないかなぁ〜
続いて『本間将軍最期の地』に行く。
以前とそれほど変わっていない隣の敷地。
以前、個人で慰霊碑をこのあたりに建てた人からメールを頂いたので、確認をしたかったのだが・・・・
慰霊碑の形も大きさも建立場所も正確に聞いていなかったので、パッと見た感じではどこにもそれらしきものが見当たらなかった。
無くなっちゃったのかね?
それとも私の探し方が悪かったのかな?
慰霊碑のところに到着したら、管理人のおじいさんが本間閣下の写真とお線香を持ってやってきた。
本間将軍の最期の地の慰霊碑 写真は、おじいさんが持ってきた本間閣下のお写真。 日の丸の旗は亀井さんが持参してきたもの。 私は持参したお線香をあげてお参りをする。 |
本間将軍の慰霊碑 | 2003年5月1日訪問当時 |
管理人のおじいさんの話ではおばあさんが昨年病没されたのだとか。
ニコニコした感じのいい人だったことを覚えている。
帰るときに門のところでニコニコしながら手を振って見送ってくれた姿が目に焼きついている。
ご冥福をお祈りしたい。
この本間さんの慰霊碑の場所も、そのうち整備されるというような話も聞くが・・・・・
果たしてどうなんでしょうか?
さて、そんなにここで時間を潰している余裕はない。
これから他にも廻るところがあるのだ。
ステラさんと亀井さんに促されてこの地に別れを告げ、次の場所に移動する。